歩行者の交通ルールは学校でも家でも教わる機会はあまりありません。
しかし、道を歩いているといかに「自転車」や「車」が行き交い、注意していなければ常に交通事故に巻き込まれる恐れがあります。
ルールを守らない自転車やバイク、自動車は一定数いることから、青少年の命を守るためには事前の対策は必要です。
このページでは主に子供が交通事故に巻き込まれないために重要な交通安全の7カ条を、実例とともにご紹介していきます。
青少年を交通事故から守るための対策7カ条
交通事故から自分の命を守るための7つのポイントをご紹介します。
- 死角のある四つ角は衝突に注意
- 青信号の横断歩道で注意すべき場合は2つ
- 信号を待つ時は車道と距離を置く
- 「止まれ」のマークでは必ず止まる
- ボタンを押して進む信号機は青にして進む
- 信号のない横断歩道では渡る意思を示す
- 歩道を走る自転車に注意
死角のある四つ角は衝突に注意
交通事故が非常に起こりやすいのが、死角のある四つ角です。
ここでは一時停止をせずにそのまま曲がってくる自転車・車がいるため、同じようにすすむと衝突する恐れがあります。
自転車や車と衝突すると大怪我になる恐れがあり、最悪死亡にいたるケースがあります。
死角のある四つ角を曲がる際は、大丈夫そうだと思っても必ず一時停止してから歩くように徹底しましょう。
青信号の横断歩道で注意すべき場合は2つ
青信号を渡ろうとする際にも、事故に巻き込まれてしまうケースがあります。
青信号だから絶対に安全ということはありません。
特に注意すべきポイントは2つです。
車が曲がってくる場合
十字路で青信号だからと歩いていても、車が横から曲がってくる場合があります。
当然、歩行者が優先で車が待たなければならないルールになっていますが、夕方から夜間にかけては、車が歩行者を確認できずに曲がるケースがあります。
実際、夕方から夜間にかけて起こりやすい事故であるため、十字路で横断歩道を渡ると際は左右に注意するよう心がけましょう。
十字路で信号機が一方方向しかない場合
十字路で信号機が縦方向しかなく、横方向に歩行者用の信号がない場合は要注意です。
この場合、信号機が青で渡ろうとしても、横方向から自転車が突進してくる恐れがあるからです。
実際に、筆者もこれのケースで交通事故に交通事故に遭ったことがあります。
本来、歩行者用の信号機がない場合でも、車用の信号機があれば自転車は一時停止しなければなりませんが、そのルールを無視して突き進んでくることがあります。
十字路で横断歩道を渡る際は、例え青でも左右を確認して渡るようにしましょう。
信号を待つ時はできる限り車道と距離を置く
昨今、飲酒運転や高齢者のブレーキとアクセルの踏み間違いに代表される運転事故が多発しています。
こちらが注意をしていても、自動車から突っ込んでくる危険があるということを自覚し、自分の身を守る必要があります。
基本的な対策は以下の通りです。
- 信号待ちをする際にはガードレールがあればその内側に入るようにする。
- 車が走る道路から距離を置くようにして立つ。
ちょっとした防衛意識が、あなたの命を守ることになるかもしれません。
「止まれ」のマークでは必ず止まる
道を歩いていると歩行者と自転車向けに「止まれ」のマークが道路に書かれていることがあります。
「止まれ」のマークがある場所というのは、そのまま進むと自転車や車と衝突リスクが高いことを示しています。
この「止まれ」のマークを無視して進んでしまうと交通事故や死亡リスクが高まるため、絶対に止まる様にしましょう。
ボタンを押して進む信号機は青にしてから進む
交通量が少ない横断歩道では、ボタンを押して青信号にしてから進むことができる場所があります。
ここは元々交通量が少ないため、ボタンを押すのを面倒に感じ、そのまま進んでしまう人が少なからずいますが大変危険です。
たとえ交通量が少ない場所であっても、自動車はスピードがあるため死角から飛び出してくれば衝突事故につながる恐れがあります。
ボタンを押して進む信号機は必ずボタンを押して青にしてから進むようにしましょう。
信号のない横断歩道では渡す意思を示して歩く
信号のない横断歩道において、約7割の車が止まらずに走行を続けるというデータがあります。
本来、歩行者優先でありますが、車は止まってくれません。
このような時は手を上げて自分が横断歩道を渡す意思を示すようにしましょう。
車を運転する側からすると、渡す姿勢を示してくれれば止まりやすくなります。
歩道を走る自転車に注意する
本来、自転車は歩道を走ることは禁止されていますが、日本の交通事情では多くの自転車がスピードを出して走っているため、とても危険な状況にあります。
歩道を歩く時は以下のポイントを押さえておきましょう。
・急激な進路変更はしないこと(左から右、右から左など)
・通勤や帰宅時は、周りを確認しながら歩く
全体のまとめ
歩行者ルールや自転車のルールは、教わる機会が少ない一方で、最低限知っておくべきルールを押さえておかなければ交通事故に巻き込まれてしまう恐れがあります。
自転車や車は危険な存在にもなりうるため、ちょっとした油断やルールの無視が命の危険にさらされる恐れがあります。
道を歩くときはぜひ今回の内容を押さえておきましょう。