本ページでは、フルモデルチェンジした新型フォレスターの価格や日本発売日、魅力を解説します。
スバルは、2023年11月16日にアメリカで開催された「ロサンゼルスオートショー2023」にて、フルモデルチェンジを果たした新型「フォレスター」を初公開しました。
フォレスターは約6年ぶりのフルモデルチェンジで、デザインの変更と、安全装備や快適性が向上する新機能を搭載し、注目されています。
「ひどい」と言われるポイントも言及しているので参考にしてください。
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目次
フルモデルチェンジしたフォレスターの特徴と変更点
フルモデルチェンジしたフォレスターの特徴と変更点を見ていきます。
サイズとデザイン
(5代目)フォレスター | (6代目)新型フォレスター | |
全長 | 4,640mm | 4,656mm |
全幅 | 1,815mm | 1,829mm |
全高 | 1,715-1730mm | 1,730mm |
ホイールベース | 2,670mm | 2,670mm |
フルモデルチェンジした新型フォレスターのボディサイズは、全長4,656mm×全幅1,829mm×全高1,730mm、ホイールベース2,670mmです。
5代目フォレスターと比べて全長が約16mm、全幅が約14mm拡大し、より存在感のある外観となりました。
日本国内では新しいデザインについて「新規性がない」など賛否両論も出ているようですが、私が見ている海外メディアでは否定的な声は見られません。
特に注目すべきは、「コの字」ランプデザインを廃止することより、現代的で洗練された印象を与えている点。
ヘキサゴングリルのデザインは継続しつつ、六角形のフレームの主張を控えめにしてライトとつなげることで、デザインにまとまりと高級感をもたらしました。
力強さは弱まったものの、この点は好みの範疇といえそうです。
流れるような美しいデザインは新型フォレスターの注目の一つです。
内装・インテリア
内装は高級感のある造りで、合成皮革とスエード調ファブリック、革巻きのギアセレクターやヒーターとベンチレーションを備えたフロントシートなど、さまざまな素材が適切に組み合わせられています。
後部座席はさらに広くなり、大の大人の頭・腰・足元に十分なスペースが確保され、子供から大人までゆったりと過ごすことができます。
人気の大開口サンルーフを兼ねそなえ頭上の高さと解放感がある一方で、床は低めに設計されているため乗り降りも苦になることはありません。
インテリアは、最新のスバル車に見られる11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイが採用され、車内の快適さと利便性が大幅に向上。
初公開モデルはメーターパネルはアナログ式が採用され「ひどい」「古い」という口コミも出ていますが、日本仕様では12.3インチのフル液晶メーターの導入が期待されます。
荷室は2 列目を折りたたむと、たたみ2畳分ほどの広大なスペースが生まれるなど収納性も魅力の一つです。
パワートレイン
パワートレインの面は、国内では引き続き2ℓNA+モーターの「e-BOXER」と、1,8ℓターボが採用される見込みです。
スバルはトヨタとの技術協力による新ハイブリッドシステムを、1年後に新型フォレスターに導入することを予告しています。
新ハイブリッドシステムは、ドライビングの楽しさと環境への配慮の両立を実現し、よりダイナミックなパフォーマンスと快適な乗り心地により商品力が一段と高まります。
具体的な機能を見ていくと、レヴォーグで好評の2ピニオンの電動パワーステアリングを新たに採用し、よりダイレクトで精密な操作感を実現することで、運転の楽しさが増しています。
さら、スバル自慢のアクティブトルクスプリットAWDをアップデートし、走行安定性も高まりました。
新型フォレスターのパワートレインは全方位で進化し、走りの面でも非常に注目といえる内容になっています。
安全装備
安全装備では、スバル独自のアイサイトが歴代最高の進化を遂げています。
新たに搭載される3眼アイサイトは、ステレオカメラと単眼広角カメラを組み合わせ、低速時には二輪車や歩行者を認識する単眼のカメラを用いることで、自動ブレーキに対応します。
さらにフルモデルチェンジで注目すべきは、ドライバー異常時対応システムの採用です。
これは「車線中央維持制御」や「先行車追従操舵制御」が作動中に長い間ステアリングを操作しなかった場合、車両は自動的に停止してハザードランプを点灯させてドアのロックを解除します。
これらの安全面の進化は、ドライバーと乗員にとっての安心感を更に高めています。
フォレスターのフルモデルチェンジ・日本発売日はいつ?
気になる新型フォレスターの日本発売日ですが予想は以下のとおりです。
- アメリカ市場での発売:2024年の春以降
- 日本市場での発売:2024年の秋以降
スバルは、新型フォレスターを2024年の春にアメリカ市場で発売することを明らかにしています。
しかし、日本における新型フォレスターの発売時期は、現時点では未発表となります。
フォレスターの一部改良と特別仕様車のタイミング、歴代モデルのフルモデルチェンジ周期と発売日を考慮すると2024年の秋から冬にかけての発売が有力視されます。
この時期は、新しい技術やデザインを反映した最新モデルを市場に投入するための最適なタイミングといえます。
フォレスターはスバルのSUVラインナップにおいて重要な位置を占め、大きな注目を集めることになるでしょう。
フルモデルチェンジ版フォレスターの予想価格
新型フォレスターの価格は、価格帯は従来の299万~363万から、310万~399万程度と予想されます。
新たに追加される機能や技術の影響により若干の価格上昇が見込まれます。
アメリカ市場では既に「Base」「Premium」「Sport」「Limited」「Touring」の5つのグレードが発表されており、日本の予想価格に当てはめると以下のとおりです。
予想価格 | |
Base | 310万円前後 |
Premium | 340万円前後 |
Limited | 370万円前後 |
Sport | 399万円前後 |
Touring | 399万円前後 |
これらの価格設定は、現行モデルと比較しても大幅な変動がなく、スバルが従来の顧客層を維持しつつ新しい顧客を引き付けることが可能です。
国内外でコストパフォーマンスに優れたモデルとして認知されており、値上げは最小限になるでしょう。
また、国内仕様の現行モデルには「e-BOXER」ハイブリッド仕様の発売も2026年に予告されていますが、これについての詳しい言及はまだありません。
新型フォレスターはひどいというのは本当か?
新型フォレスターは「フォード エクスプローラー」や「ホンダ CR-V」などの車とデザインが似通っているためネガティブな印象を与えている可能性はあります。
しかし、日本国内における反応について「ひどい」というあまり見られず、以下のようにポジティブな口コミが多い印象を受けます。
新型フォレスターがフォード エクスプローラーっぽい外見で悪くないね!
次の車はSUVだろうかろ国産車の場合候補だな pic.twitter.com/Kep4Afoq5x— ゼファー🇯🇵🇨🇱 (@zephyritself) December 11, 2023
新型フォレスター
大きなグリルと鋭いライトのデザイン、なんだけどどこか野暮ったさを感じるところが何ともアメ車感を感じるデザインですねー🤔
ルーフキャリーにテント道具を載せたりして個人的には結構好き😊 pic.twitter.com/PPmZiiyaks
— アルファδ婚活垢 (@delta111523) December 6, 2023
海外の大手メディアの評価を確認しても、どのメディアでも10点満点で7点以上を獲得しており、総合力やコストパフォーマンスの高さが評価されています。
「ひどい」というのは噂レベルであまり心配する必要はないでしょう。
フォレスターのフルモデルチェンジ情報まとめ
今回は、フルモデルチェンジしたスバル新型フォレスターの価格や発売日、魅力について解説しました。
- 現代的で洗練された見た目にアップデート
- デザインは一部で賛否両論も
- 車内の快適さと利便性も大幅に向上
- トヨタとの技術協力による新HVシステムを導入
- 日本発売日は2024年後半が有力
- 値上げは最低限にとどまる見込み
新型フォレスターは、現行モデルから大きくデザインが一新され、大きな注目を集めています。
全ての面で商品力が高まっており、より洗練されたデザイン、進化したパワートレインとテクノロジー、新たな安全性能など総合力の高いSUVといえます。
価格に関しては、現行モデルと比較しても大きな変動はないと予想しますが、買い手にとって魅力的な設定が期待されます。
日本市場での発売日は未定であり、詳細な情報はスバルからの公式発表を待つ必要があります。新型フォレスターの登場に向けて、今後の動向に注目していきましょう。