トヨタの大人気車種であるランドクルーザープラド。
「ランクルプラド」の愛称で親しまれ、悪路走破性と頑丈なボディ剛性、そして信頼性から日本だけではなく世界中で愛されています。
ランクルプラドの現行モデルはデビューから14年が経過し、フルモデチェンジで「ランクル250」に生まれ変わりました。
今回は、フルモデルチェンジしたランクル250の値段や発売日、グレード一覧表など最新情報を紹介します。
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目次
新型プラド、フルモデルチェンジで「ランクル250」に変更
ランドクルーザープラドは、「ランドクルーザー250」として生まれ変わり、2023年8月2日に世界初公開されました。
変更理由としては、ランドクルーザーの下位互換というイメージを刷新するため。
これまで「ランクルプラド」や「プラド」と言われてきましたが、ランクル250になることで「ランクル」として独立した存在になることが期待されます。
また、米国ではプラドが「ランドクルーザー」の名前で販売されているため「ランクル250」にすることで統一されるメリットがあります。
ランクル250となり大きく生まれ変わる
ランクル250はデザイン、サイズ、スペック、装備すべての面でプラドから進化し、生まれ変わりました。
デザインは大幅に刷新されて、丸目タイプのファーストエディション(初回限定)と通常版の2種類を用意。(上記画像は丸目タイプ)
サイズもプラドからひとまわり大きくなっています。
全長 | 全幅 | 全高 | |
ランクルプラド | 4,825mm | 1,885mm | 1,835-1,850mm |
ランクル250 | 4,925mm | 1,980mm | 1,870mm |
実車を見た私の印象ですが、ランクル250はサイズの大きさが車のカッコよさにつながっており、大きさに必然性を感じました。
確かに生で見ると大きいですが、それが見事に調和しています。
プラドが、"ランドクルーザー250"という名称でリリースされることで、新型モデルに対する期待はこれまでになく高まっています。
新型プラド(ランクル250)の発売日はいつ?価格帯は
ランクル250の発売日は、2024年4月18日にファーストエディションから市販が開始し、通常モデルの市販開始が5月以降となります。豊田自動織機の不正の影響もあり1ヶ月の延長されました。
2024年4月25日よりランクルプラドと同じ羽村工場と、新たに田原向上でも生産開始されます。
現行プラドの生産が終わるタイミングが2023年11月であり、そこで新型に切り替わるはずでしたが生産の都合で遅れました。
すでに事前受付を開始している販売店は多く、なるべく早めに購入の意思を伝えておきましょう。
基本は抽選販売ですが、ファーストエディションをのぞく一般モデルは通常販売するところも多いでしょう。
ランクル250の価格
ランクル250の正式価格は520万~785万円となり、プラド(4代目、150系3,670,000円〜)よりも大幅な価格上昇となります。
ファーストエディションと通常モデルの2つが発売され、それぞれグレード別の価格は以下のとおりです。
ファーストエディション
グレード | エンジン | 価格 |
VX | 2.7ℓガソリン | 590万円 |
2.8ℓディーゼル | 700万円 | |
ZX | 2.8ℓディーゼル | 785万円 |
通常モデル
グレード | エンジン | 価格 |
GX | 2.8ℓディーゼル | 520万円 |
VX | 2.7ℓガソリン | 545万円 |
2.8ℓディーゼル | 630万円 | |
ZX | 2.8ℓディーゼル | 735万円 |
値上げの要因としては、インフレによる生産部品のコスト上昇や安全システムの追加、ディスプレイオーディオの標準化、パワートレインの改変などが挙げられます。
私自身は、プラドと比べてインテリアの高級感がアップした印象が強く、500万円超でも納得感はありますが「高すぎる」という声も多く出ています。
価格帯はプラドよりランクル300に近いと思っておくと良いでしょう。
新型プラド(ランクル250)の魅力を解説!グレード一覧表あり
ランクル250のデザインは、2023年8月2日に世界初公開されました。
「ランクル60」のレトロ感と「レクサスGX」の高級感を組みあわせたエクステリアが大きな反響を呼んでいます。
全グレード一覧表
通常モデル | ファーストエディション | ||||
グレード | ZX | VX | GX | ZX | VX |
発売 | 2024年6月~8月予定 | 2024年4月18日 | |||
エンジン | 2.8ディーゼル | 2.7ガソリン 2.8ディーゼル | 2.8ディーゼル | 2.8ディーゼル | 2.7ガソリン 2.8ディーゼル |
価格 | 785万円 | 545万円(2.7) 630万円(2.8) | 520万円 | 785万円 | 590万円(2.7) 700万円(2.8) |
ライト | 角目 | 角目 丸目(OP) | 角目 | 丸目 | 角目 丸目(OP) |
エンジン | 2.8ディーゼル | 2.8ディーゼル 2.7ガソリン | 2.8ディーゼル | 2.8ディーゼル | 2.8ディーゼル |
シート | 7人乗り/3列 | 7人乗り/3列 | 5人乗り/2列 | 7人乗り/3列 | 7人乗り/3列 |
タイヤ | 20インチ | 18インチ | 18インチ | 18インチ | 18インチ |
色 | プラチナホワイト ブラック サンド×ライトグレー | プラチナホワイト ブラック ブロンズ | スーパーホワイト ブラック | プラチナホワイト ブラック サンド×ライトグレー | プラチナホワイト ブラック サンド |
丸目の標準装備はファーストエディション「ZX」のみで、残りは「VX」にて有料オプションで取りつけることができます。
ボディーカラー展開もグレードごとに異なりますので確認しておきましょう。
エクステリア
外観は「ランクル300」に近いサイズとなり、横幅はランクル300の1,980mmを越えた、2,139mmとなっています。
フロントマスクは、丸目のタイプを含む2つの異なるデザインが用意されます。丸目についてはファーストエディションが標準装備の他、「VX」グレードでも有料オプションで選択可能です。
「原点回帰」を思わせるようなレトロ感に加え、ランドクルーザー300と同様にシャープで角ばった印象があり高級感が表現されています。
直線基調のデザインは正確なハンドリングをするため左右の見切りの良さを追求した結果で、より実用的なデザインとなります。
実車を見てみると『ハイラックス』から引き継いだ大型のタイヤハウスにより、その存在感が一層増していていました。
ランクル300と同じフレームを採用
また、ランクル250は、上位モデルの「ランクル300」と同じフレームである「GA-F」プラットフォームを採用。
これは、トヨタが最新のTNGA設計思想に基づき、ランドクルーザーの伝統的なラダーフレームを一新したもの。
このプラットフォームは、車重の軽量化、重心の最適化、サスペンションの改良などにより、全体の安定性と剛性を向上させることに成功しています。
なお、この「GA-Fプラットフォーム」は、レクサスのフラッグシップSUVである「LX」でも使用されています。上位グレードと同じプラットフォームを共有しているというのは喜ばしいニュースと言えるでしょう。
ディーゼルターボに8速ATを追加
パワートレインは「プラド」から継承する形で直4「2.8ℓディーゼルターボ」「2.7ℓガソリン」の2タイプとなり、VXグレードを除く全てが「2.8ℓディーゼル」となります。
ディーゼルターボには8速ATが追加され、車のパフォーマンスが向上し、スムーズで力強い走りが楽しめるようになりました。
今後は新世代「2.4ℓターボハイブリッド(8速AT)」の国内導入も予定されており、燃費とオフロードのバランスはランクル随一となるでしょう。
豪華なインテリアと充実した装備
ランクル250は、インテリアと装備においても豪華かつ充実しており、高い注目度を集めています。
注目ポイントは以下の通りです。
- 上級モデル: 12.3インチの超ワイドディスプレイ搭載
- 全グレード: フル液晶メーター搭載
- 電動パワー ステアリング: 採用
- パワー調整機能付きヒーター: 採用
- ベンチレーション付きSofTexフロントシート: 採用
- タイプC USBポート: 7箇所に増量
- Toyota Safety Sense 3.0スイート: 標準装備
- 新開発複筒式ダブルウィッシュボーン式ショック: 採用
- コイルスプリング式マルチリンクサスペンション: 採用
ランクル250は、細部までこだわり抜いた上質な作り込みと、トヨタの先進技術を存分に体感できる充実した装備が魅力です。
ランクル250に関するQ&A
発売方法は抽選ですか?
抽選販売を採用する販売店が多いですが、ランクル250は高価格帯であることや、生産台数が少なくないことから通常販売されるケースもあります。
ファーストエディションをのぞく一般モデルは通常販売するところも多いでしょう。
在庫状況によってことなるので、販売店に問い合わせてみましょう。
パノラマムーンルーフはありますか?
ランクル250では「GX」グレードをのぞく全てのグレードで「チルト&スライド電動ムーンルーフ」が標準装備となります。
新型プラド(ランクル250)の最新情報まとめ
フルモデルチェンジされた新型プラド(ランクル250)について、全体をまとめると以下の通りです。
- ランクル250の名称で販売が決定
- 発売日は2024年4月18日
- 価格帯は520~785万円
- デザインはプラドから一新される
- プラドより一回り大きなサイズに変更
- 内装、スペック、装備は大幅に進化
ランクル250はプラドから名称を変えて生まれ変わり、あらゆる面でスケールアップされました。
発売日はファーストエディションが2024年4月18日からとなり、価格帯は520万円~785万円となっています。
本ページを参考に、ぜひ自分好みの一台を見つけてください。
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