2020年12月23日にフルモデルチェンジした新型「ノート」e-POWERの受注において、日産自動車は月間販売目標の2.5倍にあたる2万台に達したと発表しました。
「なぜそこまで人気なのか?」
「新型ノートで何が変わったのか?」
本記事では新型ノートe-POWERが好調な理由について、日産の見解をピックアップして紹介。
さらに筆者が感じたポイントを踏まえ、新型ノートの人気の核心に迫っていきます。
日産新型ノートe-POWERが好調な理由
まずは、新型ノートが人気の理由について日産自動車のコメントで気になるポイントをピックアップすると以下の通りです。
「第2世代「e-POWER」と新開発プラットフォームの採用によるスムースで思い通りの「加速」や、なめらかな「減速制御」、抜群の「静粛性」などが多くのお客さまから高く評価いただいています。」
「電動化の時代を感じさせる先進的なエクステリア、インテリアも人気を博しています。」
「コンパクトカーとして初搭載した、ナビリンク機能付きの、進化した「プロパイロット」は、4割を超えるお客さまが装備されています。さらに、「NissanConnectナビゲーションシステム」、「インテリジェント アラウンドビューモニター」、「アダプティブLEDヘッドライトシステム」なども半数以上のお客さまに選択いただいています。」
フルモデルチェンジした新型ノートe-POWERですが、あらゆる面で進化していることが分かります。
特に肝となるのは以下の3つ。
- 走行性
- エクステリア
- 先進機能
以下、新型ノートの進化についてさらに踏み込んで見てみましょう。
定評のあった走行性が更に高まる
(出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html)
前から定評のあったノートの走りは「第2世代e-POWERを搭載」したことで、驚くほど静粛かつ、新次元といえる”力強さ”と”なめらかさ”を実現しました。
前モデルよりモーター出力とトルクを高め、加速感をさらに強化。
ロードノイズが大きい路面を検知しロードノイズの中にエンジンをかけることで、静かでなめらかな動きが感じられるようになりました。
実際に試乗する中で新型ノートの走りに不満を感じる人はおそらくいない。
むしろ走りで感動を体験することができる。
もともと走りの評価は高かっただけに、走りの進化は特筆すべきレベルにあると言えます。
先進的なエクステリアの評価も高い
フルモデルチェンジした新型ノートe-POWERで見逃せないのがエクステリアです。
フロント面における日産「Vモーショングリル」は、よりワイドにシャープになったことで、非常に先進的なデザインに仕上りました。
グリル内は日本の伝統工芸「組子」をイメージしたブラックの網の目もようとなっていて洗練されています。
新たに生まれ変わった日産の新ロゴマークとの調和がとれ、電動化の時代にふさわしいデザインといえるでしょう。
日産は2021年以降、EVに力を入れているが、国内で一歩先をいくデザインは長く乗りつづけられる安心感があります。
デフォルトのタイヤはスチールホイールとなっているが、オプションでアルミも装着可能。
(出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html)
内装は所々にプラスチックが取り入れられていますが全体の質感は高く、センターコンソールは電気式のシフトノブを採用。
インテリアもより先進性が感じられるデザインになっています。
後席も180cmの筆者でも問題ない広さが確保され、走りを楽しむだけでなくファミリーカーとしても機能するでしょう。
さらに高級感を高めるならオプションで本革シートにすることも可能です。
他を圧倒する先進機能を搭載。新「プロパイロット」に注目
新型ノートe-POWERでは利便性と安全性を高める「先進機能」が標準で搭載されています。
標準搭載
標準搭載 |
・360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム) |
・インテリジェント エマージェンシーブレーキ(前方運転支援) |
・インテリジェント FCW(前方衝突予測警報) |
・踏み間違い衝突防止アシスト |
追加可能オプション
さらにメーカーオプションが追加することができ、その内容は他を圧倒しています。
追加可能オプション |
・プロパイロット |
・インテリジェント アラウンドビューモニター |
・アダプティブLEDヘッドライトシステム |
・インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム) |
・RCTA(後退時車両検知警報) |
フルモデルチェンジした新型ノートe-POWERで特に評価を集めているのがプロパイロット。
およそ4割を超えるお客が装備するほどの人気オプションとなっています。
車運転時に車間距離・車線中央のキープを自動アシストしてくれる特徴をもち、前モデルからさらに進化を遂げました。
プロパイロットの新機能
標識検知機能 |
制限速度が変わる場合、設定車速を自動変更 |
カーブ減速支援 |
ナビの地図情報をもとに、カーブの大きさに応じて減速 |
停止後の追従再開 |
高速道路上では、停止後約30秒まで追従走行を継続 |
新しいプロパイロットは細やかな点まで運転サポートが行き届き、運転の苦手意識や、高速道路の不安を払しょくしてくれる内容になっている。
もし、新型ノートe-POWERの購入を検討するなら取り入れたいオプションになるだろう。
フルモデルチェンジあとの新型ノートe-POWERの人気の核心
フルモデルチェンジした日産新型ノートe-POWERは、全ての面でグレードアップがなされており、コンパクトカーとしての総合値が高いです。
エンジンはガソリンではなくe-POWER 搭載で2,029,500円~。
ハイブリッドやEVに近い性能であることをふまえれば価格は割安感があります。先進機能や質感を高めるオプションは必要に応じて取り入れ可能。
日産新型ノートe-POWERが好調な理由はさまざまですが、人気の核心はやはり「走り」になるでしょう。
第2世代e-POWERを搭載した新型ノートは、静粛性・加速感・力強さ・なめらかさ全ての走りの項目でレベルアップしています。
さらに先進的な運転技術サポートも充実。
新次元といえる走りを体験ができるのがフルモデルチェンジした新型ノートの強みであり、EV時代にふさわしい電動化した乗り味が味わえます。
既に人気をあつめている日産新型ノートe-POWER。
しかし「乗って分かる凄さ」という性質をもつため、人気はこれからが本番になるでしょう。
【フルモデルチェンジ後】新型ノートe-POWE 基本スペック
グレード・価格
グレード | 燃費 | 価格 |
X | 28.4km/L | 2,186,800円 |
S | 28.4km/L | 2,029,500円 |
F | 29.5km/L | 2,054,800円 |
最上級グレード「X」が一番人気で全体の84.2%の売上をしめています。
Xは装備が充実し、価格差以上の価値が感じられます。
それぞれの装備の違いは以下で確認できます。
→グレード別の主要装備一覧
車体寸法
サイズ | |
全長 | 4045mm |
全幅 | 1695mm |
全高 | 1520mm |
ボディカラー
2トーン2色、モノトーン11色の全13色のラインアップ。
エンジン
第2世代e-POWERを搭載(国内では初採用)