本格派ぞろいのジープブランドで、一番コンパクトかつ都会的なオシャレさをもっているのがレネゲードです。
日本でもラングラーに次ぐ人気のレネゲードですが、ネットで「買ってはいけない」や「後悔する」というネガティブな口コミも見られます。
レネゲードに興味があっても、悪い評判があると気になりますよね。
そこで、本当にレネゲードは買ってはいけないのか、オーナーの口コミもふくめて解説していきます。
目次
レネゲードは買ってはいけない?
結論からするとレネゲードは買ってはいけない車ということはありませんが、いくつか注意しておくとよいポイントがあるので押えておきましょう。
特に注意しておきたい点は「中古は故障が多い」「運転には慣れが必要」の2点となります。
細かいところで後悔しやすいポイントもいくつかありますが、満足している人たちの口コミもよく見られます。
それぞれ確認して、自分に合っているか判断すると良いでしょう。
レネゲードを買ってはいけないと言われる理由5つ
レネゲードを欲しいと思っている方にとって、レネゲードの悪い評判は気になることでしょう。
レネゲードのどの部分が「買ってはいけない」と言われる理由なのでしょうか?
よく見られるレネゲードの後悔しやすいポイントについて、一つずつ検証してみます。
- 故障が多くて評価がイマイチ
- ガソリン代が高くつく
- 後部座席が狭い
- 意外と大きく運転しにくい
- トランスミッションの不満
1.故障が多くて評価がイマイチ
アメリカの消費行動に大きな影響をもつコンシューマーレポートにおいて、ジープレネゲードは「買ってはいけない車ランキング」で3位(注1)になっています。
レポートによると、ブレーキやトランスミッションに故障が多く、ボディパーツが落ちるといった内容が書かれています。
日本の口コミでは突出して故障率が高いとはいえないですが、修理の部品は海外から取り寄せが多く、高い修理代となりがちです。
ただ、レネゲードでも高年式の新しいモデルは品質が上がっていて目立った故障の報告はありません。
基本的には低年式の中古車に気をつけると良いでしょう。
(注1の出典元)https://intensive911.com/american-car-brand/tesla/68677/
2.ガソリン代が高くつく
レネゲードの評判でよく聞かれるのが「燃費が悪い」や「ハイオクガソリン仕様で負担が大きい」というものです。
燃費(WLTCモード)は12.1~14.3km/Lであり、確かに良いとはいえませんが、他の車と比較してどうなのか検証します。
レネゲードと車格の近いスズキ・ジムニーシエラと、ボルボ・XC40とカタログ燃費を比べてみました。
モデル | WLTCモード |
レネゲード・リミテッド | 14.3km/L |
レネゲード・トレイルホーク | 12.1km/L |
ジムニーシエラ | 13.6km/L |
XC40 | 14.8km/L |
カタログ燃費ですが、レネゲードの燃費が特別悪いというわけではないようです。
ただ日本車のハイブリッドモデルと比べてしまえば見劣りするのは確かで、比較対象によってイメージが変わってくるのでしょう。
また、ハイオクガソリンはレギュラーガソリンより1リッターあたり10円ほど高価なので、給油時に「高い!」というイメージは印象に残るのでしょう。
3.後部座席が狭い
レネゲードには、後部座席や荷室が狭くて使いづらいという指摘があり、口コミでもよく見られます。
レネゲードのサイズは、全長4,255mm、全幅1,805mm、全高1,695~1,725mmで、ジープで一番小さいとはいえ中々の大きさでフルフラットも可能。
ただ、デザインの影響から後部座席の横幅に余裕がなく、乗車定員5名といっても後ろに大人3人は苦行かもしれません。
車中泊するさいも少し狭いという口コミが見られます。
つまりファミリーユースでレネゲードを選んでしまうと、後悔してしまう可能性があるようです。
4.意外と大きく運転しにくい
レネゲードはイメージより意外と大きくて運転しにくいという口コミもあります。
慣れないと運転に苦労している方も多いようです。
今の日本で、全幅1,805mmが特別大きいかといえば、そんなことはありません。
しかし、日本ではコンパクトSUVが主流であり、レネゲードのサイズで運転しにくいと感じるユーザーも一定数いるようです。
5.トランスミッションの不満
レネゲードには2種類のトランスミッション(変速機)があり、FFのリミテッドには「DCT」が採用されています。
DCTとは、簡単にいえば「自動で変速してくれるマニュアルトランスミッション」です。
このトランスミッションに不満の声が挙がっています。
欧州車では採用の多いDCTですが、レネゲード(フィアット)のDCTはライバルメーカーと比べてクラッチ断続に粗さが目立つといわれます。
普通のATに慣れている人にとって、レネゲードのDCTは一癖も二癖もあるようです。

レネゲードで後悔せず満足している人々の口コミ
レネゲードは否定的な評価がある一方で、ジープ女子といわれる人たちからも人気で、売上台数も伸びている事実があります。
調べていくと、レネゲードへの不満よりも満足したという意見のほうが圧倒的に多く見られます。
ここからはレネゲードを買って満足した人の声をご紹介します。
独特のデザインが大好評
レネゲードのアデザインは、ジープ伝統の丸いヘッドライトと7スロットグリルを備えながら、どこか都会的で垢抜けています。
細かいディティールは、ジープの伝統を受け継いでいながら、そこにイタリア(フィアット)のエッセンスが入っています。
この独特なデザインが「かわいい」と評判で、ハマる人には魅力の塊なのです。
今日は愛車の車検🚘
今のレネゲード、顔がかわいいなぁ🥰 pic.twitter.com/kVIYrod5P7— クロード鰥夫(ヤモヲ)😎縦書き特化ブログ✍️ (@yamowo_claude) December 19, 2021
レネゲードちゃんの写真撮ってきました!!!
めーっちゃかわいい#Jeep #レネゲード #Jeep女子 pic.twitter.com/1a5RWmaYFY— しゃっぺ (@syappe_2525) April 11, 2021
レネゲードに限ったことではないですが、車で見た目はとても大事な要素で、満足度を高める要因になっています。
人との違いを演出できる
レネゲードは決して安い買い物ではないですが、輸入車SUVのなかでは比較的手の届くところにあるモデルです。
輸入車SUVへの憧れを満たし、かつ人との違いを演出できるという満足感を味わえるのがレネゲードといえます。
jeepレネゲード納車しました!🎊
12月上旬に追突事故を貰って買い替えを検討してこいつにしました!✨人生一回は外車に乗りたいという夢を叶えられました👍#Jeep #レネゲード pic.twitter.com/f052IEiic5
— だいご@熊本ライダー (@daiguran_005) January 31, 2021
本物の歴史が感じられる
ジープの無骨で洗練されたデザインは、長年多くの車好きを魅了してきました。
その始まりは第二次世界大戦中の軍用車両であり、これほど歴史の重みを感じられるモデルはありません。
ジープといえば「本物」と感じるオールドファンは多く、レネゲードがイタリア生まれの洒落者ても、その魅力がゆらぐことはありません。
レネゲード購入で後悔しないためのチェックポイント
レネゲードは、国産車のとの違いなど理解していないと後悔する可能性はあります。
レネゲードの購入で後悔しないためのチェックポイントを説明します。
実車を確認し試乗する
輸入車の中古車でいえることですが、実車を確認しないで購入することはギャンブル的な行為です。
特に大きさは実際に触れてみなければ感覚として分からないもの。
できれば試乗もしてみて、操作感や取りまわしの良し悪しは確認してみましょう。
乗ってみて不便なほど大きく感じるようだと、運転しにいという後悔につながる恐れがあります。
新車のレネゲードは公式サイトで試乗予約ができるので注目です。
試乗予約はこちら
維持費はある程度かかることを覚悟
輸入車の多くは、日本車では交換しないような部品も交換前提で設計されていることが多く、車検などのたびに多くの出費を強いられがちです。
逆にいえば、しっかりメンテナンスをすればいつまでも新車同様の走りを取りも戻せることができます。
この点を理解しておかないと「金喰い虫だった」と後悔することになるでしょう。

もし中古を検討するならなるべく状態のよいものを選ぶようにしてください。
レネゲードは故障が多いは本当?
レネゲードに対するネガティブ意見のなかで、「故障が多い」ということは一番気になることではないでしょうか?
レネゲードの故障について所有者の口コミを調べました。
故障に関する口コミ
レネゲードの故障に見舞われたオーナーさんたちの声を確認してみましょう。
jeepレネゲード乗ってるんですけど2年半の間に故障2回。しかも同じ症状。
2度目のレッカー。
なんだかなぁ、国産車の方がいいですねぇ、勉強になった。(引用:ツイッター)
当たりが悪かったのか、2年半の間に2度の故障とはお気の毒ですが、実際にあったことなので参考にしましょう。
たまたま入った中古車店の整備士さんが、故障が多いから本気でオススメしないと言ってた。
中身がフィアットでイタリア生産では、壊れるのも確かに納得できる(笑)(引用:ツイッター)
中古車については故障が多いという報告があるようです。
レネゲードも早いもので納車して1年半が経ち走行距離が30,000キロを超えました。これまで故障などなく絶好調で走ってくれてます。
これからも色んな場所に連れてって貰います。(引用:ツイッター)
故障なしで絶好調という口コミもあります。
結論としては、すべてのレネゲードが故障に見舞われるわけではなく、日本車に比べればという程度と言えるでしょう。

新車購入の場合は3年間(積算走行60,000kmまで)はメーカー保証がつくので心配はいりませんよ。
レネゲードで故障しやすいところ
レネゲードは、シープブランドで販売しているモデルですが、多くの部品がイタリアのフィアット社のものです。
これが「ドイツやアメ車より壊れやすい」と言われてしまう理由の一つとなっています。
実際のところがどうなのかといえば、確かに故障しやすい箇所はあるようで、以下の点が指摘されています。
壊れやすい箇所
エアコン | エアコンのガスを圧縮するコンプレッサーが、経年劣化による故障を起こす。 |
オルタネーター | オルタネーターはバッテリーに電気を供給する発電機ですが、経年劣化による故障を起こす。 |
アイドリングストップ | アイドリングストップバッテリーの容量が小さく、新車でも異音が鳴ることがあります。メーカーの無償修理対象です。 |
これ以外にもDCTやATでも故障が起こるようで、その場合はそれなりに修理費用がかかってきます。
レネゲードでよくある質問と回答
レネゲードに関するよくある質問をまとめました。
レネゲードを買ってよい年収目安は?
一般に車を無理なく購入できる価格帯は、年収の半分程度が目安とされます。
レネゲードの新車の場合は、価格が361~590 万円となっていますので年収目安は700万円以上となるでしょう。
なお、中古車価格は90~525 万円 となります。
生活に必要なお金が必要になるため年収300万円の場合は、かならずしも年収の半分が目安とはなりません。
そのため中古車を買う場合においては、年収300万円以上が目安となるでしょう。
ジープレネゲードを買ってはいけない?のまとめ
ジープレネゲードに囁かれている「買ってはいけない」の真相を解説しましたが、その理由は以下のとおりです。
- 故障が多くて評価がイマイチ
- ガソリン代が高くつく
- 後部座席が狭い
- 意外と大きく運転しにくい
- トランスミッションに不満がある
ジープレネゲードは、イタリアの血が流れるアメ車であり、その影響が良い面にも悪い面にも出ているといえます。
修理代や維持費、サイズ感は気になるポイントと言えるでしょう。
しかし、買って良かったという口コミも多い魅力的な車です。
買ってはいけないか?と言われれば、答えは「No」であり、あらかじめ注意点をおさえておけば後悔することはないでしょう。
魅力満載のレネゲードなので、ネガティブ情報だけに惑わされないようにしましょう。