2022年11月16日のワールドプレミアで華々しく発表された新型5代目プリウスですが、トヨタ車の納期遅延がニュースになる中、気になるのはプリウスの納期です。
フルモデルチェンジでは、プリウスらしさを継承しながらワイド&ローでスタイリッシュなデザインとなり、走りの性能も格段に向上しました。
この記事では、新型プリウスの最新の納期情報や受注状況、今後の予想などをはじめ、徹底解説していきます。
ポイント
※納期はあくまで目安であり正確性を保証するものではありません。あらかじめご了承ください。
目次
トヨタ新型プリウスの納期はいつ?最新情報まとめ
トヨタ新型プリウスの最新納期目安は以下のとおりです。全国平均値をリアルタイムで更新しています。
プリウスの最新納期目安
- Zグレード:1年5ヶ月~1年7ヶ月
- Gグレード:1年5ヶ月~1年7ヶ月
- Xグレード:3ヶ月~9ヶ月
- PHEV:4ヶ月~8ヶ月
プリウスの最新納期はピーク時と比べると早まってきています。販売店によっては「Xグレード」が3ヶ月、PHEVが4ヶ月というところも出ている状況です。
新型プリウスの先行予約は2022年12月下旬に開始されましたが、正式発売の前から相当数の受注が入りました。
そのため、先行予約の早い段階で半年程度、新規の注文となると「Zグレード」で1年半前後の待ちは想定しておく必要があるでしょう。
「Gグレード」も1年半以上は想定しておくことが無難です。
新型プリウスの人気は非常に高く、注文が遅れてしまうとさらに納期が延びたり受注停止になる可能性がもある状況です。
プリウスの納期目安の推移
最新の納期目安の事例をまとめました。商用車はのぞいています。
販売店によって納期は異なりますので、あくまで参考程度にしてください。
契約時期 | 納期目安 |
2023年9月 | 1年5ヶ月~1年7ヶ月 |
2023年8月 | 1年8ヶ月~1年10ヶ月 |
2023年7月 | 2年~2年1ヶ月 |
2023年6月 | 1年4ヶ月~2年1ヶ月 |
2023年5月 | 1年1ヶ月~2年1ヶ月 |
2023年4月 | 1年半~2年5ヶ月 |
2023年3月 | 8ヶ月~2年4ヶ月 |
2023年2月 | 1~2年 |
2023年1月 | 1~2年 |
2022年12月 | 6ヶ月 |
プリウスの納期は直近では改善の傾向がみられます。
通常納期1年半以上が目安となりますが、日数とともに納車が遅れるため1日でも早い契約がおすすめです。
中古車を高く売る方法
車の乗り換えをする場合、今乗っている車を高く売ることから始めましょう。
中古車を一番高く売る方法は、複数の買取店で競合させて高い査定を引き出し、さらにディーラー下取りと比べることです。
無料一括査定で人気の「ナビクル車査定」ならカンタンな入力で相場価格もすぐ分かるのでおすすめです。査定だけでも問題ありません。
スケジュールは後ろ倒しに
ワールドプレミアが行われるまでの予定では、2022年12月9日にラインオフ(生産開始)され、2023年1月10日の記者発表から、1月28日の店頭発表会という流れでした。
しかしワールドプレミア直後から予定が遅れはじめ、ラインオフは2022年12月22日になり、店頭発表会も2023年2月4日と遅れがでています。
引用:https://bestcarweb.jp/feature/column/552743
この予定は新型プリウスのハイブリッドモデルのもので、PHEV(プラグインハイブリッド)モデルは2023年3月発売が有力ですが、発売が延びる可能性もあります。
上位グレード「Z」の納期が長くなる公算
新型プリウスのグレードは「Z」「G」「X」「U」の4展開で、すべてハイブリッド車となっています。
このうち、一般向けに販売されるのは「Z」と「G」グレードとなります。
注意ポイント
- 「X」グレードは法人向け
- 「U」グレードは「KINTO」専用
「Z」「G」のグレードと価格は下のとおりで、人気は最上位グレードの「Z」。グレードが上になるほど装備が増えるため、納期も延びやすい可能性があります。
グレード | 駆動方式 | 本体価格 |
G | 2WD E-Four | 3,200,000円 3,420,000円 |
Z | 2WD E-Four | 3,700,000円 3,920,000円 |
PHEV車も正式発売されましたが、納期が早い傾向にありますので今は狙い目といえるかもしれません。
新型プリウスの受注停止状況について
現時点で、新型プリウスが受注停止になったという正式発表はありません。
基本的にどの販売店でも注文は可能となっています。
ただ、販売店によって在庫は異なるため、万が一注文できない場合は、他の販売店に足を運ぶようにしましょう。
トヨタ車の中でも納期が長く、今後はいつ受注停止になってもおかしくはない状況です。
こちらは新たな情報が入り次第、更新をいたします。
新型プリウスの納期・納車待ちに関する口コミ
プリウスの納期・納車待ちに関する口コミをまとめました。
口コミでもっとも多いゾーンが1年~2年となり、早い人で1年以内のケースもあります。
販売店によって在庫状況はことなるので差が出ていると考えられます。
納期1年以内の声もあり
納期2年以上が増えていますが、注文のタイミング次第では1年以内という声もあります。
納期1年~2年の間が多い
(引用元:ツイッター)
新型プリウス、ディーラーに納期聞いたら1年とのことでした(汗)
来週試乗車くるので試乗してみます!
— べいもん (@blueisthebay) January 15, 2023
新型プリウスの納期今から注文だと1年7ヶ月後とか言ってたな😅
— クレア (@ana100000PP) January 15, 2023
納期2年近くかかるケースもあり
プリウスはすでに納期は2年待ちという話を聞きました。
同期の友達がプリウス契約
納期は…
1年半~2年
もはや安定で草
— お〜ちゃん✐CX5 SA (@CXo_chan5) January 14, 2023
新型プリウスの今後の納期予想!いつ早まる?
新型プリウスは、あまりの人気ぶりからスタートから納期が読みにくい船出となりましたが、今後の納期はどうなるでしょうか?
プリウスに限らず、最近のトヨタ車の納期遅延は同じ理由で発生しているため、他のモデルの動向を見ることで予想がつきます。
納期2年以上か、受注停止の可能性も
プリウスの納期は、契約が1日違うだけで数か月単位の遅れも見られ、あるディーラーでは2022年12月23日に契約した方の納期は「2023年10月~2024年2月」です。
それが2022年12月24日の契約だと「2024年2月以降」となってしまうようです。
それほどの人気があり、これから契約する方の納期は2年以上となる可能性もあります。
最悪、オーダーストップになる可能性もありうるでしょう。
今後は納期短縮もありえる?
納期遅延については、トヨタや関係者も「解決が重要な課題」と認識しているようで、それに対する取り組みについての労使会合の様子がトヨタイズムで公開されています。
https://toyotatimes.jp/toyota_news/roushikon_2022/003.html
国内向けの増産を検討することや、中長期的な生産に関する改善を推進することで、納期短縮を進めるアナウンスがされました。
現在、一部のトヨタ人気車で明らかな納期短縮がすすみ、トヨタ全体でも改善されてきています。
プリウスも人気が落ちつけば納期が早まる可能性は高いでしょう。
トヨタ新型プリウスの納期遅れが出ている理由
実際の発売前から納期が延び続けるというのは、トヨタ新型プリウスだけではなく人気車で多いパターンといえます。
では、新型プリウスに納期遅れが出ている理由と、それが今後どうなっていくのか考えてみましょう。
長く続く半導体不足
トヨタだけではなく世界中の自動車メーカーが、半導体不足を大きな理由として減産せざるを得ない状況になっています。
一口に半導体といっても、車載用の半導体は「レガシー半導体」といわれる古いタイプのもので、はやり病の拡大で世界中の自動車メーカーが一時的に発注をキャンセルしたことが、現在の「自動車用半導体」不足の大きな原因です。
この措置に対して、半導体メーカーは生産を先端チップへシフトさせたため、レガシー半導体の生産を簡単に増やせない状況になりました。
半導体市場の供給不足は解消されつつあると言われますが、自動車向けの非先端半導体の供給不足は2023年も続くと予想されます。
円安の影響
歴代プリウスは、長年にわたって世界中のハイブリッド車をけん引してきたモデルで、海外市場でも人気があります。
とうぜん新型プリウスも生産数のうち、かなりの割合を海外輸出向けに割り当てているので、国内向け生産数が需要に追い付いていないのが現実です。
これは「納期4年以上」で話題になったランドクルーザーでも見られたことで、輸出企業に有利な円安も原因として考えられます。
しかし、過度の円安も落ち着き、むしろ円高傾向が出始めていることとから、先ほど説明した「国内向けの増産」が進みつつあります。
今後の納期短縮へ改善は期待できる状況となっています。
プリウスの納期・納車が早まるコツ
納期遅れが不安視される新型プリウスですが、一部では納期短縮につながるような情報も出ています。
ここでは納期が早まるコツについて考えてみましょう。
人気の色やグレードを選ぶ
一般的に人気の色やグレードは、多く生産される可能性があるため、定番を選んでおくのが無難といえます。
プリウスで人気の色は「アティチュードブラックマイカ」「プラチナホワイトパールマイカ」で、人気グレードは「Z」です。
注意ポイント
上級グレードほど装備が充実し、納期が遅れることがあるため人気でも注意は必要。
なお、販売店によって発注や在庫状況はマチマチであり「納車が早い仕様はないか?」ダメもとで聞いてみるのもありでしょう
納期が延びそうなオプションを選ばない
新型プリウスの車両自体は半導体不足の影響で生産に遅れがでていますが、この現象はオプション品の生産でも同じことがいえます。
むしろオプションの有無が納期を大きく左右する状況となっています。
個人ユーザー向けの「G」「Z」で、納期に影響が出そうなオプションは下のとおりです。
納期に影響が出そうなオプション
- パノラミックビューモニター
- デジタルインナーミラー
- 12.3インチディスプレイオーディオ
- ETC2.0
- ソーラー充電システム
PHEV車については「ソーラー充電システム」を装着すると半年程度の遅れが出ることがあります。
基本的にはディーラーに「納期が早い仕様はないか?」とたずねると良いでしょう。
せっかく新型プリウスを買うのなら、満足できるオプションは付けたいものですが、納期とのバランスを考えて判断されることをおすすめします。
トヨタ店とトヨペット店は狙い目か?
新型プリウスは、ディーラーごとに割り当てが決められていて、あくまで予想ですがトヨタ店とトヨペット店に多く割り当てられる可能性はあります。
全車種販売前は、トヨタ店は上級車種、トヨペットは中級車種をあつかっておりプリウスの購入層と合致するためです。
なお、割り当ての多いディーラーは、基本的に「よく売る」ディーラーなので、納期を少しでも短くしたいのなら「手あたり次第問い合わせる」作戦も有効です。
サブスクのKINTOなら納期が早い
「KINTO」は、トヨタが提供する車のサブスクで、車両本体価格と維持に必要な費用をコミコミで毎月負担するものです。
2.0Lモデルの「G」と「Z」グレードは従来のKINTOで利用可能です。
1.8Lモデルの「U」グレードは新サブスクサービス「KINTO Unlimited」のみで利用が可能となっています。
KINTOの現時点での納車目安は「3ヶ月程度」で、早く新型プリウスに乗りたい方にはおすすめです。
プリウスで納期遅れが出そうな時の注意点
トヨタ新型プリウスの納期は流動的となっているため、想像以上に納期遅れが出てしまう可能性があります。
その際の注意事項を確認して、そなえておきましょう。
車検切れに注意
納期遅れが出ると、車検切れに間に合わなくなる場合があります。
万が一、そのような事態になりそうな場合はディーラーに相談するようにしましょう。空きがあれば代車やレンタカーを手配してもらえることがあります。
もし、販売店に頼んでもむずかしい場合は、下取り車を車検に通すしかありません。
この場合は、下取り車を車検に出した場合の査定額を「ディーラー」と「車買取店」で出してもらい、高い方で売るとよいでしょう。
新型プリウスのリセールバリューをチェック
リセールバリュー
(4.0)
新型プリウスのリセールバリューですが、過去のプリウスの動向と、新型プリウスの人気ぶりを考慮すると良好なリセールバリューが期待できるでしょう。
過去最高クラスの評価を集めており、高需要が見込めます。
ここでは更にリセールバリューを高めるためのコツを説明します。
値段が落ちにくいカラーを選ぶ
新型プリウスのリセールバリューを意識するなら、人気の高いボディカラーを選ぶのが鉄則です。
新型プリウスには、下のとおり8色のボディカラーがラインナップされています。
カラー | 補足 |
アッシュ | Z、G、Uグレードで選択可 |
マスタード | Z、G、Uグレードで選択可 |
ダークブルーマイカメタリック | Z、Uグレードで選択可 |
エモーショナルレッドⅡ | Z、Uグレードで選択可 (有償:55,000円) |
プラチナホワイトパールマイカ | Z、G、Uグレードで選択可 (有償:33,000円) |
アティチュードブラックマイカ | Z、G、Uグレードで選択可 |
スーパーホワイトⅡ | |
シルバーメタリック | Xグレードで選択可 |
この中でリセールバリュー優先なら「プラチナホワイトパールマイカ」「アティチュードブラックマイカ」が無難な選択肢となるでしょう。
定番色の一つといえるシルバーが法人向けの「X」グレード専用色なのは残念ですが、法人向けとはいえ個人でも購入が可能だという情報があります。
査定があがるオプション品とは?
新型プリウスのリセールバリューは、純正オプションが多いほど上がる傾向があるので、納期が気にならないのなら好みのオプションを付けることをおすすめします。
その中でも先ほど紹介した「納期が延びてしまうオプション」ほど査定でプラスになるので、バランスにはご注意ください。
トヨタ新型プリウスの納期情報まとめ
トヨタ新型プリウスの納車についてまとめると以下のとおりになります。
- 通常納期は1年5ヶ月~1年7ヶ月が目安
- 直近の納期は改善傾向
- 上位グレードほど納期が延びる傾向
- 納車を早めるならオプションに注意
- 為替も新型プリウスの納期に影響
- リセールバリューは良好
新型プリウスですが、半導体不足やサプライチェーンの混乱で早くも納期遅延が心配されています。
PHEVも含め、購入を検討するならなるべく早く商談の予約をしておきましょう。
トヨタは定期的に国内増産も行うようになっていますので、まめに情報をチェックすることをおすすめします。
当記事でも新型プリウスの納車情報について、つねに新しいものを追っていきますので、定期的にご確認ください。