こんにちは。ぎぶさん(@give333)です!
低燃費をはじめ、低価格、安全、安心を追求する新型ミライース。
パワフルで先進性が感じられるデザインに加え、スマートアシストⅢをはじめてする安心や安全を適用する装備が人気となっています。
ただ、新型ミライースは低燃費だと噂は聞くけれど、実際は悪いのではないか?と心配する人の声もよく耳にします。
そこで本記事では、ミライースのカタログ燃費と実燃費を徹底検証しました。
目次
新型ミライースのカタログ燃費は非常に優れる
(出典:http://www.daihatsu.co.jp/index.htm)
新型ミライースの中でも、最もカタログ燃費(JC08モード)がよいグレードは、2WD車で、35.2km/Lとなっています。
新型ミライースは軽自動車に含まれるので、まずはJC08モード カタログ燃費ランキングを確認してみましょう。
JC08モード カタログ燃費ランキング(軽自動車)
- 1位:スズキ アルト:37.0km/L
- 2位:スズキ アルトラパン:35.6km/L
- 3位:ダイハツ ミライース:35.2km/L
- 4位:スズキ ワゴンR (ハイブリッド):33.4km/L
- 5位:スズキ ハスラー:32.0km/L
ご紹介したランキングから、ミライースは堂々3位に入る大健闘ぶりを見せています。
低燃費な軽自動車がひしめく中、トップクラスに位置するミライースのカタログ燃費のよさは高く評価することができます。
ただ、35.2km/Lという驚異的なカタログ燃費を発揮するグレードは、2WD車(L、L “SA Ⅲ”、B、B “SA Ⅲ”)のみなので、少し残念です。
また、実燃費については次の項目でご紹介しますが、気になる点もありました。
新型ミライースの実燃費は?燃費達成率は悪い
新型ミライースのカタログ燃費がよいとご紹介しましたが、実際に走行した時の燃費も気になるという人のために、実燃費を紹介します。
新型ミライースの中でも、最もカタログ燃費がよいグレードは、2WD車(L、L “SA Ⅲ”、B、B “SA Ⅲ”)で35.2km/Lとなっていますが、実燃費のアンケート結果は次の通りです。
2WD車(L、L “SA Ⅲ”、B、B “SA Ⅲ”)の実燃費
Aさん:23.25km/L
Bさん:19.43km/L
Cさん:20.89km/L
Dさん:19.19km/L
Eさん:23.93km/L
Fさん:29.15km/L
Gさん:24.25km/L
Hさん:27.70km/L
Iさん:24.41km/L
Jさん:32.25km/L
平均実燃費:24km/L
実燃費は19.19~32.25km/Lでバラつきがありますが、平均実燃費は約24km/Lでカタログ燃費達成率は約68%となりました。
カタログ燃費(JC08)達成率は80%を合格とすると、今一歩という結果となっています。
次に、寒冷地に住む人にとって4WD車は必須になりますので実燃費を紹介します。
新型ミライースの4WD車のカタログ燃費は 32.2km/Lとなっていますが、実燃費のアンケート結果は次の通りです。
4WD車の実燃費
Aさん:21.07km/L
Bさん:20.04km/L
Cさん:14.75km/L
Dさん:21.68km/L
Eさん:21.19km/L
Fさん:22.79km/L
Gさん:20.75km/L
Hさん:21.48km/L
Iさん:26.90km/L
Jさん:20.31km/L
平均実燃費:21km/L
実燃費は14.75~26.90km/Lとなっており、平均実燃費は約21km/Lで、カタログ燃費達成率は約65%となっています。
カタログ燃費達成率は80%を合格とすると、こちらもあと少しという結果となりました。
結局、燃費は良いの?悪いの?
新型ミライースの燃費達成率は、それほど高くありません。
しかし、後述しますが、実燃費についてミライースを上回る軽自動車はありませんでした。
総合してまとめると、ミライースの燃費は非常に良いと結論づけることができるでしょう。
ただカタログ燃費と比べてしまうと、実燃費は悪く感じるので注意しましょう。
ミライースの燃費に対するオーナーの口コミ
実燃費について、オーナーはどう考えているか気になると思います。
そこで、実際の口コミをご紹介します。
前に乗っていたミラの1.5倍なので凄いです。
口コミではミライースの実燃費のよさに満足しているオーナーが多く、好評となっています。
高速道路や長距離ドライブにも向いている
実燃費については、高速道路や長距離ドライブにおける燃費もよく、あらゆる場面で使いやすい車であることも特徴です。
高速の燃費は賛否が分かれるところですが、30km/Lを出すオーナーもいました。
ただ、どうしても車体が軽いため、横風の影響を受けやすい側面はあります。
走りは安定していますが、意識しておくと良いかもしれません。
新型ミライースが低燃費を実現できる理由は?
ミライースは他の軽自動車と比べても、低燃費に対すアプローチが徹底されています。
特に注目したいのが、ボディとエコドライブ設計です。
実は、乗れば乗るほど低燃費になるのがミライースであり、その理由を解説します。
徹底的なボディの軽量化
新型ミライースは軽いことが一つの特徴です。
フロントフェンダーをはじめ、ルーフスポイラー、Cピラーガーニッシュ、バックドア、フューエルリッド、燃料タンクを樹脂化することでボディを軽くし、燃費の向上に成功しています。
さらに、軽く頑強なDモノコックのボディを採用したことで、軽量でありながらも、操縦安定性と乗り心地を高めています。
エコドライブ設計
ミライースは楽しくエコドライブできる表示機能が充実しています。
燃費のいい運転をすると、イルミネーションがブルーからグリーンへ変わりますが、これを保つだけで低燃費が実現できます。
また、運転終了時には、そのドライブでのエコドライブ度をスコア表示してくれます。
乗れば乗るほどミライースで燃費のいい運転が身につくので、世の中に公開されているレポートよりも実燃費は優れる傾向にあります。
ライバル車との燃費の比較
新型ミライースのライバルで挙げられるのが、同じ軽自動車でガソリンエンジンを搭載するスズキ アルトやアルトラパンです。
最後に、競合車とのカタログ燃費と実燃費を紹介します。
- ミライース(2WD): 35.2km/L(JC08モード)、24km/L(実燃費)
- アルト(2WD、CVT): 37.0km/L(JC08モード)、23.6km/L(実燃費)
- アルトラパン(2WD。CVT): 35.6km/L(JC08モード)、19.8km/L(実燃費)
ミライースの実燃費は、アルトには僅差で勝利、アルトラパンには圧勝です。
つまり、軽自動車の中でミライースはもっとも燃費が優れると言えるでしょう。
新型ミライースの燃費が悪いことはない!実燃費は国内有数
新型ミライースの燃費が悪いと心配している人がいるかもしれませんが、カタログ燃費では同じ軽自動車の中で堂々の3位です。
更に、実燃費は24km/Lと、アルトやアルトラパンに勝利し、ユーザーからも好評です。
さまざまな角度で検証しましたが、トップクラスの燃費と結論づけることができます。
燃費について心配している方がいたら、その点は安心して購入して問題ないでしょう。