すでに、タイやインドネシアで販売されているホンダのコンパクトSUV「WR-V」。
WR-Vは「ヴェゼル」より小さなAセグメントクロスオーバーSUVとして開発され、コンパクトなデザインと、よりスポーティなスタイルで最先端のパフォーマンスとテクノロジーを備えたニューモデルです。
そんなWR-Vが、日本で発売されるという情報が出てきています。
今回は、ホンダWR-Vの発売日や価格、魅力など最新情報をお届けします。
・本記事の内容は予想も含まれており正確性を保証するものではありません。
ホンダWR-Vの日本発売日はいつ?
ホンダWR-Vは、早ければ2023年12月、遅くとも2024年春には日本でWR-Vの発売が実現すると予想されています。
具体的な発売日には公式の発表はありませんが、2023年後半の「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で展示されることが見込まれています。
これは2019年の第46回東京モーターショー以来4年ぶりの開催となる大きなイベントで、新型WR-Vのデビューに適した場となるでしょう。
日本導入の可能性は高い
ホンダは2016年1月21日に商願2016-5947WR-Vの商標出願を日本の特許庁に行っており、これが日本販売の手がかりとなっています。
日本の市場において、コンパクトSUVは非常に人気のあるカテゴリーで、トヨタ ライズ、日産キックス、マツダCX30など、各メーカーの主力商品です。
そのような国内のトレンドから、ホンダもこの分野での新たな選択肢としてWR-Vをいち早く投入したいと考えるのは自然です。
新型モデルのWR-Vはすでに2022年にインドネシアで、そして2023年にタイでのワールドプレミアと販売が始まっており、日本での発売も期待されています。
ホンダWR-Vの価格予想
ホンダWR-Vの価格予想は1,800,000円~2,500,000円の範囲となります。
WR-Vがヴェゼルよりも低価格の位置付けであることを考えると、実際の販売価格はヴェゼルの2,270,000円以下となることはほぼ確実です。
さらに競合車種であるトヨタライズの販売価格が1,717,000円〜2,309,200円、ヤリスクロスの販売価格が1,900,000円~であることを考えると、近い価格帯に設定される可能性があります。
これらの情報を考慮すると、エントリーモデルが約1,800,000円、トップグレードが約2,500,000円が目安となりそうです。
200万円を切る価格設定になれば割安感を感じられると言えるでしょう。
WR-Vの日本市場導入が実現すれば、トヨタ ライズやヤリスクロスといった車種との競争が激化することは間違いありません。
ホンダWR-Vのエクステリアと内装
WR-Vのデザインについて、ライバル車とサイズを比べながら解説していきます。
ヴェゼルから更にコンパクトなサイズに
全長 | 全幅 | 全高 | 地上高 | |
WR-V | 4,060mm | 1,780mm | 1,608mm | 220mm |
ヴェゼル | 4,330mm | 1,790mm | 1,580mm | 185mm |
ヤリス クロス | 4,180mm | 1,765mm | 1,590mm | 170mm |
ライズ | 3,995mm | 1,695mm | 1,620mm | 185mm |
WR-Vのボディサイズを見てみると、他のコンパクトSUVと比べて全幅がしっかり確保されています。
たとえば、上位モデルであるヴェゼルは全長4330mm、全幅1790mm、全高1580mmであり、国内販売のヤリスクロスは全長4180mm、全幅1765mm、全高1590mm、ライズは全長3995mm、全幅1695mm、全高1620mmです。
これらと比較すると、WR-Vは全幅においてはヴェゼルに近いものの、全長と全高はライズに近いサイズ感を持っています。
ヴェゼルから更にコンパクトであるため、取り回しも良いでしょう。
最低地上高が220mmと優れた悪路走破性を兼ねそなえ、さまざまな路面条件に対応するための強固さを確保しています。
洗練されたスポーティーな外観
インドネシアで新発表されたWR-Vは、その洗練されたデザインと機能性が注目を集めています。
エクステリアはスポーティな印象で、フロントグリルには高級感を引き立てるメッキを採用しています。
また、よりスポーティなスタイルを強調するため、特別版のWR-V RSには17インチのツートンカラーアルミホイールが、WR-VタイプEには16インチのアルミホイールが装備されています。
ホンダの特徴的な「ソリッドウイングフェイス」デザインを採用し、その設計は、フィットをベースとしたプラットフォーム上に展開されています。
フロントバンパー、フェンダーアーチ、サイドシル、そしてリヤバンパーに樹脂製の部品を多用し、堅牢さと耐久性も感じられます。
居住性と利便性に優れた室内空間
インテリアは、5人乗りとして設計され、車高が高いため視界も良好で、快適な運転環境を提供しています。
コンパクトSUVとしては車幅もしっかり確保され、一定のゆとりが感じられます。
シート素材にはファブリックが採用されており、広々としたトランクルームはリアシートを6:4で倒すことが可能で、荷室の利便性が高められています。
ステアリングにはナビゲーションとクルーズコントロールの操作スイッチが配置され、エアコンはナビの下に配置されたタッチパネルで操作します。
センターコンソールにはアームレストが備わり、その内部にはUSBポートが配置されているため、スマホの充電が可能。ドライバーには十分なスペースと利便性が提供され、ストレスフリーな運転環境が整います。
さらに、7インチのタッチスクリーンのオーディオディスプレイを備え、スマートフォン接続やハンズフリー電話などの機能をサポートします。
ラゲッジルームは380リットルの収納力があり、多様な活動に対応できるようになっています。
ホンダWR-Vのスペック情報
WR-Vは、コンパクトSUV市場における新たな一角を切り開くことを目指すモデルであり、その魅力はパワートレインにあると言えます。
スペック項目 | 詳細 |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンエンジン |
エンジン排気量 | 1.5リットル |
最大出力 | 121ps/6600rpm |
最大トルク | 14.8kgm/4300rpm |
パワートレインには、1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、クラス最高レベルの最大出力121ps/6600rpm、最大トルク14.8kgm/4300rpmとなります。
実質燃費は明らかにされていませんが、トランスミッションには、力強い加速性能と4%の燃費向上を可能にする「G-design」シフト技術を採用したCVTを組み合わせているため、より低燃費の走りが期待できます。
ホンダがエンジンの開発において長年にわたり追求してきた技術が投入されており、1.5ℓという排気量から121馬力を引き出すことができるのは、ホンダならではの技術力の証でしょう。
コンパクトSUVと一線を画す走り
G-designシフト技術は、加速時はスムーズにエンジンの回転数を上げることでパワーを引き出し、減速時はエンジンブレーキを使用するステップダウンシフトを可能にします。
これによってスポーティな走りを可能にし、一般的なコンパクトSUVとは一線を画すと言えるでしょう。
最先端の安全装備を搭載
WR-Vは、ユーザーが高速道路や市街地を問わず、どのような走行状況下でも安心して運転できるように、先進的な安全装備を豊富に搭載しています。
その中心となるのがホンダの先進的な安全技術システム「ホンダセンシング」で、衝突被害軽減ブレーキ、レーンキープアシスト、車線逸脱防止支援システム、アダプティブクルーズコントロール、先行車発進お知らせ機能、オートハイビームなどを包括的に提供しています。
SUVに安全性を求めるユーザーにとっても理想の一台となるでしょう。
ホンダ新型WR-Vの最新情報まとめ
ホンダWR-Vについて全体のポイントをまとめると以下の通りです。
- 日本発売の可能性が高い
- 発売日早ければ2023年末、遅くとも2024年春
- 予想価格は1,800,000円~2,500,000円
- ヴェゼルよりさらにコンパクトなサイズ
- 洗練されたスポーティーな外観
- 居住性と利便性に優れた室内空間
- 力強い加速性能をほこる低
WR-Vは、コンパクトSUV市場における新たな一角を切り開くことを目指すモデルと言えるでしょう。
ヴェゼルよりコンパクトでありながら、居住性に優れ、スポーティーで走破性も兼ねそなえて多様化するニーズに応えた一台と言えます。
なお、日本における導入に際しては、インドネシアでは、右ハンドル仕様であるため、比較的スムーズに市場に投入できると考えられています。
WR-Vは、ユーザーの期待を超えるパフォーマンスと装備を提供し、大きな注目を集めることが予想されます。
ホンダの新型WR-Vは、コンパクトSUV市場に新たな風を吹き込むことになるでしょう。