新車購入時は、ほとんどの人が値引き交渉をします。
慣れないと驚くかもしれませんが、新車は値引きが前提といって過言ではありません。
そのため基本的にどのディーラーもある程度は対応してくれますが、値引き相場はどれくらいなのでしょうか?
新車の値引き相場、値引きのコツ、値引きしたくなる客の特徴までご紹介します。
目次
新車購入の値引きの相場はどのくらい?
中古車の場合は値引き相場はなかなか算出しにくいですが、新車の場合はあるていど決まっています。
普通自動車の値引き相場の目安は、車両本体価格の10%程度です。
そこから先はケースバイケースと押さえておくと良いでしょう。
なお、軽自動車の値引きの場合はもう少し下がり、8~10%が目安となります。
最近では軽自動車も高価格帯のものが増えていますが、その場合だと普通自動車とあまり変わりません。
新車の値引き相場目安
ポイント
- 普通自動車:車両本体価格の10%
- 軽自動車:車両本体価格の8~10%
※上記の数字はきちんと値引き交渉をした場合であり、上限値とお考えください。
※軽自動車は5%と言われていましたが、競合が激しくなり普通車と大きく変わりません。
値引きの計算例
たとえば人気SUVの「ヤリスクロス」の車両本体が230万円とすると値引きは23万円(10%)。
「ライズ」の車両本体が220万円とすると値引きは22万円(10%)。
人気軽自動車「タント」の車両本体が150万円とすると値引きは12万円(8%)、N-BOXの車両本体が200万円とすると16万円(8%)といった計算になります。
車種にもよりますし、モデルチェンジ直後は値引きが辛口になりますが、だいたい上記をおさえておけば問題ないでしょう。
中古車を高く売る方法
車の乗り換えを検討している場合、まずは車を高く売ることから始めましょう。
中古車を一番高く売る方法は、複数の買取店に査定依頼を出すことです。
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なぜ新車の値引き交渉に応じてくれるの?
なぜ値引き交渉に応じてくれるのかというと、実際に販売した際にメーカーからもらえるマージンに余裕があるためです。
もちろん利益を犠牲にしている分、どこまで値引き交渉に応じてくれるのかは、そのディーラーの際量によって変ってきます。
車の値引きの限界はどのくらい?
営業マンの事情によっても変わってくるので、どこまでが限界という金額は明確にはわかりません。
中には車両本体価格の30%近くを値引きしてもらえたケースもあります。
全ての体験談などを見てもこのくらいの数値が値引きの限界の目安にはなります。
新車値引き 限界目安
ポイント
- 車両本体価格の30%程度
ディーラーの高額値引きは可能か?
車種によりますが高額な値引きも可能です。
高額な値引きになると、メーカーからのマージン額を超えているケースもあるのですが、これでは赤字になってしまうのでしょうか?
実はディーラーの利益は、メーカーからのマージンだけではありません。
ディーラーオプションや諸費用、ローンや保険などからも利益を得ているのです。
また販売目標を達成することによってメーカーから報奨金も出るので、目標達成がかかっている場合は利益よりも成約を重視して対応してくれることがあります。
つまり、状況によっては大幅な値引きも可能です。
車の値引き交渉で狙い目の時期はいつ?
非常に狙い目となる時期は決算・中間決算期となる3月と9月。
会社が株主に対して業績を良く見せるために、ディーラーに対して奨励金を与える・金額を上げることがあります。ここでは限界値引きが出やすいです。
さらに、6月~7月。11~12月もボーナス商戦になるので値引きしやすい時期です。
新車の値引きが難しい場合
逆に、新車の値引きが難しいケースも押さえておきましょう。
- 新型車として発表されたばかり
- 軽自動車など元もの価格が安いもの
- 高級車、輸入車
モデルチェンジしたり、新型車として発表されたばかりの車は値引きができない、または少額になることがほとんどです。
また、軽自動車のように元の価格が安いものは大幅値引きがしにくいです。
レクサスや輸入車などの高級車もブランドイメージを守るために値引きに応じなケースがほとんどです。
車の値引きがしたくなる客とは?
車値引きの限界額を引き出す上で「車の値引きがしたくなる客」になることは大切です。
というのも、ディーラーからすると値引きは積極的にしたいものではありません。
ディーラーにとって値引きしてあげたくなる人の共通点は2つです。
- 見込み客であること
- ガツガツしていない人
車を買うという意思を持った見込み客であれば、ディーラーとしては値引きしても良いという気持ちにさせられます。
それくらい「見込み客」というのは重要な存在です。
そのためディーラーに足を運んだら「車を購入する意思があり、印鑑も持ってきている」ことを真っ先に伝えましょう。
しかし、これだけではまだ物足りません。
というのもディーラは、値引き目的の人間を嫌う傾向にあるためです。
ガツガツと値引き交渉にこられると、ディーラーとしては在庫を抱えるリスクを負っても値引きしたくない心理が働くことがあります。
そのため、値引き交渉を前面に押し出さないことも何気に重要なポイントになるので押さえておきましょう。
新車値引きの相場を知ったらあとは交渉次第
車の値引き相場がどのくらいか? 知ることはとても大切です。
人によっては遠慮して、値引き交渉を控えるということもあります。
しかし、色々と利益を上げるための方法があるため、金額の大小はともかく、たいていのディーラーは新車の値引き交渉に応じてくれます。
新車の値引き相場のイメージ
基本はオプション込みで10%以上の値引きができれば上出来。
たとえば150万円の車なら15万円以上の値引きをしてもらえればまずまずです。
しかし300万円の車で15万円の値引きともなると、もう少し頑張ってみる価値はあるでしょう。
強く出過ぎないようにする
先にも述べたように、値引き交渉は状況によって限界額が変ってきます。
できるだけ大きくしたいところですが、強く出過ぎるとそのまま終了してしまうことも忘れないでください。
値引きをもちかけるのは良いですが必ずマナーを守り、相手が難色を示したらこちらから引くことも大切です。
個人的な体験としてはディーラ―難色を示した場合、あまり食い下がるよりも他の店に切り替えてしまうほうが上手くいきます。
車の値引き交渉を限界まで行うコツ
値引きは、車両に対してだけ行うものではありません。
車のオプションや手数料で変わることもあります。特にオプションは侮れません。
ディーラーオプションに対して行うのか、それともメーカーオプションに対して行うのかによっても相場は変わってきます。
ディーラーオプション値引きも忘れず行う
ディーラーオプションは納車時にお店で付けてもらうオプションですが値引き対象です。
メーカーオプションの場合はほとんど応じてもらえず、ディーラーオプションの場合は10~20%くらいの値引きは珍しくありません。
また、交渉次第でサービスとして装着してもらうことも出来るので、積極的に相談したいところです。
メーカーオプションとディーラーオプションの違い。
・メーカーオプション → クルマを工場で作るときに一緒に組み付けるもの。
・ディーラ―オプション → 納車時にお店で付けてもらうもの。
オプション値引きができれば、本体価格からの値引きから上のせできます。
ただし、オプション値引き交渉を最初にするのはやめましょう。
最初にしてしまうと、本体価格の値引き分に組み込まれてしまう恐れがあります。
ライバル車と競合させて値引きする
車同士を競合させて値引き額を引き出す方法も有効です。
まず、SUVやコンパクトカーなど競合の激しい分野では、ライバル車と競わせると値引きが引き出しやすくなります。
一方で、競合車が少ない場合や、値引きが辛口な車の場合は、同じ車種同士を競合させるやり方が有効になります。
同じ車であっても、資本の異なる別系列の店舗にいけば値引きはできます。
ディーラー値引きの裏技
つぎに、ディーラー値引きを最大に引き出す裏技をご紹介します。
それは、経験豊富な営業マンから購入するという方法です。
「ノルマを抱えた若手が良い」という声もありますが、経験がある方が値引きの裁量権を持っていたり、限界まで値引きを引き出してくれるアイデアを持っています。
基本は混雑した時間帯は避け、ザッと店内を眺めて良さそうな人がいるか確認する。
また、実際に話してみてダメだと思ったら切り上げるのも手です。
同じメーカーの複数の販売店を回る
新車の値引きは販売店によっても異なります。
原則的に、メーカーからの新車の仕入価格は店ごとに異なります。
販売店ごとにランク分けされていることがあり、値引きの裁量も変わってくるわけです。
そのため、複数の販売店を回ってみるというのもシンプルながら限界値引きを引き出す手段になります。
新車の値引き相場まとめ
新車の値引き相場のポイントをまとめました。
- 値引き相場の基準は車両本体価格の10%
- 限界の目安は30%
- 軽自動車の場合は3~5%
- 決算期の3月、9月、ボーナス期は限界が出やすい
- ライバル車と競合させるのが基本
- 販売店によって値引き額は変わる
これから新車を購入する際はぜひ参考にしてください。
複雑に考えずに、ポイントだけ押さえておくのがおすすめですよ。
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こちらで、メモやデータを保存しておくと良いでしょう。
できる限りの工夫をして、新車を安く購入することが何よりも大切です。