ホンダ・新型N-VAN(エヌバン)は、軽バンというカテゴリーに属する車です。
働く人はもちろん新型NVANには、+STYLE(FUN、COOL)といったスタイリッシュで日常乗り用のグレードもラインナップ。
そんな新型N-VANは荷物を積んで移動するため車のため、利便性重視で燃費が悪いのでは?と心配する人がいるかもしれません。
そこで、本記事では新型N-VANのカタログ燃費と実燃費をご紹介していきます。
目次
ホンダ新型N-VANの燃費は低燃費といえる
(出典:https://www.honda.co.jp/N-VAN/)
ホンダ新型N-VANの中でももっともカタログ燃費が良いNA・2WD車のカタログ燃費(JC08モード)は、23.8km/Lとなっています。
ターボ・2WD車でも23.6km/Lとなっていてほとんど変わりません。
軽バンのカタログ燃費のベスト4(OEM車は除く)は次の通りとなっており、新型N-VANはベスト2に入っているため低燃費な自動車であることが分かります。
軽バンのカタログ燃費ランキング
- 1位:ダイハツ ハイゼットキャディー:25.0km/L
- 2位:ホンダ N-VAN:23.8km/L
- 3位:三菱 ミニキャブバン:20.2km/L
- 4位:スズキ エブリイ:19.4 km/L
- 5位:ダイハツ ハイゼットカーゴ:18.8km/L
軽バンというカテゴリにおいては明確に燃費は優れていて、それを理由にN-VANを購入されている方もいました。
また、後述する実燃費を見ていただくと分かりますが、N-VANはカタログ燃費と実燃費の差がさほどないという利点もあります。
カタログ燃費は軽バン部門で2位と良好です。
新型N-VANが低燃費を実現できる理由
なぜN-VANは軽バンの中で低燃費が実現できるのか?
その理由は明確で、N-VAN専用に改良されたエンジン、アイドリングストップシステム、ECONモードの3つが採用されたためです。
N-VAN専用に改良されたエンジン
新型N-VANのエンジンでは、軽バンに発生する積載した際の負荷や使用方法を考慮して、N-BOXで搭載されたエンジンをベースにN-VAN専用に改良しました。
グレード別に搭載されるDOHCエンジンは、特に低・中速域で抜群の加速性能をほこり、停止と発進のさいに威力を発揮する上、低燃費も実現。
N-BOXゆずりのエンジンのため、低燃費を実現できるのも納得です。
ECOモードとアイドリングストップシステム
(出典:https://www.honda.co.jp/N-VAN/)
さらにN-VANに追加されたECOモードは、エンジンやエアコンなどを自動的にコントロールし燃費を向上させます。
定番のアイドリングストップシステムは信号で停車している際にエンジンを停止させ、燃料の消費や排出ガスを抑制。
こうした追加機能もN-VANの燃費を高めているといえるでしょう。
新型N-VANの実燃費は?事例のまとめ
新型N-VANのカタログ燃費や低燃費を実現できる理由を紹介してきました。
しかしこれから新型N-VANを購入しようと考えると、気になるのが実燃費です。
カタログ燃費が最も良いNA・2WD車のカタログ燃費(JC08モード)は、23.8km/Lとなっていますが、実燃費アンケートの結果は次の通りです。
N-VANの実燃費は17.00㎞/L
- Aさん:15.38km/L
- Bさん:16.94km/L
- Cさん:14.92km/L
- Dさん:17.03km/L
- Eさん:16.61km/L
- Fさん:14.13km/L
- Gさん:18.93km/L
- Iさん:18.77km/L
- Jさん:15.37km/L
- Kさん:21.73km/L
- 平均値:17.00㎞/L
実燃費は14.13~21.73km/Lとなっており、多少バラつきがありますが、平均で約17㎞/Lとなっています。
JC08モード燃費達成率は約71%となっており、合格が70%と考えればよい成績です。
N-BOXの実燃費が18.58 km/Lですので大きな差はありません。
一方、NA車よりエンジンパワーあるのに、NA車と同等の23.6km/L(カタログ燃費)を叩き出したターボ・2WD車(CVT)について、実燃費アンケートの結果は次の通りです。
N-VANターボ車の実燃費は15.40㎞/L
- Aさん:15.90km/L
- Bさん:14.94km/L
- Cさん:15.41km/L
- Dさん:15.13km/L
- Eさん:14.82km/L
- Fさん:16.10km/L
- Gさん:15.52km/L
- 平均値:15.40㎞/L
実燃費は14.82~16.10km/Lとなっており、バラつきがありますが、平均で約15.4㎞/Lとなっています。
JC08モード燃費達成率は約65%となっており、合格が70%と考えるとあと一歩というところ。
ターボ車については燃費達成率が劣るので注意も必要です。
N-VAN(エヌバン)の実燃費に関する口コミ
ご紹介した新型N-VANの実燃費をユーザーはどう捉えているかは、気になるところなので口コミもを紹介します。
アクティやエブリィと比較しても燃費は良いので満足です。」
口コミをみても分かるとおり、軽バンとしての燃費には満足する一方、一般軽自動車と比べると少し悪いと感じる方もいるようです。
見方によっては燃費が悪いと思われがちですが、軽バンとしては優れているという点は押さえておきたいところです。
ライバル車との燃費を比較
新型N-VANは軽バンのカテゴリーに属しており、ライバル車は、ダイハツ ハイゼットキャディー、三菱 ミニキャブバンとなっているので燃費を比べました。
N-VAN VS ミニキャブバン
- N-VAN(2WD):23.8km/L(カタログ燃費)、17km/L(実燃費)
- ミニキャブバン: 20.2km/L(カタログ燃費)、15.53km/L(実燃費)
カタログ燃費、実燃費ともにN-VANのほうが優れています。
N-VAN VS ハイゼットキャディー
- N-VAN(2WD):23.8km/L(カタログ燃費)、17km/L(実燃費)
- ハイゼットキャディー(2WD):25.0km/L(カタログ燃費)、18.43km/L(実燃費)
カタログ燃費、実燃費ともにハイゼットキャディーのほうがわずかに優れています。
しかし、ハイゼットキャディーの燃費は軽バンNO.1ですので問題はないでしょう。
N-VANの燃費が悪いことはなく、実燃費はトップ2
新型N-VANは、軽バンとしての燃費はトップ2の実力で申し分ない水準といえます。
実燃費では、ライバル車のハイゼットキャディーには若干おとるものの、その他の軽バンには圧勝という結果になりました。
ターボ車の燃費もよく財布に優しい
新型N-VANの素晴らしいところは、NA車とターボ車の燃費の差があまりない点にあります。
一般にターボ車の燃費は大きく劣るため、この点もストロングポイントになるでしょう。
さらに「平成27年度燃費基準+25%」も達成し、取得税と重量税が免税されました。
結論としてはお財布に優しい自動車といえるでしょう。
N-BOXのエンジンをゆずりうけていますので、燃費は合格点。
燃費面を心配する必要はないでしょう。