トヨタは、2023年8月に「ランドクルーザー70」の復刻版を発表し、新車で購入できるとして多くのファンから注目を集めています。
2023年11月に発売が予定されていますが、人気の高さから買いたくても買えないケースが想定されます。
そこで今回は、再再販売のランクル70が買えない場合の対処法をご紹介します。
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目次
【復刻版】ランクル70が買えない?受注停止リスクについて
ランドクルーザー70は、初期受注枠がわずか400台程度と予測され、購入自体が狭き門となるでしょう。
年間生産予定も7,000台程度が見込まれ、一時受注停止になる可能性があります。
現在、2021年から販売されているランドクルーザー300も一時的な受注停止が発生しています。その原因は、人気による需要過多と転売による買い占めです。
このような状況では、復刻版のランクル70が手の届きにくいクルマとなるリスクは高いでしょう。
抽選実施店が多い
初期受注枠については、一部の販売店においてランクル70の初回割当がわずか1台で抽選制となっているため、購入のチャンスは限られているという声があります。
このような抽選実施店も多いため買える保証はありません。
さらに、抽選さえ行われない、既存顧客でないと注文を受け付けられないという条件を設けている店舗も存在します。

ただ、ランクル70は販売店ごとに在庫や販売方法がことなります。すぐに諦めることはありません。
ランドクルーザー70が買えない場合の対処法
復刻版ランドクルーザー70の人気は高く、多くの人が購入を望んでいます。
しかし、少ない初期受注枠や高い需要などで、購入は容易でないのも事実です。
そこで、ランドクルーザー70が手に入らない場合に検討すべき対処法をいくつかご紹介します。
一度ダメでも諦めずに待つ
ランドクルーザー70の初期受注枠は非常に限られており、その後の生産量も不確かなため、初期受注枠に固執しないようにしましょう。少量ゆえに厳しい購入条件が設けられることも考えられます。
仮に契約ができなかったり、抽選漏れしてもランクル70はカタログモデルのため諦めることはありません。
一度ダメでも間をおくことで、受注枠が変動して手に入る可能性があります。過去には受注停止だった車が一時的に受注枠を再開した事例も見られます。
ランクル70は万人向けではないため、諦めずにタイミングが合えば購入できるケースは充分ありえます。
複数の販売店をまわる
ランドクルーザー70の販売状況は地域や店舗によって異なり、一つの店舗に依存すると見逃してしまうチャンスも多いです。
一口に販売店といっても、メーカーと特約店契約をしている正規ディーラーと、非正規の自動車販売店が存在し、規模も注文枠もさまざまです。
ある販売店では注文枠が埋まり受注停止になっても、他店ではそうでもないというケースは起こりえます。
複数の販売店をまわり、さらいキャンセル待ちの申し込みをしておくことで確率を高めましょう。
代わりの車を探す
ランドクルーザー70が手に入らない場合、代わりとなる車を検討することも非常におすすめです。
現在、オフロード性能や耐久性で同等の車種はたくさんあり、同じ性能を持ちながらもコストパフォーマンスに優れる車種を選ぶことで、結果としてより満足できる可能性があります。
選択肢を広げて市場全体を見渡すことで、自分のニーズに最もマッチする車種を見つけ出すことができるでしょう。
ランドクルーザー70の代わりになるおすすめ車3つ
ここでは、ランドクルーザー70の代わりになる、おすすめ車を3つご紹介します。
いずれもランクル70に劣らない魅力があるでしょう。
1.ランドクルーザー250
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ランドクルーザー70と250は、どちらも本格オフロードを意識したランドクルーザーのDNAを受け継いでいます。
しかし、250系は現代の電子デバイスや先進技術を惜しみなく取り入れ、ランドクルーザー史上最高レベルの悪路走破性を実現しています。
現代的なデザインも取り入れられており、高度な機能性を求めるなら、250系もおすすめです。
2.ランクルミニ
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ランクルミニは、トヨタが現在新たにランクルシリーズとして開発しているミニサイズのランドクルーザーで、2024年販売が見込まれています。
ランドクルーザー70が発表された際に映し出されたスクリーンに、コンパクトなSUVのシルエットが登場し、それがランクルミニと言われています。
ランドクルーザー70より小型であるため、オフロード仕様ながら燃費が良く、運転や取り回しが容易になるでしょう。
価格も抑えられるため、SUV選びにおいて視野に入れておく価値は十分にあります。
3.トライトン
トライトンは、三菱が製造・販売しているピックアップトラックです。
2023年7月にフルモデルチェンジが行われ、日本では2024年初頭に販売予定ですが、ランクル70に引けを取らない耐久性と悪路走破性を備えています。
特に悪路での性能は卓越しており、傾斜角20度以上のモーグルや大きな凹凸路も容易に走行できます。
オフロードから日常使いまで安定した走行ができ、走りが楽しいSUV車です。
これら3つの車種は、ランドクルーザー70が持つ頑丈さやオフロード性能はもちろん、独自の特長や利点を持っています。
万が一、ランクル70が買えなくても満足のいくカーライフが送れるでしょう。
ランドクルーザー70の購入を諦める必要はない
ランドクルーザー70を購入できるのかという点において多くの懸念がありますが、諦める必要はありません。
近年の自動車業界における半導体不足の影響は緩和されており、ランドクルーザー300の納期も、現在は大幅に短縮されています。
さらに追い風となるのが、トヨタが2023年の世界生産計画を約1020万台と、過去最高の生産台数に設定していること。
業界全体の好転とトヨタの積極的な姿勢を考慮すると、今は買えなくても状況が変わる可能性があります。
筆者も長らくトヨタの販売を見てきましたが、一時的に受注枠が拡大するケースがあります。
どうしても購入した場合は、定期的に情報をあつめて諦めないことが肝心です。
全体のまとめ
今回は、復刻版ランドクルーザー70の抽選漏れや受注停止になって買えない場合の対処法をご紹介してきました。
その人気ゆえにすんなり購入できる車ではありませんが、今回挙げたポイントを押えれば購入できる可能性はあります。
70系は万人受けする車ではないため、ずぐに諦めずに状況に応じて対応していくと良いでしょう。
ランクル70は魅力的な車ですが、それだけでなく、他の車種も十分にその価値があり、用途やライフスタイルに合わせて最適な選択ができる時代です。
万が一、ランクル70が買えなくても悲観的になることはないでしょう。