このブログでは、スズキ新型ジムニーの値引き相場と交渉のコツを解説していきます。
ネット上ではジムニーの値引きについて根拠のない情報が錯綜しています。
筆者は本業が車関係であり、ジムニーの販売について精通していますので、より正確な情報をお届けします。
現場のリアルな値引き情報をご紹介していきます。
目次
ジムニーの値引き最新情報まとめ
まずは、新型ジムニーの値引き情報について全体をまとめました。
- 値引き相場はオプション込みで10万~13万円
- 限界額は25万円
- 値引きはやや辛口
- ジムニー同士で競合させるのがおすすめ
- 限界額を引き出すには下取りアップが必須
- おすすめグレードは「XC」
値引きはカンタンではありませんが、充分に期待できる水準です。
新型ジムニーについては、フルモデルチェンジでデザインを刷新し、かっこいい軽自動車ランキング1位に選ばれるなど、高い人気をほこっています。
それでは、以下よりくわしい値引き情報を見ていきましょう。
新型ジムニーの最新値引き相場
- 本体値引き:5万~8万
- オプション値引き:5万円
- 本体+オプション:10万~13万
- 値引き限界:25万円
注意点としては、ディーラーと特約店で本体値引き相場は異なるので気をつけて下さい。
- ディーラー:3%(5万円)
- 特約店:5%(8万円)
ディーラーで約3パーセント、特約店が約5パーセントです。新型ジムニーの中間グレードの本体価格が161万1500円(税込)ですから、これをベースに算出した場合、ディーラーで約5万円、特約店で約8万円の値引きを引き出せる可能性があります。
ディーラーと特約店の違いとは?
ここで気になるポイントが、ディーラーと特約店の違いではないでしょうか。意外に知られていませんが、スズキは正規ディーラーより、特約店の方が地域に多く存在します。
<<特約店とは?>>
特約店 メーカーと特定の条件が付いた特約契約を結び、販売活動を任された卸売業者です。(出典元:マーケティングがわかる事典)
正規ディーラーは、メーカーから厳しく値引きを制限されているパターンが多いですが、特約店にはそのような圧力は存在しません。
そのため、メーカーからの圧力のない特約店の方が、値引きも少し高めに設定できる仕組みになっています。
特約店の見極め方
正規ディーラーと特約店の見分け方ですが、特約店は基本的に、個人が経営している販売店や整備工場になります。スズキの看板を掲げていて、横の方に別に社名を掲載しているお店は特約店と考えてください。
お得に新型ジムニーを購入するなら、特約店も押えておくとよいでしょう。
中古車を高く売る方法を確認
もし車の乗り換えを検討している場合、まずは中古車を高く売ることから考えましょう。
中古車を一番高く売る方法は、複数のお店に査定依頼を出すことです。
人気のナビクル車査定なら簡単な入力で、無料で一括査定の結果が分かるのでおすすめですよ。
新型ジムニーの見積もり価格の目安
新型ジムニーの見積もり価格がいくらくらいになるかシミュレーションをしてみました。
人気No.1のXCグレード(5MT)の場合
- 本体価格:¥1,744,200
- フロアマット:¥11,502
- ラゲッジマット:¥17,982
- UV+IRカットフィルムセット:¥21,762
- ナビ:¥120,258
- ETC:¥21,816
- 諸費用合計金額 :¥ 133,408
- 合計:¥ 2,070,928
最上級グレードで、必要最低限のオプションをつけるとこのようになりました。
仮に値引きと下取りアップで10万円浮かすことができれば、100万円台で購入できます。
ナビとドラレコは社外品にして乗り出し価格を押える
新型ジムニーのナビとドラレコの最安値は以下の通りです。
- エントリーワイドナビセット(ケンウッド):¥120,258
- ドライブレコーダー:¥37,044
これらは社外品だとナビは3万円~、ドラレコは1万円~で購入できます。
どうしても価格を抑えたい場合は社外品にするのもおすすめです。
ジムニーの値引きはジムニー同士で競合させる
新型ジムニーをできるだけいい条件で購入するには、交渉は必須です。そして交渉をスムーズに行うには、それなりの材料が必要になります。
新型ジムニーを購入検討の際、交渉の材料として競合車をちらつかせるのは、好条件を引き出させる重要な戦法の一つです。
新型ジムニー競合交渉のポイントは?
仮に新型ジムニーを購入することを決めていても、競合車と迷っているフリをすると、販売側も「逃してはならない」と思い、それなりの条件を提示してくるものです。
ただ一つ、問題があります。それは、ジムニーに匹敵する競合車が他社にはない、ということです。以前は、三菱パジェロミニなどが競合として存在していましたが、現在は既に販売されていません。
別資本同士で競わせる
あえて競合というならば、同じスズキのハスラーが候補にあります。同じスズキですが、スズキはディーラーや特約店同士でも、基本的には別資本の会社です。
つまり、別の販売店の方が安いかもしれない、という話をちらつかせることで、好条件を引き出すことも可能です。
そうなると、新型ジムニー同士で互いに競合させることが最も確実です。
新型ジムニーの値引き交渉の流れ
いきなり値引きの話はNG
新型ジムニー値引き交渉をスムーズに行うためにも、ある程度のシナリオを事前に練っておくことは重要です。
ディーラーや特約店に行った際、いきなり値引きの話をするのはNGです。
あくまでさりげなく、新型ジムニーを購入希望であることを告げて、そこから他店も見てきたなどの、軽い牽制を入れていきましょう。
相手もプロです。値引き交渉であると気づかれても、購入意思があるとみれば、好条件を提示してくる可能性はあります。しかし、本体価格を相場よりも下げることは難しいはずです。
本体価格の値引きに成功したらオプションと下取り交渉
先述した金額近くまで、本体価格の値引きに成功したのならば、それ以上、本体価格に関して交渉はせずに、オプション品の値引きやサービスの交渉を行います。
なお、オプション割引は、最初にしないようにだけ注意して下さい。
最初にしてしまうと、車の本体価格の値引きに組み込まれてしまう恐れがあります。
下取りで損をしないために事前の準備を!
新型ジムニーを安く購入するためにも、下取り価格はかなり重要になります。
ここでのポイントは、ディーラーや特約店が提示する下取り価格で即決するのではなく、必ず事前に買取専門店でも見積もりをもらっておくことです。
ディーラーや特約店で下準備なく下取りを依頼すると、間違いなく市場価格より安い金額で下取られると考えましょう。
そのようにならないためにも、事前の他社見積もりは必須アイテムです。
他社の複数見積もりはネットで入手しておく
他社の見積もりについては、実際の店舗に足を運ぶ必要はありません。
現在は無料で一括査定できるサービスがあり、最も定番の「ナビクル車査定」を利用しておくと良いでしょう。
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ディーラー下取りを出す際に、事前見積もりの準備は今や必須です。
無料でできますので、今すぐにおこなっておきましょう。
新型ジムニーは人気車種であり、本体値引きもそこまで大きくは望めません。
しかし、下取りアップができればかなり安く購入できるでしょう。
ジムニーの値引きが期待できる時期は?
新型ジムニーを限界まで安い金額で購入するには、購入する時期もポイントです。時期によっては、思った以上の条件を引き出せる可能性があります。
ジムニーが良い条件で購入できる時期は3月と9月
新型ジムニーにおいて値引きや条件交渉がスムーズにいきやすい時期は3月や9月です。
この2つの月は決算月ということもあり、ディーラーとしても多くの数字を欲しています。
とにかくお得に新車を購入したい人は、決算月に狙いを絞るといいでしょう。
7月や12月といったボーナス時期も狙い目
決算時期以外で狙うのは、ボーナス商戦が繰り広げられる7月や12月です。
ボーナス時期は、他の月よりも消費者の財布はゆるくなりがちです。そして、販売側はそのスキを見逃しません。
新車を購入してもらうにには、他の商品に目がいく前に、お得な条件を提示して成約に持ちこもうとします。
本体価格を極端に下げるのは難しいかもしれませんが、この時期はオプション品の大幅な値引きを狙うことが可能です。
ジムニーのリセールバリューをチェック
最後に、新型ジムニーのリセールバリューの高い色とグレードをご紹介します。
強く意識することはありませんが、車は資産価値がありますので、リセールバリューをチェックしておくことをおすすめします。
リセールバリューの高いカラーランキング
基本的には、人気色がリセールバリューが高く、ランキングをご紹介します。
- 1位 ジャングルグリーン
- 2位 ブルーイッシュブラックパール
- 3位 シルキーシルバーメタリック
- 4位 ピュアホワイトパール
ブラック、シルバー、ホワイトは安定した人気をほこり、おすすめのカラーです。
特にブラックはカッコいいと評判が良く、リセールバリュ―が高いと言えるでしょう。
また、定番色ではありませんがジャングルグリーンも人気があります。
もし、購入で迷ったら上記の中から選べば外れがありませんよ。
リセールバリューの高いグレードランキング
- 1位 XC(5MT) 最上級グレード
- 2位 XC(4AT)
- 3位 XL(4AT) 中位グレード
- 4位 XL(5MT)
- 5位 XG(5MT) 下位グレード
- 6位 XG(4AT)
リセールバリューが高いのは、装備が充実している最上位グレードになります。
ジムニーで半数以上のシェアも誇っていて購入する上で、XCは鉄板と言えるでしょう。
なお、マニュアル車とオートマ車はリセールバリューに大きな違いはありません。
新型ジムニーの値引きレポートのまとめ
当ブログにおける、新型ジムニーの値引きレポートをまとめると以下の通りです。
- 値引き相場はオプション込みで10万~13万円。
- 限界額は25万円。
- 値引きは辛口。
- 競合車が少ないので要注意。別資本同士で競わせるのもあり。
- 限界額を引き出すには下取りアップが必須。
- 資産価値の高いおすすめグレードは「XC」。
新型ジムニーの値引きに関してですが、結論を言えば「辛い」となります。
ただし、値引きができないことはなく、トライする価値は大いにあります。
今回ご紹介した下取りアップも含め、総合的に安くしていくと良いでしょう。
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