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プリウスの中古車が安い理由を徹底解説!注意点や相場表もチェック

プリウスの中古車が安い理由

「プリウスの中古が安い理由は?」
「買って大丈夫なの?」

といった疑問に答えていきます。

トヨタ プリウスは1997年に登場し、日本トップクラスの燃費と人気をほこる車です。

現行は5代目ですが、それ以前のプリウス中古車は「安く手に入りやすい」といえます。

本記事では中古が安いと言われる理由や注意点、相場表をご紹介します。

プリウスの中古を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

プリウスの中古車が安いと言われる7つの理由

プリウスの中古車が安い理由

人気のトヨタ プリウスの中古車ですが、全体としては安いといえます。

プリウスの中古はやめたほうがいいということはありませんが、購入するなら安い理由は知っておくとよいでしょう。

なぜプリウスの中古が安いのか?

その理由は大きく7つがあげられます。

中古が安い理由

  1. 世代による価格差がある
  2. セダン車の人気低迷
  3. 不人気なプリウスαの影響
  4. 新型プリウスの影響
  5. 歴史が長く流通が多い
  6. 走行距離が長い
  7. 損害車両が多い

それぞれ順番に解説していきますね。

1.世代による価格差がある

プリウスの中古車価格は、初代から5代目まで世代によってかなりの価格差があります。

3代目以前のプリウスになると100万円以下で買えることがあり、全体の安いという印象を高めています。

なお、4代目(2015~2022)プリウスの後期モデルとなると、価格相場は200万円を越えてくるなど決して安くはありません。

全てのプリウス中古が安いわけではないので注意しましょう。

2.セダン車の人気低迷

プリウスは「5ドアファストバックセダン」となりますが、近年はコンパクトカーやSUVなどの人気の台頭により、セダンの需要が著しく低下しています。

国産セダンは生産停止を強いられているものも多く、プリウス自体も年々売り上げを落としています。

こうしたセダンの人気低迷が、中古車市場で安く売れられる要因の一つといえます。

3.不人気なプリウスαの影響

プリウスよりもボディーサイズが大きく、7人乗りが可能な「プリウスα(プリウスアルファ)」ですが、少子化など時代の影響により国内市場での需要が減っています。

プリウスαへの注目度は高い一方で、中古車市場で価格が下がっていることから、プリウス全体が安いという印象を与えている可能性があります。

4.新型プリウスの影響

トヨタ自動車は2023年1月に5代目モデルとなる新型プリウスを発売し、PHEV車は2023年3月に発売しています。

これまでのプリウスにないスポーティーで美しいデザイン、燃費と走行性も飛躍的に向上し、高い人気を集めています。

ハイブリッド車の技術は年々進歩しており、新型モデルが出るたびに、それまでのモデルが古くなり、需要がおちます。

5代目プリウスの登場により、それ以前のプリウスの価格が安くなっているのです。

5.歴史が長く流通が多い

プリウスは幅広いユーザーを抱えている人気車であり、何度も記録的なヒットをたたき出しています。

特に3代目となるプリウス30型はメガヒットしたことで知られています。

近年は、売上台数が落ち込んだとはいえ、1997年に初代が発売されてから、多くのプリウスが販売されています。

中古市場での流通が多いことで希少価値は薄まり、安く買いやすくなっています。

6.走行距離が長い

プリウスは燃費が非常によく、多くの人が長距離ドライブに使用する傾向にあります。

そのため、中古市場で出回っている車の多くは走行距離が多く、それが価格を下げている一つの要因となっています。

7.損害車両が多い

プリウスの中古車は、他と比べて事故などによる損害車両や修復歴のある車が多い傾向にあります。

修復歴のある車は、その分価格が下がるため、安くなっていることがあります。

あくまで一部ですが、プリウスが安いという印象を高めている可能性があります。

プリウスの中古車が安いのは時代の影響や、プリウス前オーナーならではの要因が考えられます。

中古プリウス購入の注意点!買ってはいけないプリウスは?

プリウスの中古車が安い理由

中古プリウスを購入する上で、押えておくべき注意点をご紹介します。

買ってはいけいないモデルや年式があるわけではありませんが、共通して注意したいものとして3つがあげられます。

  • 低年式でバッテリー交換されてないもの
  • 修理歴車ありのもの
  • 第三者機関の認定書がないもの

いずれも重要ですので、目をとおしておきましょう。

低年式でバッテリー交換されてないもの

原則的に10年落ち以上の中古車でも、きちんとメンテナンスされていれば大丈夫です。

ただ、プリウスの場合は、ハイブリッド車に搭載されている二つのバッテリーの寿命に注意しなければなりません。

  • 駆動用バッテリーの寿命:5年~8年
  • 補機バッテリーの寿命:3年~4年

駆動用バッテリーの交換相場は20万円~60万円前後、補機バッテリーの部品代金は3万円~かかります。

このことからも「低年式かつバッテリ交換がされていない車」は避けるべきです。

修理歴車ありのもの

プリウスは事故による損害車両が多いと述べましたが、修理歴車は避けることが望ましいでしょう。

一見、まともに乗れるように見えても、修復歴のある車には事故の影響がのこっていることがあります。

そのため耐久性や安全性能に難があるケースがあり、避けておくほうが無難です。

第三者機関の評価書がないもの

中古車は自分で判断できない部分があり、「第三者機関の評価書」があると安心です。

特に低年式の古いプリウスを購入するなら必須といえるでしょう。

具体的には「AIS」や「日本自動車査定協会」などを指し、購入前に中古車の状態を客観的に確認することができます。

AISとは中古車市場における公平な第三者機関で、全国共通の品質評価基準をもうけています。 中古車を評価するのは全国180名のプロ検査員で、品質を数値であらわします。 その技術の高さから、業界のスタンダードとして広く認知されています。

販売店の評価書でも問題はありませんが、利害関係がない第三者機関だとより確実に中古車の状態が分かります。

色々と心配な場合は、第三者の評価の有無をチェックしておきましょう。

プリウス中古車の相場表

プリウス中古車の相場表

トヨタ プリウスの中古車の相場表を作成し、世代・年式ごとに平均値をまとめました。

価格相場には幅がありますので、目安としてご参考ください。

注意点もあわせて解説していきます。

初代プリウス(1997~2003年)の中古相場

年式 中古相場
1997~2003年 100万円前後

初代プリウス(10・11型)はあまり出回っておらず流通量が少ないため、希少価値あり二代目よりも値段が高くつくことがあります。

現時点で出回っているものは100万円前後ですが、今後かわる可能性はあります。

二代目プリウス(2003~2009年)の中古相場

年式 中古相場
2003~2009年 50万円程度

二代目プリウス(20型)の価格相場は、50万円前後で推移しています。

プリウスをもっとも安く買うならこの年式ということになります。

すべて10年落ちモデルとなりますが、前述したバッテリー交換がきちんとされていれば乗ることは可能です。

ただ、車の使用年数は「15年20万km程度」が目安と言われているため、基本は三代目以降のプリウスがおすすめです。

三代目プリウス(2009~2015年)の中古相場

年式 中古相場
2009年 70万
2010年 70万
2011年 70万
2012年 70万
2013年 70~90万
2014年 80~110万
2015年 90~120万

三代目プリウス(30型)は2014年から2015年にかけて価格が上昇しています。

これは後期モデルということで一部改良が反映されているため。よりスポーティーな見た目となり、乗り心地や燃費面などさまざまな向上が見られます。

プリウス30では激安なものが見つかりますが、前述した「中古プリウス購入の注意点」をよく確認しておくようにして下さい。

四代目プリウス(2015~2022年)の中古相場

年式 中古相場
2015年 90~120万
2016年 150~180万
2017年 160~180万
2018年 170~190万
2019年 210~240万
2020年 240~270万
2021年 250万~
2022年 250万~

四代目プリウス(50・51・55型)の前期は比較的価格は安いといえます。

しかし、2019年以降となると平均相場は200万円を越え、決して安いといえる金額ではありません。

四代目プリウスなら前期がおすすめといえるでしょう。

プリウスα(2011年5月~2021年3月)の中古相場

年式 中古相場
2011~2021年 55万円~200万円

プリウスαの中古相場は幅があり55万~200万円程度で販売されています。

「プリウスα」と「プリウス」を年式ごとに比べると、中古相場はほとんど同じか、プリウスαの方が若干安い傾向にあります。

プリウス全体で見ていくと中古車は安いですが全てが安いわけではありません。

直近モデルの価格は高いことは押えておきましょう。

プリウス中古車が安い理由まとめ

ここまでプリウスの中古車が安い理由、中古相場表までご紹介してきました。

あらためてプリウスの中古が安い理由をまとめると以下のとおりです。

中古が安い理由

  1. 世代による価格差がある
  2. セダン車の人気低迷
  3. 不人気なプリウスαの影響
  4. 新型プリウスの影響
  5. 販売台数が多い
  6. 走行距離が長い
  7. 損害車両が多い

プリウスの中古車は安いといえますが、世代ごとに相場がことなり、安くない車種もあるので注意してください。

今回ご紹介した内容をふまえ、なるべくリスクを抑えてプリウスを購入し、カーライフを満喫してきましょう。

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