トヨタプリウスは、2018年12月のマイナーチェンジでエクステリアが向上。さらに走行性と安全性が進化し、隙のないクルマに生まれ変わりました。
ここでは、新型プリウスを検討している方にむけ、おすすめのグレードをランキング形式でご紹介していきます。
それぞれの違いを押さえ、自分にとってベストなグレードを見つけてください。
プリウスのグレード構成は複雑なので、押さえておくべきポイントをまとめています。
トヨタ新型プリウスのグレードの見所
(出典:https://toyota.jp/prius/index_a.html/)
新型プリウスはハイブリッドエンジンが1種類だけのシンプルな構成ですが、グレードが多くどれを選んだらよいのか分かりにくいです。
プリウスのグレード選びで迷うのは当たり前なので安心してください。
本記事を通じて、グレードごとに分かれている違いを把握し、じっくりと検討した上でニーズに合った選択をしていきましょう。
プリウスは全7つのモデルがラインナップ
プリウスはスタンダードモデルのEに始まり、最上級グレードのAプレミアムまで、全部で7つのモデルが用意されています。
さらに駆動方式(2WD or E-Four)も含めると、13つに及びます。
グレード | 2WD | E-Four |
E | ¥2,565,200 | なし |
S | ¥2,612,500 | ¥2,810,500 |
S“ツーリングセレクション” | ¥2,783,000 | ¥2,981,000 |
A | ¥2,895,200 | ¥3,093,200 |
A“ツーリングセレクション” | ¥3,062,400 | ¥3,260,400 |
Aプレミアム | ¥3,234,000 | ¥3,432,000 |
Aプレミア “ツーリングセレクション” | ¥3,345,100 | ¥3,543,100 |
販売価格は2,565,200円~3,543,100円(税込)となっています。
スタンダードモデルのEを除き、全グレードに2WDとE-Four(4WD)を設定。
気になる燃費は34.0〜39.0km/Lとなっています。
E-Fourとは?2WDと4WDとの違い
プリウスでは駆動形式で2WDとE-Fourが用意されています。
E-Fourとは一言でいうと、トルク配分をコンピューターが自動制御して4WDと2WDを切り替えてくれるもの。
スタート時や全開加速時には4WDになり、通常走行時は2WDになるため状況に応じてベストな走行が可能になります。
ネックとしてはE-Fourを選ぶと価格が上がるという点になります。
ツーリングセレクションとは?
新型プリウスのグレードには、ツーリングセレクションが設定されていて人気があります。
ツーリングセレクションとは、プリウスにおけるスポーティーなタイプのグレードになります。
まず、標準グレードとツーリングセレクションではタイヤサイズが異なります。
- 標準グレード 15インチ
- ツーリングセレクション 17インチ
インチアップされることで、見た目と剛性が向上し、ステアリングに対するレスポンスや制動力が高まります。
その意味でも、スポーティーな走りをしたい方にはツーリングセレクションがおすすめ。
ただ、標準グレードの方が突き上げが少なく、しっとりと優雅な乗り心地を求める方には標準グレードの方が向いていると言えます。
上記のグレードの違いを押さえておくと、選びやすくなります。
新型プリウスのおすすめ人気グレードランキング
それでは、以下よりプリウスのおすすめグレードをランキング順でご紹介していきます。
5位までを厳選していますので、最後までチェックしてみてください。
- 1位 S “ツーリングセレクション”
- 2位 S
- 3位 A “ツーリングセレクション”
- 4位 A 2,895,200円~
- 5位 S “ツーリングセレクション” e-Four
以下では、それぞれくわしく解説していきます。
1位 S “ツーリングセレクション” 2,783,000円(税込)~
(出典:https://toyota.jp/prius/index_a.html/)
グレードランキング1位はS “ツーリングセレクション”。公式発表でも人気は1位です。
グレード的には中間に位置しますが、インテリア、各種装備共にもっともバランスの取れた一台に仕上がっています。
パワートレインは1.8リッターガソリンエンジン+モーターを採用し、燃費は最大37.2km/Lと驚異的な数値をただき出します。
インテリアはブラックとグレーから選べますが、おすすめのカラーリングはブラックです。
グレー基調のインテリアはブラックとのツートン仕様になっているのですが、これが少しチープに見えてしまうのが難点。
ブラック基調なら落ちついた印象になり、標準装備の合皮シートもより高級感が出てきます。価格帯も278万円からと狙いやすい点も魅力です。
2位 S 2,612,500円(税込)~
続いて2位にランクインしたのがSグレード。公式発表でも人気は2位です。
S “ツーリングセレクション”との違いはインテリア。S “ツーリングセレクション”が合皮シートを採用しているのとは対照的に、Sはファブリックシートを採用。
ファブリックシートは座り心地が良く、ロングドライブに向いています。インテリアのカラーリングはブラックのみですが、全体的にしまった印象で落ちついています。
S “ツーリングセレクション”と比べると、どうしてもメッキ加工の部分が少なく、センターコンソールはプラスチック感が出てしまいます。
それでもカラーリングに一体感があるので、受け入れられるレベルです。価格の割安さを考えれば、AよりSグレードの方がお得です。
足回りは15インチホイールキャップ付きアルミホイールという設定になっています。ファミリーユース向けの1台といえるでしょう。
3位 A “ツーリングセレクション” 3,062,400円(税込)~
A “ツーリングセレクション”はスポーティな外観に仕上げられたセンスの良い1台です。
足回りは注目度の高いチタン調塗装加工が施された17インチアルミホイール。走りに徹した車という印象です。
インテリアはシックなブラック調。専用の合成皮革シートは、本革シートと見間違えるほどの完成度です。手触りがよく、合皮シートの進化を感じさせます。
インパネ回りも光沢を出したカラーリングで、他のモデルよりも高級感にあふれています。
プリウスはパワートレインが同じという性格上、走りの面での差別化はほとんど感じられないのですが、このタイプはスポーティーな印象に仕上がっています。
S “ツーリングセレクション”より価格が高くなりますが、以下の安全機能が追加されます。
- インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]
- シンプルインテリジェントパーキングアシスト(巻き込み警報機能付)
安全性に加え、スポーティーな外観・走りにこだわりたい方にもおすすめです。
4位 A 2,895,200円(税込)~
4位にランクインしたのはAです。
中間に位置するグレードだけあって、インテリア、走行装備なども充実しています。
Aシリーズはラグジュアリーで高級感のある装備が多いですが、その中ではもっともお求めやすい価格になっています。
インテリアはグレーとブラックのそれぞれを選択できます。全体的にまとまり感のあるインテリア構成で、ファミリーユースに向いている一台といえます。
3位のA “ツーリングセレクション”とは異なり、Aタイプの足回りは15インチのアルミホイールなのでスポーティーさは薄れます。
また快適温熱シートが装備されていない分、価格はお安くなっています。
シート表皮はファブリックですが、下位モデルよりも高級感を出している点は評価でできます。手触りがよくフィット感が高いので、長距離ドライブでも疲れを感じさせません。
5位 S “ツーリングセレクション” e-Four 2,981,000円(税込)~
5位は、1位のS “ツーリングセレクション”のe-Four(4WD)モデルです。
このタイプは電気式4WDトヨタe-Fourを搭載。リアルタイムで走行状況をコンピューターがチェックしながら、スムーズな4輪駆動へ自動チェンジされます。
雪道・濡れた路面・山道・坂道でも適切な動力を配分してくれるので、安定した走行が楽しめるようになっています。
S “ツーリングセレクション” e-Fourは走りに特化した仕様となっているので、足回りも他のグレードとは一味違う装備になっています。
17インチホイールは存在感を高めてくれています。価格設定は300万円に届かないため、その分手が届きやすいモデルとなります。
公式発表の人気ランキング
公式発表の人気グレードランキングは以下の通りです。
- 1位 S ツーリングセレクションS
- 2位 S
- 3位 Aプレミアム ツーリングセレクション
1位と2位は当サイトと同じですが、公式発表ではAプレミアム ツーリングセレクションが3位にランクイン。
最上級グレードで価格は¥3,345,100となりますが、予算に余裕がある方にはおすすめです。
2WDとe-Four(4WD)の違いとは?
プリウスの動力系統は2WDとe-Four(4WD)の2タイプです。
プリウスはFFをベースとしているため、FRで味わえる力強い走りは若干かけてしまう印象です。
e-Fourは自動で4WDと2WDを切り替える
そこを補ってくれるのが4WDです。プリウスに搭載されるトヨタe-Fourはトルク配分をコンピューターが自動制御して4WDと2WDを切り替えます。切り替えはすべて自動制御で行ってくれるという頼もしい仕様になっています。
ただし、e-Fourにすると価格が高くなり、かならずしも必須ではありません。
街乗り中心であれば2WD、雪道や山道などを運転する機会が多い場合はe-Fourをチョイスすれば問題ないでしょう。
新型プリウスのおすすめグレードランキングまとめ
トヨタプリウスのグレー別ランキングを、もう一度おさらいすると次のようになります。
- 1位 S “ツーリングセレクション”
- 2位 S
- 3位 A “ツーリングセレクション”
- 4位 A
- 5位 S “ツーリングセレクション” e-Four
プリウスは高価格帯のAプレミアムやAプレミアム “ツーリングセレクション”を選ばなくても、充分に満足できる水準にあります。
中でも「S」シリーズは価格的にもお求めやすく、すべての方におすすめです。
低燃費かつゆとりのある室内、高い安全性能など、国内屈指の総合力を持ちあわせるのがプリウス(PRIUS)です。
ぜひ自分だけの一台を選び、プリウスでカーライフを過ごしていきましょう。