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カローラスポーツの内装を画像つきで徹底レビュー!良い点・悪い点のまとめ

カローラスポーツの内装

2018年3月23日にニューヨーク国際オートショーで発表されたカローラスポーツ。

オーナーの若返りを図るトヨタが満を持して投入したスポーツカーのDNAを持ったカローラです。

ライバルはゴルフやAクラスなどのCセグメントで、他と比べて激戦区となりますが、内装のクオリティは五分。

利便性にいたっては、欧州車を凌ぎます。

本記事ではカローラスポーツの内装・インテリアについて画像や動画を交えながらご紹介していきます。

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新型カローラスポーツのインテリアの全体レビュー

カローラスポーツの内装
(出典:https://toyota.jp/corollasport/?padid=ag341_from_corollasport_navi_top/

旧カローラとは比較にならないほど向上

2010年代前半までのトヨタは、若者に受けるインテリアを持つモデルが少なく、豊田章男社長が何度も若返りについてスピーチしています。

しかし86やC-HRの登場からタイトでかっこいいインテリアを積極的に導入し、カローラスポーツも旧カローラとは一線を画すデザインとなりました。

内装は樹脂の組み合わせが平坦で安っぽかった旧カローラに比べ、欧州車のように立体的な造形を取り入れており、いかに内装に熱を入れているか分かります。

欧州車と比べても利便性が高い

カローラスポーツの内装

欧州では少しの力でシフト変更できる電気式シフトレバーがメインストリームです。

しかしカローラスポーツは古典的なストレートタイプのシフトレバーを採用し、カンタンに使いこなすことができます。

インテリア全体を見回しても当たり前の機能が当たり前の位置にあるのは、あまりメーカー色を出さないトヨタ特有のデザインです。

全体としてはインテリアの質が高く、かつ利便性が高い仕上りになっています。

運転席(コックピット)とインパネのレビュー

カローラスポーツの運転席とインパネのレビュー

スポーティーで洗練された造り

コックピットは同じプラットフォームを持つC-HRやプリウスとは違い、スポーティを前面に押し出しています。

特にステアリングはカローラスポーツ専用のデザインとなっており、ステアリングに付いているボタンのデザインは上級モデルのクラウンと共通です。

エアバッグ下は若干絞り込まれ、レクサスLCのような洗練されたデザインです。

インパネはC-HRを簡素化したようなデザインで、デコラティブパネルの面積が狭い分助手席側を横断するようなステッチが入ってます。

メーターは見やすく、モニターの操作性も良好

メーターは上級グレードのHYBRID GZとGZは中央に7インチのTFTメーターがあり、両サイドにはアナログ計があります。

その他は扇型のアナログメーターが標準です。

ナビゲーションモニターは高い位置にありますが、他のモデルと同じように少し手を伸ばすだけで操作できます。

後部座席は狭い?室内空間の広さと高さを確認

カローラスポーツの後部座席

後部座席は一部で圧迫感も

カローラスポーツのサイドシルエットは、短めのルーフになだらかなリアガラスが特徴。

その弊害が後部座席に出てしまい、ヘッドルームにあまり余裕がありません。

170センチ台の男性が座って少し圧迫感があります。

後部座席については以下の動画がイメージが分かりやすいです。

横の広さはCセグメントのハッチバックとしては標準的で、レッグスペースは普通に腰かけても多少の余裕があります。

しかし、一般的な感覚として後席の見た目は狭そうに見えるでしょう。

膝と前席の間にはこぶしが2つ入り、つま先は前席の下に入れることができるため、見た目よりも広く感じることはできます。

人によって後席は狭いと感じる恐れがあり、実際にディーラーで確認されることをおすすめします。

唯一、注意しておきたいポイントになります。

利便性はかなり工夫されている

C-HRはデザイン優先で後部ドアのガラスが小さく狭く感じるデザインでしたが、カローラスポーツは利便性も重要視されており広々とした窓がついています。

Cピラーの前部と頭が同じ位置にくるため、視野から感じられる圧迫感がありません。

後部座席の真ん中にはアームレストがありますが、あまり狭く感じない薄いデザインとなっています。

シートの質感と座り心地は?

カローラスポーツのシートの質感

グレード別に選べるシート

HYBRID GZとGZはファブリックシートが標準装備です。

サイドに本革、シートセンターにはウルトラスエードという組み合わせのシートをメーカーオプションで選ぶことができます。

HYBRID GX・G、GX・Gは同じくファブリックシートが標準ですが、Gは本革と座面やシートセンター下部にメランジ調ファブリックを組み合わせたシートを選べます。

弱点だったホールド性が改善され、座り心地は抜群

トヨタの弱点は低いホールド性と軟弱なランバーサポートでしたが、カローラスポーツでは改善されており、ゴルフやAクラスなどのライバル車から乗り換えても問題ないほど快適です。

欠点は通気性の低さで、全面が本革のシートと同じように蒸れてしまいます。

内装の色のレビューとバリエーションを比較

全グレードで標準のファブリックシートは、座面前部にフロントグリルと同じパターンのステッチが入ったブラックカラーになります。

それ以外にも、以下のグレードではオプションで別のシートカラーが選べます。

HYBRID GZとGZ

カローラスポーツのHYBRID GZとGZ

HYBRID GZとGZはセンシャルレッドの本革シートにセンターはブラックのウルトラスエードが組み合わせを選ぶことができます。

カローラスポーツの目玉となっていて、高級感とスポーツ感がグッと高まります。

HYBRID GとG

カローラスポーツのHYBRID GとG

HYBRID GとGはサドルタンの本革シートにアイボリーのファブリックの組み合わせを選ぶことができます。。

こちらは柔らかい雰囲気に、上質さが漂います。

また標準のファブリックシートにはディーラーオプションでシートカバーが用意されており、ブルーとイボリーというトヨタでは珍しいパターンが採用されています。

収納・ラゲッジスペースをチェック

カローラスポーツの荷室

ライバル車と比べると収納は弱い

トランクスペースはゴルフの380Lに対し、カローラスポーツは352Lとなっていますが、デッキボードとタイヤパンク応急修理キットを外せば多少スペースを確保することが可能です。

あえて収納よりもエクステリアデザインを取ったため、スペースが狭くなるのはしょうがないことです。

なおゴルフやAクラスなどのライバル車と同じく後部座席を倒すことができるため、大きい荷物は楽々載せることができます。

荷室の注意点

ハッチバックなので荷物の出し入れが楽になるというメリットがある反面、重たいものを積み過ぎると乗り心地が悪化し後部座席から異音が聞こえることがあります。

しかし2泊分程度の荷物なら問題ありません。

細かい収納まで配慮が行き届いている

ドリンクホルダーはドア1枚につき1つ用意されており、センターコンソールとリアアームレストには2つずつ用意されています。

センターコンソール内にはUSBソケットのあるボックスがあり、シフトノブ前部にはワイヤレス充電システム「Qi」とスマートフォンを置くスペースも完備と収納は充実しています。

収納よりデザインが優先されていますが、細かい収納面も満足できるでしょう。

その他、注目の機能やパーツをチェック!

 カローラスポーツの内装

「HYBRID GZ」と「GZ」にはオプションでヘッドアップディスプレイが用意されています。

トヨタは一時期クラウンとクラウンマジェスタに搭載させていた画期的な機能で、ナビやルート案内など運転に必要な情報をウインドシールドガラスの視野内に投影します。

トヨタは上級モデルに無い機能は下位モデルに設定することは滅多にないため、異例中の異例です。

安全装備は充実

安全装備の目まぐるしい進化の中、トヨタも積極的に安全装備に力を入れています。

目玉と言えるのは衝突時の被害を軽減するエアバッグ。カローラスポーツでは合計7つのエアバッグが設定され、オーナーの身を守ります。

さらに注目したいのは輸入車では少ないアラームの鳴るレ―ントレーシングアシスト。

これに加え、前を走っている車を追うように走るレーザークルーズもあり、高速道路では負担を大幅に軽減しています。

T-Connectナビを購入すると受けられるコネクティッドサービスはあらゆる安全を提供し、ガソリンタンク内のガソリン残量もスマートフォンで見られるようになりました。

全体のまとめ

カローラスポーツはオールマイティな車です。

家族で出かける時はもちろん、一人でも十分すぎるほどのパワーを発揮しています。

質感の高い内装に注目

車はエクステリアデザインも重要ですが、インテリアは毎日のように目に入るため、質感が非常に低いとゲンナリしてしまいます。

カローラスポーツは素材よりもデザインで高い質感を出しており、ゴルフといい勝負のところまできています。

エクステリアを優先した分、後席の居住性が犠牲になっている点はデメリットですが、その点が許容できればほぼ文句なしの内装です。

トヨタがハッチバックを出したのは久しぶりで、多くの方が満足できる内装と言えるでしょう。

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ぎぶさんの車購入ガイド

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