こんにちは。ぎぶさんです!
プリウスは国内で屈指の燃費性能をほこるハッチバックセダンです。
2018年には先代モデルから見た目が一新されて大きな注目を集めています。
ただ、新型プリウスは大型になったボディのせいで燃費が悪いのではないか?と心配される人もいるようです。
そこで、新型プリウスの燃費と実燃費をくわしく解説していきたいと思います。

あらゆるデータと実例をもとにご紹介していきます!
目次
新型プリウスの燃費は低燃費
(出典:https://toyota.jp/)
まずはカタログ燃費から見ていきましょう。
新型プリウスのグレードの中でも、最もカタログ燃費(JC08モード)がよいのがEグレードで40.8km/Lです。
新型プリウスは1800ccのエンジンを搭載する自動車ですので、以下ではカタログ燃費ランキング (1601~1800cc)を紹介します。
JC08モード カタログ燃費ランキング (1601~1800cc)
1位:トヨタ プリウス:40.8km/L
2位:トヨタ カローラスポーツ(ハイブリッド):34.2km/L
3位:レクサス CT:30.4km/L
4位:トヨタ C-HR(ハイブリッド):30.2km/L
5位:トヨタ プリウスα:26.2km/L
6位:トヨタ ヴォクシー (ハイブリッド):23.8km/L
プリウスが燃費が良いことはご存じの方も多いと思いますが、このクラス(1601~1800cc)のランキングでみると群を抜いていることが分かります。
一方、新型プリウスはハイブリッド車なので、カタログ燃費ランキング (ハイブリッド)も見てみましょう。
JC08モード カタログ燃費ランキング(ハイブリッド)
1位:トヨタ プリウス:40.8km/L
2位:トヨタ アクア:38.0km/L
3位:ホンダ フィット (ハイブリッド):37.2km/L
4位:日産 ノート(e-power):37.2km/L
5位:ホンダ グレイス (ハイブリッド):34.8km/L
6位:トヨタ ヴィッツ(ハイブリッド):34.4km/L
競合の激しいハイブリッドカテゴリにおいても一位を獲得しています。
ご紹介したように、新型プリウスは、1601~1800cc とハイブリッドといったカテゴリーのカタログ燃費ランキングにおいて堂々1位を獲得しており、カタログ燃費のよい自動車に間違いありません。
Eグレードは注意が必要
人気のEクレードは、他のグレードと比較して燃料タックの容量が5L少なくなっています。
そのため、Eクレードは他のグレードと比較した場合、燃料を満タンしてから走行できる距離は約49km短くなります。さらにEクレードには4WDの設定が用意されていません。これらの点は注意しておきましょう。
なぜ新型プリウスは低燃費を実現できるのか?
なぜ、プリウスはここまでの低燃費を実現できるのでしょうか?
それはずばり、改良2ZR-FXEエンジン、新開発したハイブリッドシステム、
優れた空力性能のボディの3つを採用しているためです。
以下では3つの存在についてカンタンにご紹介しておきたいと思います。
改良2ZR-FXEエンジン
改良2ZR-FXEエンジンは燃焼効率を向上させ、40%の最大熱効率を実現しました。
最大熱効率とは、燃料を燃焼させる際にどれだけ駆動力(エンジンの仕事)に還元できるかを示す値です。プリウス独自のエンジンであり高燃費に貢献しています。
新開発のハイブリッドシステム
プリウスが新開発したハイブリッドシステムは、ご紹介した改良2ZR-FXEエンジンに加え、高回転モーター・パワーコントロールユニット、ハイブリッドバッテリーから構成され、軽く小型化することで燃費効率を高めています。
優れた空力性能のボディ
新型プリウスは進化したトライアングルシルエットを採用し、低燃費が実現できる空力フォルムを実現しています。
デザインそのものが空気抵抗を減らし、円滑な風の流れになるように追求されているため高燃費が実現できます。
以上、3つの要素がプリウスの燃費が優れる根拠と言うことができます。
新型プリウスの実燃費は悪い?徹底まとめ
新型プリウスについては実燃費はどうなのか?気になる方は非常に多いと思います。
そこで実燃費について徹底的に見ていきましょう。
新型プリウスのグレードの中でも、最もカタログ燃費(JC08モード)がよいのがEグレードで40.8km/Lとなっており、実燃費のアンケート調査に結果は次の通りです。
2WDの実燃費は28km/L
Aさん:28.6km/L
Bさん:25.5 km/L
Cさん:27.4km/L
Dさん:24.4 km/L
Eさん:32.6 km/L
平均実燃費:28km/L
アンケート結果より、実燃費は24.4 ~32.6 km/Lとなっており平均の実燃費は約28km/L、JC08モード燃費達成率は、約69%という結果になりました。
JC08モード燃費達成率の合格点80%と考えると、やや悪い結果となっています。
一方、スキーに行く人や管理地に住んでいる人には4WD車も気になるところですが、新型プリウスの4WD車のカタログ燃費は、34km/Lとなっており、実燃費のアンケート調査に結果は次の通りです。
4WD車の実燃費は22.2km/L
Aさん:26.27km/L
Bさん:23.96km/L
Cさん:25.05km/L
Dさん:21.74km/L
Eさん:16.24km/L
Fさん:22.70km/L
Gさん:19.27km/L
Hさん:19.16km/L
Iさん:25.54km/L
平均実燃費:22.2km/L
アンケート結果より、実燃費は16.24~26.27km/Lとなっており平均の実燃費は約22.2km/L、JC08モード燃費達成率は、約65%という結果になりました。
JC08モード燃費達成率の合格点80%と考えると、こちらも若干悪い結果となっています。
プリウスはカタログ燃費は優れますが、燃費達成率はそれほどではないため過度な期待はしないように注意する方が良いでしょう。
もちろん、全体でみれば燃費が良いという事実が揺るぐことはありません。
プリウスの燃費に関する口コミ
カタログ燃費と実燃費をご紹介してきましたが、新型プリウスの実燃費をユーザーはどう捉えているかを口コミから紹介します。

「4WDに乗って1年以上経過していますが、ある月のディスプレイの表示燃費は28.5Km/L、実燃費は27.2Km/Lとなっており、実燃費はよいと感じます。」

「4WDに乗りはじめて11ヵ月、26000kmを経過して、実燃費は冬になると、20~25km、春は28.5~28.1km/L、6~7月は29.1~29.9km/Lという結果です。
燃費計と実燃費の差が少し気になります。」

「Sツーリングセレクションですが、低燃費運転を心掛け、実燃費は30km/Lを超えます。
高速道路は燃費が下がり、一般道では燃費が上がる傾向になるようです。」

「グレードEに乗っていますが、一般道でエコ運転を心がけた結果、実燃費は24.2km/。普通に走ったらもっと下がる可能性がありますが、先代より進化は感じます。」
口コミを見ると燃費について満足しているオーナーの声が目立ちました。
新型プリウスの実燃費は先代より進化を感じられ概ね好評ですが、高速道路での燃費の低下、カタログ燃費と実燃費の差を感じるという人もいるようです。
ライバル車との燃費を比較
最後に、ライバル車との燃費を比較しました。
新型プリウスのライバルといえば、同クラスのエンジンを搭載したハイブリッド車のカローラスポーツ(ハイブリッド)とレクサス CTとなっており、カタログ燃費と実燃費を比較します。
VSカローラスポーツ(ハイブリッド)VSレクサス CT
- 新型プリウス(Eグレード): 40.8km/L(カタログ燃費)、25km/L(実燃費)
- カローラスポーツ(ハイブリッド): 34.2km/L(カタログ燃費)、25km/L(実燃費)
- レクサス CT: 30.4km/L(カタログ燃費)、19.94km/L(実燃費)
実燃費については、新型プリウスはカローラスポーツ(ハイブリッド)とほぼ同等となっていて、レクサス CTには圧勝といった結果です。
トヨタ車の中では実燃費もナンバーワンということができるでしょう。
プリウスの燃費が悪いことはない!実燃費は国内有数
プリウスの燃費についてのまとめ
- カタログ燃費は国内ナンバーワン。
- 燃費達成率は高くないので要注意。
- 実燃費もトヨタ車の中でナンバーワン。
- 実燃費に対するオーナーの満足度は高い。
- 高速道路で燃費が落ちやすい。
プリウスはカタログ燃費も実燃費も優れていると言うことができます。
注意点としては燃費達成率は悪いため、カタログ燃費の水準を期待してはいけないということにはなるでしょう。
しかし、実燃費についても満足度も高く、ハイブリッド車と比べてもトップクラスとなりますので総合的に見れば燃費について高く評価できる車です。
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