ウェイクはハイトワゴンというカテゴリーの中でも、全高が高いモデルです。
高い全高をいかして、色々な積載方法があり、積載マジックと称してアピールしています。
ただ、ウェイクは全高が高いせいか車両重量が1トンを超えるグレードもあり、軽自動車としては重いといえます。
車両重量が重くなると心配なのが燃費ですが、この記事ではウェイクの燃費、実燃費についてさまざまな角度から検証します。
目次
ウェイクのカタログ燃費ランキング
(出典:http://www.daihatsu.co.jp/index.htm)
ウェイクは軽自動車の中でもハイトワゴン(ガソリンエンジン)というカテゴリーに属するモデルとなっています。ウェイクのグレードの中でも最も燃費がよいのでは、2WD・NA車となっており25.4km/Lです。
同じカテゴリーに属するカタログ燃費(JC08モード)のランキングを紹介します。
JC08モードカタログ燃費(ハイトワゴン)のランキング
1位:ダイハツ ムーヴ:31.0km/L
2位:日産 モコ:30.0km/L
3位:ダイハツ キャスト:30.0km/L
4位:ダイハツ ムーヴキャンバス:28.6km/L
5位:ホンダ N-ONE:28.4km/L
6位:ホンダ N BOX:27.0km/L
7位:スズキ ワゴンR:26.8km/L
8位:日産 デイズ:25.8km/L
8位:三菱自動車 eKワゴン:25.8km/L
8位:三菱自動車 eKカスタム:25.8km/L
11位:ダイハツ ウェイク:25.4km/L
このクラスは燃費が良い自動車が多いです。
ただ、6位から11位までの燃費(JC08モード)の差が、たった1.6km/Lとなっています。
車重も考えると、11位のウェイクであっても決して燃費は悪くないでしょう。
車重のあるウェイクが低燃費である理由
なぜウェイクは重量があるにも関わらず低燃費を維持できるのか?
その最たる理由は、全車にエコアイドル機能が採用されているためです。
(出典:http://www.daihatsu.co.jp/index.htm)
エコアイドルは、車両が完全に停止する前からエンジンをストップして低燃費を実現。
ダイハツの中でもミライースなど低燃費車に取り入れられている機能ですが、細かい積み重ねで燃費を節約できます。
新型ウェイクの実燃費の事例
カタログ燃費は、決められた条件で走行した場合の燃費であって、公道を走った燃費について知りたいという人に実燃費を紹介します。
新型ウェイクの中でも、最もカタログ燃費(JC08モード)がよいのは、NA・2WD車となっていますが、実燃費についてのアンケート結果は次の通りです。
ウェイクの実燃費の事例(NA・2WD車)
Aさん:15.22km/L
Bさん:14.46km/L
Cさん:18.31km/L
Dさん:18.90km/L
Eさん:14.64km/L
Gさん:20.39km/L
Hさん:12.58km/L
Iさん:15.69km/L
Jさん:15.23km/L
平均燃費:16.1km/L
実燃費は14.46~20.39km/Lで、平均で約16.1㎞/Lという結果となっています。
JC08モード燃費達成率は約63.4%となっており、合格が80%と考えるとあと一歩の成績だと考えられます。
ウェイクの実燃費の事例(NA・4WD車)
一方、雪道などをよく走る人は、4WD車の実燃費が気になると思いますが、最もカタログ燃費がよいグレードはNA・4WD車で24.6km/Lとなっています.
その実燃費についてのアンケート結果をご紹介します。
Aさん:17.38km/L
Bさん:12.25km/L
Cさん:16.74km/L
Dさん:14.70km/L
Eさん:18.20km/L
Fさん:13.49km/L
Gさん:19.29km/L
Hさん:17.67km/L
Iさん:18.72km/L
平均燃費:16.5km/L
実燃費は12.25~19.29km/Lで、平均で約16.5㎞/Lという結果となっています。
JC08モード燃費達成率は約67.1%となっており、合格が80%と考えるとやはりあと一歩といえるでしょう。
新型ウェイクの燃費に関する口コミ
紹介したような実燃費をオーナーはどう捉えているか、口コミから紹介します。
ただ、峠道の登りでは燃費が悪くなる傾向にあります。軽自動車で1トンを超えるボディは流石に重く、アクセル全開でターボが唸りをあげていては燃費が悪くなるのは当然といえば当然ですね。あとは冬場、エンジンの水温が低い時の運転や夏場、エアコンをオンでの運転で燃費は悪くなる傾向です。」
口コミから、燃費に関しての評価は概ねよいです。
特に燃費が悪くなりがちなターボを搭載しているグレードでも燃費が良いと評価されていることは注目です。
ライバル車との実燃費を比較
新型ウェイクは軽・ハイトワゴン(ガソリンエンジン)というカテゴリーのモデルです。
同じカテゴリーのライバル車と挙げられることが多いのはN BOXとワゴンRとなっているので、3車の燃費を比較します。
実燃費はN-BOXと同等
- ウェイク(NA・2WD): 25.4km/L(カタログ燃費)、16.1km/L(実燃費)
- N BOX(2WD):27.0km/L(カタログ燃費)、16.0km/L(実燃費)
- ワゴンR(2WD):26.8km/L(カタログ燃費)、19.04km/L(実燃費)
ウェイクのカタログ燃費は他の2台におよびませんが、実燃費はN-BOXと同等なので、まずまずの実燃費という考え方もあります。
ウェイクの燃費を向上させるコツ
ウェイクの実燃費は12.25~20.39km/Lと幅があり、乗り方次第で大きく変わります。
アクセルのベタ踏みに注意
新型ウェイクの車両重量は1トンを超えるグレードもあるため、走行シーンによっては燃費が悪くなるようです。口コミにあったように、重い車両がネックとなって坂道で全開加速となり、燃費が悪くなっています。
坂道では、非力さを感じてもアクセルのベタ踏みはしないほうが燃費は向上します。高速道路においても非力さを感じ、アクセルのベタ踏みをするシーンがあるかもしれませんので、燃費のことを考えるとおすすめできません。
ダイハツ ウェイクの燃費の総まとめ
車重を考えると低燃費といえる
- カタログ燃費は悪くない水準。
- 実燃費はN-BOXと同等。
- 口コミ評価は概ね良い。
カタログ燃費では11位という結果でしたが、実燃費では、ライバル車のN-BOXと同等といった結果もあり、決して燃費が悪い車ではありません。
一般的にターボ車は燃費が悪くなりがちですが、新型ウェイクはターボ車の割に燃費が良いという評価が目立ちました。
結論としては上位クラスではないものの、低燃費ということはできるでしょう。