このページはスズキ新型ソリオの評価・値引き交渉術をまとめました。
日本で背の高くて広いコンパクトタイプの車は希少で、年々需要が高まってきています。
2016年11月にハイブリッドタイプを追加し、2020年12月にはモデルチェンジして上質で洗練されて生まれ変わったソリオ。
しかし、評価は辛口ではないか?と心配に思う人もいると思います。
このページでは正確な評価と、値引き交渉の方法までご紹介していきます。
目次
スズキ新型ソリオとは?
(出典:https://www.suzuki.co.jp/car/solio/)
2015年8月、スズキから「コンパクトハイトワゴン」という新しいコンパクト車である新型のソリオが発売されました。
2020年12月にモデルチェンジされ、現在のソリオは4代目となります。
性能・デザイン共に最高クラス
4代目にあたるソリオは、主要な部品からレイアウトに至るまで、すべてを刷新し、これまでのソリオと比べても、デザイン性、広さ、安全装備、利便性のすべての面でクオリティが大幅に向上することに成功しています。
新型ソリオは2015年度グッドデザイン賞も受賞していますが、4代目のデザインは大人テイストになっていて、よりデザイン性も高まっています。
スズキ新型ソリオの評価は辛口?
ソリオの評価は辛口ではないか?と心配する人がいますが、ソリオはほぼ隙がないと言えるほど口コミ評価が高い車です。
万が一、辛口評価があっても気にする必要はないでしょう。
コンパクトカーでありながら広いのはソリオだけ
4代目ソリオは、コンパクトカーでありながら広い室内空間を実現した理想のファミリーカーとなっています。
5人乗りできますがコンパクトなので、一人暮らし・夫婦の方まで支持されています。
コンパクト・広さを共存している車はソリオだけといっても過言ではなく、ミニバンと軽自動車の良いところどりされた車となります。
この時点でソリオには他の自動車にはない大きな価値があります。
2016年11月に同時発売されたトヨタ新型ルーミーが登場するまで、この分野においてソリオは独占状態にありました。
ソリオは燃費が良い
エンジンには、広い車内を実現させるためのコンパクトなシステムで設計されたハイブリッド車が用意されているので、燃費が良いのも特徴。
同サイズのトヨタ ルーミーにはハイフリッドが用意されていないため、ソリオは燃費に優位性があります。
またコンパクトタイプのミニバンと比べると燃費は抜群に良いと考えられます。
ハイブリッド車の実燃費は20.00km/L
ハイブリッドの場合は、JC08モードの燃費で22.44km/Lという低燃費を実現し、平均実燃費は20.00km/Lという高い燃費達成率をほこり、力強い走りを両立しています。
特別仕様車の「ソリオパンディット」の実燃費も19km/Lとなり安定した燃費となります。
スズキ新型ソリオの全グレードの評価
次に、ソリオの4つのグレードについてご紹介します。
スズキ新型ソリオには、エントリーモデルである「G」タイプ。フルハイブリッドは廃止され、マイルドハイブリッドとなる「MX」「MZ」、特別仕様車からなります。
それぞれ価格・機能が異なるので購入する方はぜひ押さえておきましょう。
【ガソリン】
1.G 1,581,800円~
【ハイブリッド】
2.HYBRID MX 1,850,200円~
3.HYBRID MZ 2,022,900円~
【ハイブリッド 特別仕様車】
4.ソリオパンディット 2,006,400円~
1.G
ハイブリッドは非搭載
「G」タイプは、エントリーモデルだけあって、4代目ソリオで唯一、ハイブリッドシステムが搭載されていません。
エンジンの総排気量は1.242Lと、コンパクトカーにおいては、同等かやや小さいエンジン。
JC08モードの燃費は2WDの場合で21.1km/L。4WDの場合で17.8km/Lとなります。
ハイブリッド車と比べても燃費に大きな差はないのも高ポイントです。
Gタイプはソリオの中で最も安い
2WDの場合は価格が1,581,800円~、4WDの場合はメーカーの価格が1,641,200円~となっています。
装備は必要最小限に限られていますが、フルオートエアコンはついていますし、7万円ほど追加すればスズキ セーフティ サポート車を選べて安全性も問題ありません。
【結論】 安さ重視ならGタイプで問題なし
2.HYBRID MX
実質的なスタンダードモデル!
「HYBRID MX 」タイプは、エンジンにマイルドハイブリッドシステムが搭載されているモデルです。装備品も「G」タイプと比べると、十分な装備となっています。
装備も充実
「HYBRID MX」は、「G」タイプの装備に加えて、安全装備としては頸部衝撃緩和フロントシート・助手席シートベルト警告灯・助手席シートベルトリマインダー・マルチリフレクターハロゲンヘッドランプといった装備が追加されます。
その他、快適装備やインテリアも大幅に追加されています。
HYBRID MXも割安感あり
マイルドハイブリッドシステムや装備の増加によって、その分、価格が少し上がりますが、それでもコンパクトミニバンを買うことを考えると安いです。
2WDが1,767,700円~、4WDが1,893,100円。
7万円ほど追加すればスズキ セーフティ サポート車を選べます。
装備も充実し、ハイブリッドなので高速道路でもしっかりと走れるオールマイティー車です。
【結論】 迷ったらHYBRID MX がもっともおすすめ
3.HYBRID MZ
装備や機能が大充実
「HYBRID MZ」は、「HYBRID MX」に加えて、さらに装備が充実しています。
まず、安全装備としては、「HYBRID MX」の装備に加えて、ディスチャージヘッドランプ・オートライトシステム・LEDポジションランプ・マルチリフレクターハロゲンフォグランプが追加。
快適装備も、パワースライドドアが運転席の身から両側に装備。
インテリアも、ステアリングホイールがウレタンから本革巻に変更しています。
「HYBRID MZ 」は装備の分だけ価格が上がる
装備が充実した分、価格は若干上がっています。
スズキ セーフティ サポートは標準装備されているので割高感はありません。
- 2WD 2,022,900円
- 4WD 2,148,300円
【結論】 装備や機能の充実を求めるなら「HYBRID MZ」がおすすめ
4.ソリオパンディット
ソリオパンディットは美しさと、独創性を兼ね備えたソリオの特別仕様車になります。
内装も上質で落ちついて高級感が感じられるのが特徴。
ハイブリッド車となりますので、走りの力強さも申し分なく、低燃費かつ静粛性のある走りができます。
パンディットは両側スライドドアも採用。
ソリオの最上級グレード「MZ」と比べた場合、若干安いにも関わらずパンディットの方がより上質感を感じられると言えるでしょう。
- 2WD 2,006,400円
- 4WD 2,131,800円
【結論】 ソリオで最上のものを選ぶならパンディットで決まり
ソリオの値引き交渉術
ソリオ 値引き相場の目安
- 本体+オプション:23万円
- 本体:16万円
- オプション:7万円
- 限界値引き:40万円
新型ソリオの交渉方法としてはライバル車を知り、見積もりを取ることが基本となります。
これまで新型ソリオには明確なライバル車は存在しませんでした。
値引き交渉に必要なライバル車について
しかし、2016年11月に新型ソリオと非常に似たタイプである以下の車が発売されています。
- トヨタ ルーミー
- ダイハツ トール
- スバル ジャスティ
つまり、新型ソリオには明確なライバル車が3つあるということができます。
そのため上記の4車を、新型ソリオと競合させるのが有効な手段になります。
値引きの際は見積もりはもちろん、どれを買うか迷っている旨を伝えましょう。
ライバル車の登場はソリオにとって死活問題
新型ソリオからすると、新発売された4車にお客が流れてしまっては死活問題となります。
「トヨタ新型ルーミーの方が新しく、人気があるので迷っている。ただ、安くして貰えるのであればスズキ新型ソリオにしてもいいと考えている」
こうしたニュアンスを伝えるようにしましょう。
大切なことは、トヨタ新型ルーミー、新型タンク、ダイハツ新型トール、スバル新型ジャスティについて、実際に目で見て、その魅力も知ることです。
その上で、値引きしてくれるのなら新型ソリオを検討したい意向を伝えるようにしましょう。
スズキ新型ソリオの従来の値引きライバル車について
スズキ新型ソリオの値引きをする場合、従来は下記のライバル車を競合させるのが通常でした。
- ホンダ フリード
- トヨタ シエンタ
コンパクトなボディに両側スライドドアという点を考慮すると、スズキ新型ソリオの値引き交渉で使えるライバル車は上記2つでした。
一方、ソリオのようなハイトワゴンと同じタイプと言うことはできず価格帯もワンランク上になるのがネックでした。新しいライバル車が出た今、特に引き合いに出す必要はないでしょう。
ただ、上記の2つの車は全て「ハイブリッド仕様」も選ぶことができます。
その意味で、スズキ新型ソリオHV(ハイブリッド)との値引き競合では、役立ちます。
値引きの前に必ず下取り査定をしましょう!
値引き交渉をする前に、必ず行っておくべきなのが車の下取り査定です。
ディーラーで車の下取り価格がかなり低く見積もられているのは常識となっています。
その意味では値引き以上に、事前の下取り査定に力を入れなければ損になります。
無料でできるサービスを利用する
そのため、そのためあらかじめWEBの一括査定サービスを利用し、自分自身で下取り査定価格の高いデータを入手しておきましょう。
ネットの一括査定サービスに関してはデータが充実し、即時性のある「ナビクル車査定」が定番です。
公式サイトで無料査定をすることが可能です。
下取り査定は無料で1分以内にできるため、今すぐに済ませておきましょう。
ソリオの値引き交渉はしやすい状況
2016年11月に同時発売された「ルーミー」は売上好調となっていて、これまで新型ソリオが独占していた市場が一気に活性化されました。
ソリオは優れた自動車ですが、ブランディングや装備、安全性を完備するライバル車の登場によって、パイを奪われつつあります。
その意味では、スズキ新型ソリオの値引き交渉をする際に、これらの強力なライバル車を引き合いに出せば、値引きがスムーズに行く可能性があります。
ぜひ積極的に値引きをしていきましょう。
ソリオの評価・デメリットの最終チェック!
最後に、スズキ新型ソリオの評価・評判について改めてまとめておきます。
4代目ソリオは、「コンパクハイトワゴン」をコンセプトとしており、コンパクトカーにもかかわらず、広い車内を実現しています。
コンパクトカーの中で実用性が高い
この広い車内は、実際に乗っている方からも好評で、他のコンパクトカーよりも評価が高くなるポイントとなっています。
また、ソリオの評判で最もおおいのが「インテリアの充実」です。特に、ソリオでは様々な場所に収納スペースがありますので、実用性についての評価は高いクルマとなっています。
ソリオにデメリットはある?
内装の見た目に関しては、値段相応で可もなく不可もなくという評価が多いようです。あくまで、値段相応という意見が多いということで、値段以下という評価ではありません。
内装の質感はライバル車のルーミーに軍配が上がるといえるかもしれません。
また、ルーミーが電動パーキングブレーキがついているのに対して、ソリオにはついていない点はご注意ください。
センターメーターは大丈夫?
最も賛否が別れる部分としては、メーターパネルがセンターになっているという点。
メーターがセンターに設置されていることで、見づらいという意見もあります。
しかしながら、スズキ新型ソリオの口コミでも書かれている通り、慣れれば問題ないと言うことができ、大きな問題にななりません。
スズキ新型ソリオの評価・値引きのまとめ
- コンパクトで実用性に優れるコンパクトカー
- 燃費がよくパワーもある
- 値引き相場は23万円
- ライバル車はトヨタ ルーミー / タンク
- 事前に下取り査定しないと損をする可能性あり
総評としては、総排気量2,000ccクラスのミニバンよりも快適に走ることができるとともに、コンパクトカーの特徴を活かして、狭いスペースへの駐車も楽にできるため、ファミリーカーとしては最適な車であるという意見が多数あります。
コンパクトなファミリーカーとしては日本で1,2を争うといっても過言ではありません。
ただ、ライバル車であるトヨタ新型ルーミーも、追随してきています。
コンパクトカーはこの2つを比べて、どちらを買うか決めるのもおすすめです。

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