こんにちは。ぎぶさん(@give333)です。
新型デイズは、日産が企画に携わった初の軽自動車として大きな人気を集めています。
しかし、過去の燃費不正問題を受け、口コミではデイズの燃費は悪いのではないか?という声がよく見られます。ボディーも大柄であり、不安になるのは当然といえるでしょう。
これらをふまえ、本記事では客観的なデータを元にデイズの燃費を検証しました。
注意点も含め、この記事を読めば燃費について全て分かるはずです。
目次
新型デイズのカタログ燃費は良い部類に入る
過去の燃費偽装が問題となり、悪いイメージも残るデイズですが、データを見ていくと決して燃費は悪くないことが分かります。
むしろ、ランキングでまとめてみると、良い部類に入ると言えるでしょう。
(実燃費については後ほど解説します)
同じカテゴリーに属するカタログ燃費(JC08モード)のランキングを見てみて下さい。
JC08モードカタログ燃費(ガソリン)のランキング
1位:ダイハツ ムーヴ:31.0km/L
2位:日産 モコ:30.0km/L
3位:ダイハツ キャスト:30.0km/L
4位:日産 デイズ:29.8km/L
4位:ダイハツ ムーヴキャンバス:28.6km/L
5位:ホンダ N-ONE:28.4km/L
6位:ホンダ N BOX:27.0km/L
7位:スズキ ワゴンR:26.8km/L
8位:三菱自動車 eKワゴン:25.8km/L
8位:三菱自動車 eKカスタム:25.8km/L
10位:ダイハツ ウェイク:25.4km/L
軽のハイトワゴンは低燃費な自動車が多いですが、その中でも4位にランクインした新型デイズのカタログ燃費はよい部類と判断していいでしょう。
旧型モデルの燃費は25.8km/でしたが、2019年のモデルチェンジで燃費が飛躍的に向上している点は特筆すべきと言えます。
なお、新型デイズの中で、最もカタログ燃費(JC08モード)がよいのは、NA・2WD車(ハイウェイスターXで29.8km/Lとなっています。
新型デイズが低燃費を実現できる理由は2つ
新型デイズが低燃費を実現できるのは、停車前アイドリングストップ&バッテリーアシストシステムが搭載されているためです。
以下ではカンタンにこの仕組みをご紹介しておきます。
停車前アイドリングストップで燃料を減らす
デイズはアクセルをオフすると自動に燃料の噴射を切ります。
車両が停止するとアイドリングストップが作動し、ブレーキを踏んでいる間は継続。
これによって余計な燃料を食うことがありません。
バッテリーアシストで発電回数を抑制
アクセルをオフすると減速エネルギーを利用して電気を発電し、バッテリーにチャージしてくれます。そして停車している間は、チャージした電気を電装部品に使います。
このように、発電する回数を抑制して低燃費を実現しています。
実燃費に近いとされるWLTCモードの評価
新型デイズでは、実燃費に近いとされるWLTCモードの表記があります。
新型デイズのベースグレードの「X」とハイウェイスターグレード「X」のWLTCモードは以下の通りです。
Xグレード
市街地モード:18.6km/L
郊外モード:22.3km/L
高速道路モード:21.7km/L
平均燃費:21.2km/L
ハイウェイスターX
市街地モード:16.9km/L
郊外モード:23.0km/L
高速道路モード:22.6km/L
平均燃費:21.2km/L
旧型デイズの実燃費が20.0km/L以下だったことを考えると、燃費は向上しています。
新型デイズの実燃費は?
新型デイズの優れたカタログ燃費については紹介しましたが、カタログ燃費は、あくまで目安なので実際の燃費について知りたいという人に、実燃費を紹介します。
以下では、2WD・4WD・ターボ車に分けて、実際の口コミ結果をご紹介します。
※新型デイズは発売されたばかりのため、口コミは2019年以前のデータとなります。
データが揃い次第、更新していきます。
2WDは燃費達成率が悪い
2WD車の実燃費はどうなっているでしょうか?
Aさん:12.79km/L
Bさん:15.94km/L
Cさん:16.81km/L
Dさん:19.20km/L
Eさん:16.47km/L
Fさん:23.15km/L
Gさん:16.71km/L
Hさん:19.78km/L
Iさん:15.09km/L
Jさん:17.14km/L
平均実燃費:17.3㎞/L
実燃費は12.79~19.20km/Lで、平均で約17.3㎞/Lという結果となっています。
JC08モード燃費達成率は約67%となっており、合格が80%と考えるとあと一歩ですね。
決して悪いわけではありませんが押さえておきたいところです。
4WDは燃費達成率が良い
寒冷地に住んでいる人は、4WD車の実燃費が気になると思います。
こちらの実燃費についてのアンケート結果をご紹介します。
Aさん:12.75km/L
Bさん:19.48km/L
Cさん:19.35km/L
Dさん:20.58km/L
Eさん:17.85km/L
Fさん:15.23km/L
Gさん:16.75km/L
Hさん:13.38km/L
Iさん:19.23km/L
Jさん:20.00km/L
平均実燃費:17.5km/L
実燃費は13.38~20.58km/Lで、平均で約17.5km/Lと結果になっています。
JC08モード燃費達成率は約80%となり、合格が80%と考えると見事合格です。
デイズの中でも4WD車はおすすめと言えるでしょう。
ターボ車も燃費達成率が良い!
パワーがあるグレードが気になる人はターボ車があり、データをご紹介します。
Aさん:14.03km/L
Bさん:13.44km/L
Cさん:13.59km/L
Dさん:23.36km/L
Eさん:24.63km/L
Fさん:22.50km/L
Gさん:24.59km/L
Hさん:22.69km/L
Iさん:20.39km/L
Jさん:21.94km/L
平均実燃費:20.1m/L
実燃費は14.03~24.63km/Lとなり、平均で約20.1m/Lという結果となっています。
JC08モード燃費達成率は約87%となっており、合格が約80%と考えると見事合格です。
燃費を考えると4WDとターボ車がおすすめか
このように細かくみていくと、4WDかターボ車を選べば、カタログ燃費の良さをそのまま発揮できることが分かります。
また、総合的にみても燃費はよい水準だと言えるでしょう。
新型デイズの燃費の口コミ
ご紹介したような実燃費をユーザーはどう捉えているか、口コミから紹介します。
ご紹介した口コミをみると、エイズは一般道と比較して、高速道路での燃費が悪いことを指摘するユーザーがいることが分かります。
高速道路における燃費は落ちやすいことは押さえておくべきでしょう。
ライバル車との燃費の比較について
新型デイズは軽・ハイトワゴンというカテゴリーに属するグレードになります。
同じカテゴリーのライバル車として挙げられるのは、今、人気のホンダ N BOXや、スズキ ワゴンRで、ここではカタログ燃費と実燃費を比較します。
デイズ VS N BOX VS ワゴン R
- デイズ(NA・2WD): 25.8km/L(JC08モード)、21.2km/L(WLTCモード)
- N BOX(2WD):27.0km/L(JC08モード)、16.0km/L(実燃費)
- ワゴンR(2WD):26.8km/L(JC08モード)、19.04km/L(実燃費)
実燃費については新型デイズはWLTCモードで考えると、ライバル車より上回っていると言うことができます。
結論。新型デイズの燃費が悪いことはない!
総合的には燃費は大きく向上している
ご紹介したように新型デイズのカタログ燃費は、軽ハイトワゴン(ガソリンエンジン)の中では健闘している部類に入ります。
過去の燃費不正問題を受け、悪いイメージが先行していますが、データで見ると燃費は良いと言うことができます。
日産デイズは燃費を気にせず購入できるというのが、本記事の結論となります。