マツダのフラッグシップカーであるアテンザがマイナーチェンジして新型MAZDA6というネーミングに変わりました。
新型MAZDA6はワゴンとセダンが用意されており、エンジンのラインナップは主にガソリンエンジンとディーゼルエンジンです。
ディーゼルエンジンといえば、燃費がよいというイメージですが、新型MAZDA6の燃費はよいのでしょうか?
目次
MAZDA6(旧アテンザ)のカタログ燃費ランキング
(出典:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda6/?car_id=mazda6-sedan)
MAZDA6(セダン&ワゴン)のディーゼル車は、2001~2499cc(エンジンの総排気量)クラスの自動車です。
MAZDA6のグレードの中でも、最もカタログ燃費がよいのは、2WD・ターボディーゼル車となっておりセダンは22.4km/L、ワゴンは22.2km/Lです。
同じクラスに属するカタログ燃費(JC08モード)のランキングを紹介します。
カタログ燃費ランキング (総排気量:2001~2499cc)
- 1位 マツダ MAZDA6セダン (ディーゼル):22.4km/L
- 2位 マツダ MAZDA6ワゴン (ディーゼル)::22.2km/L
- 3位 マツダ CX-5 (ディーゼル):18.0km/L
- 3位 トヨタ エスティマ (ハイブリッド):18.0km/L
- 5位 マツダ CX-8 (ディーゼル):17.6km/L
- 6位 メルセデスベンツ GLC(ディーゼル):16.2km/L
- 7位 メルセデスベンツ Vクラス (ディーゼル):15.3km/L
- 8位 三菱自動車 アウトランダー:14.6km/L
- 9位 ホンダ オデッセイ:14.0km/L
- 10位 三菱自動車 デリカD:5 (ディーゼル) :13.6km/L
このクラスは燃費がよいディーゼルエンジンを搭載した車が多いですが、マツダ MAZDA6ワゴン (ディーゼル)は2位、セダン (ディーゼル):22.4km/Lは1位に輝います。
同クラスで考えると、とてもカタログ燃費はよい自動車であることが明白です。
MAZDA6が低燃費を実現できる理由
(出典:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda6/?car_id=mazda6-sedan)
エンジン性能に優れるMAZDA6ですが、低燃費を実現する最大の理由はi-stop(アイ・ストップ)が採用されたことが大きいといわれます。
i-stopのしくみ
i-stopでは、ブレーキペダルを踏んで停止することで、自動的にエンジンをストップさせることができます。さらに、ブレーキペダルから足を離すと自動でエンジンがすぐ再スタートし、燃費向上に寄与します。
エンジンの再スタートにかかる時間は、ガソリン車が約0.35秒、ディーゼルは車が約0.40秒。この積み重ねがMAZDA6の低燃費を支えています。
新型MAZDA6(アテンザ)の実燃費は?徹底まとめ
(出典:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda6/?car_id=mazda6-sedan)
新型MAZDA6のカタログ燃費について、ここまでご紹介しました。
しかし、通勤や買い物、ドライブなど一般的な走行の燃費について知りたいという人に、実燃費を紹介します。
結論からするとMAZDA6(アテンザ)は実燃費も優れています。
まずセダン車の実燃費についてのアンケート結果は次の通りです。
MAZDA6セダンの実燃費は18.5km/L
Aさん:17.07km/L
Bさん:17.28km/L
Cさん:21.58km/L
Dさん:18.84km/L
Eさん:11.75km/L
Fさん:17.64km/L
Gさん:21.65km/L
Hさん:20.52km/L
Iさん:20.29km/L
Jさん:17.97km/L
実燃費は11.75~21.65km/Lで、平均で約18.5km/Lという結果となっています。
JC08モード燃費達成率は約82.6%となっており、合格が80%と考えると素晴らしい値です。
一方、ワゴン車の実燃費についてのアンケート結果は次の通りです。
ワゴンの実燃費は18.9km/L
Aさん:26.33km/L
Bさん:18.25km/L
Cさん:20.38km/L
Dさん:13.22km/L
Eさん:21.48km/L
Fさん:20.49km/L
Gさん:17.46km/L
Hさん:13.67km/L
Iさん:24.24km/L
Jさん:13.31km/L
実燃費は13.22~26.33km/Lで、平均で約18.9km/Lという結果となっています。
JC08モード燃費達成率は約85%となり、合格が80%と考えるとこちらも素晴らしい値です。
カタログ燃費ではセダンのほうが僅かに燃費がよいですが、実燃費ではワゴンのほうが燃費がよい結果となりました。
WLTCモードでは19.6km/L
MAZDA6ではWLTCモードと呼ばれる、実燃費に近いとされる数値も公開されています。
もっとも燃費が優れるクリーンディーゼルエンジン(2WD/6MT)の数値は以下の通りです。
- WLTCモード燃費:19.6km/L
- 市街地モード:16.5km/L
- 郊外モード:19.3km/L
- 高速道路モード:21.9km/L
市街地の燃費は落ちますが、高速では20km/Lを超える低燃費となっています。
新型MAZDA6(アテンザ)の燃費に関する口コミ
これまで、カタログ燃費や実燃費を紹介してきましたが、ユーザーはこのような燃費をどう考えているのでしょうか>
ここでは口コミを元に、新型MAZDA6の燃費について紹介します。
高速道路を中心に走ると18km/Lとなり少しよくなりますが、できれば20km/Lくらいの燃費が希望ですね。」
アクセルオンオフを激しく繰り返すと燃費は12km/L、車速60km/h、5速で燃費は17km/Lという結果です。
市街地は苦手な車という感じですが、不満はありません。」
市街地の燃費には不満の声も
口コミから新型MAZDA6は、高速走行では燃費がよいですが、市街地では燃費が悪くなり、その点にユーザーが不満に思っているようです。
具体的な改善策は、後述する「燃費を向上させるコツ」を確認ください。
ライバル車との燃費比較
新型MAZDA6セダンのライバルとしてよく登場するのがスカイラインです。
一方、新型MAZDA6ワゴンのライバルと登場するのがレヴォーグとなっています。それぞれ燃費を比較してみましょう。
新型MAZDA6セダンVS スカイライン
新型MAZDA6セダン:22.4km/L km/L(カタログ燃費)、18.5km/L km/L(実燃費)
スカイライン: 18.4km/L(カタログ燃費)、12.17km/L(実燃費)
新型MAZDA6ワゴンVS レヴォーグ
新型MAZDA6ワゴン: 22.3km/L km/L(カタログ燃費)、18.9km/L(実燃費)
レヴォーグ(4WD・CVT・ターボ車): 13.2km/L(カタログ燃費)、10.57km/L(実燃費)
新型MAZDA6はライバル車と比べても、カタログ燃費や実燃費で優れているといった結果になりました。
MAZDA6(アテンザ)の燃費を向上させるコツ
紹介した口コミからわかるように、新型MAZDA6は高速走行の燃費に比べ、市街地走行での燃費が悪いため対策をご紹介します。
アクセルの強弱に要注意!
トータルでの燃費を向上させるためには、市街地走行でのアクセルワークに気をつけることが最大のコツです。
具体的にはエンジンの回転数をあまり上げずに、アクセルはじわりじわり踏んで加速していきましょう。アクセルを急に全開にすることは避けてください。
市街地走行ではこれだけでも実燃費を抑えることが可能です。
また、インテリジェント・ドライブ・マスターが搭載されていますが、コーチング機能を「グリーンランプ(やさしい運転)」にすると、燃費の向上が期待できます。
【結論】新型MAZDA6の燃費は優れている
全体のまとめ
カタログ燃費 | 実燃費 | |
MAZDA6 セダン | 22.4km/L | 18.5km/L |
MAZDA6 ワゴン | 22.2km/L | 18.9km/L |
MAZDA6は同クラスの車と比べるとカタログ燃費、実燃費ともに優れていることが判明しました。燃費達成率も高く、文句ない水準です。
高速の走りに対し、市街地での燃費が落ちる点には注意が必要ですが、ぜひ今回ご紹介した運転方法を取り入れてみて下さい。