日産の人気ミニバンとして広く知られているセレナは、ファミリーカーなどで購入する人も少なくありません。競争の厳しいミニバンの中でも、高い人気を誇る車です。
そんな新型セレナにはいくつかグレードがあり、どれにしようか困ったという体験談もしばしば見られます。
そこでここでは、新型セレナのグレードの違いと、売れ筋のおすすめグレードはどれかについてみていきます。
新型セレナの全グレード一覧
まずは、新型セレナの全グレード一覧を表にしてまとめました。
それぞれの違いについて、後ほどくわしく解説していきます。
価格(2WD) | 燃費 | |
e-POWER X | 2,997,500円 | 26.2 km/L |
e-POWER XV | 3,226,300円 | 26.2 km/L |
e-POWER G | 3,473,800円 | 26.2 km/L |
e-POWER ハイウェイスター | 3,293,400円 | 26.2 km/L |
e-POWER ハイウェイスターV | 3,499,100円 | 26.2 km/L |
e-POWER ハイウェイスターG | 3,725,700円 | 23.4 km/L |
X | 2,576,200円 | 17.2 km/L |
XV | 2,736,800円 | 16.6 km/L |
G | 3,061,300円 | 16.6 km/L |
ハイウェイスター | 2,758,800円 | 16.6 km/L |
ハイウェイスターV | 2,986,500円 | 16.6 km/L |
ハイウェイスターG | 3,227,400円 | 16.6 km/L |
最上級グレードはG,、ベースグレードはXとなります。
安い方からX・XV・V・Gという順番になると覚えておきましょう。
新型セレナのグレードの違いと特徴
新型セレナのグレードを大別すると、セレナとセレナe-powerの2つがあります。
さらにそこから通常モデル・ハイウェイスターに分かれます。
その中でX・XV・V・G・AUTECHの種類がラインナップされている形になります。
セレナとセレナe-powerの違いは?
従来のセレナにはS-HYBRIDが、セレナe-POWERには文字通りe-POWERが搭載されています。いずれもハイブリッドですが、性能面に違いがあります。
セレナのS-HYBRIDですが、厳密にいうとマイルドハイブリッドに近いシステム。つまり電気モーターによるサポートは限定的。
e-powerは燃費が10km/L上回る
一方、セレナe-POWERの場合、シリーズ式ハイブリッドシステムを導入していて電気モーターの動力だけを使用します。高速や長距離走行してもガソリンが著しく消費する心配がなく、e-POWERの方が10km/Lほど燃費が向上します。
実際の売れ筋としても、燃費を重視する人が多いことからセレナe-POWERがもっとも選ばれています。
通常モデルとハイウェイスターの違いは?
通常モデルとハイウェイスターでは、見た目と外観装備に違いがあります。
見た目については通常モデルが家族向けの優しいシルエットに対し、ハイウェイスターは全体がシャープになり、スポーティーでスタイリッシュになっています。
ハイウェイスターの見た目と装備(Gグレード)
- インテリジェント ルームミラー
- ピアノ調パワーウインドウスイッチフィニッシャー
- プレミアムインテリア(ドアトリムレザー調クロス〈前席、セカンド〉)
- シート地 合成皮革
- ハイウェイスター専用外装(フロントグリル、フロントエアロバンパー、リヤエアロバンパー、サイドシルプロテクター、エンブレム)
- ハイウェイスター専用サスペンション
通常モデルの見た目と装備(Gグレード)
- LEDヘッドランプ
- インテリジェント ルームミラー
- ピアノ調パワーウインドウスイッチフィニッシャー
- プレミアムインテリア(ドアトリムレザー調クロス〈前席、セカンド〉)
- シート地 合成皮革
- スライドドア ワンタッチオートスライドドア〈両側〉
このようにハイウェイスターになると、外観の装備が大きく変わってきます。
ハイウェイスターはベーシックよりもラグジュアリーなグレードであり、セレナの販売比率で見ると70%以上を占める主力車種です。
見た目のカッコよさにこだわりたいのであればハイウェイスターがおすすめです。
セレナAUTECHとは?
セレナAUTECHとはデザインや質感にこだわり、走りに特化したプレミアムスポーティブランドのことです。(2019年秋に発売予定)
エクステリアもインテリアもAUTECH専用の装備が用意され、専用タイヤ&ホイール、専用サスペンションにすることで高い静粛性と安定したハンドリングを両立。
セレナの良さを生かしつつも、スポーティーな乗り味が楽しめます。
セレナの売れ筋グレードランキング
¥これまでの情報を踏まえた上でセレナの売れ筋グレードをランキングでご紹介していきます。
- 4位 X (価格重視型)
- 3位 ハイウェイスター (価格とデザイン重視型)
- 2位 e-POWER XV (総合バランス重視型)
- 1位 e-POWER ハイウェイスター V (人気重視型)
それぞれの違いをまとめたので、購入の参考にしてみてください。
4位 X (2,576,200円)
新型セレナを購入するにあたって、価格重視という方はいませんか?
その場合にはXがバランスもとれておすすめになるでしょう。ベーシックなグレードは過去にセレナSがあり最低価格でしたが、装備が貧弱でした。
一方Xは、装備も最低限のものはそろってアイドリングストップが加えられています。また駆動方式も2WDのほかにも4WDもラインナップ。
ネックとしては、他のグレードと違いスライドドアがないという点になりますが、もしも必要ない、こだわりがないという場合に安く抑えることができます。
なお、スライドドアが必要な場合はXV・V・Gグレードを選びましょう。
3位 ハイウェイスター (2,758,800円)
4位のXグレードで特別感を出したいと思っている人は、ハイウェイスターがおすすめです。こちらも価格重視の方から人気があります。
切れ長のヘッドランプ、スポーティーなタイヤ・エアロパーツが装備されています。フロントグリルも豪華になりますので、見た目のデザインも向上。
走行性能にも違いがあって、カギを握っているのがサスペンションです。専用のパーツが使われていて、スポーティな走りが実感できます。振動も吸収してくれるので、家族のいる方でも不快な思いをすることなく運転できます。
ハイウェイスターの中でもっとも安価のため、スライドドアがない点は注意しましょう。
2位 e-POWER XV (3,226,300円)
e-POWER XVはXの特別仕様車に相当します。XとVの中間グレードにあたると考えてください。
特徴としてはワンタッチオートスライドドアが両側に取り付けられている、セカンドシートが超ロングスライドと横スライド機能がついている点にあります。
長いスライドができてシートアレンジのパターンが増えると、ファミリーカーとしての利便性は格段に上がります。
さらにe-POWERとなりますので燃費も格段に向上。
価格と性能のバランスがもっとも優れたグレードと言えて、売れ筋グレードです。
XVはハイウェイスターを選べないのがネックですが、それ以外では何ら不満はありません。
1位 e-POWER ハイウェイスター V (3,499,100円)
新型セレナの中でもGを除いて、最上級グレードに相当します。セレナの中ではもっとも売れ筋のグレードになります。
e-POWER・ハイウェイスターを選べて、スライドドアや超ロングスライドも完備。
最上級グレードのGと比べて20万円ほど安いですが、装備面での不足は一切ありません。
必要な全てをしっかりと兼ね備えつつ、その中で価格を押さえたい方にピッタリです。
Vグレードは日産公式サイト・口コミ、全てにおいて人気ナンバーワンですので、迷った時はこちらを選べば間違いありません。
インテリアの高級感は最上級のGよりも若干劣りますが、Vでも充分に高品質となりますので心配する必要もありません。
セレナとセレナe-POWERはどちらが良いか?
くり返しになりますが、従来のセレナには「S-HYBRID」が、セレナe-POWERには文字通り「e-POWER」が搭載されています。
S-HYBRIDですが、厳密にいうとマイルドハイブリッドに近いシステムです。つまり電気モーターによるサポートは限定的。
一方セレナe-POWERの場合、シリーズ式ハイブリッドシステムを導入しているため、走行時は電気モーターの動力だけを使用します。
e-POWERの方が燃費は良くなるが、価格も上がる
そのためe-POWERにすると燃費差としては10kn/lほど良くなり、価格差としては40万円ほど高くなります。
燃費効率の高さを踏まえると、長く乗るつもりであればe-POWERの方がコストパフォーマンスに優れるといえ、実際に多くの方から選ばれています。
新型セレナのおすすめグレードまとめ
セレナのグレードの違い、売れ筋についてまとめてきました。
今一度、新型セレナのおすすめグレードのランキングについてまとめておきます。
- 1位 e-POWER ハイウェイスター V
- 2位 e-POWER XV
- 3位 ハイウェイスター
- 4位 X
新型セレナの中でもどれを購入するか、それはどこを重視するかによって変わってきます。
燃費で選ぶならe-POWER
燃費重視するのであれば、e-POWERモデルは10km/l良くなりますので購入を検討されることをおすすめします。実際に、売れ筋もe-POWERに集中しています。
見た目で選ぶならハイウェイスター
見た目のデザイン性を求めるのであればハイウェイスターが断然おすすめ。見た目もシャープでスポーティーになり、ファミリーカーとしても愛車としても満足できます。
基本は1位と2位がおすすめ
割りきって価格の安いグレードを選ぶのもよいですが、長く乗るのであれば1位・2位がおすすめであり、人気があってリセールも期待できます。
セレナのグレードは沢山あるので迷うこともあると思いますが、その時はこの記事をあらためて読み直してみて下さい。