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ニュービートル中古車はなぜ安い?理由と購入が向いている人

フォルクスワーゲンというとビートルを連想する人もいるでしょう。このビートルのテイストを引き継いで現代のエッセンスを取り入れたのが、ニュービートルです。

ニュービートルは、中古市場でとても安い価格で販売されています。
中には40万円以下で購入できるものもあり、なぜ安いのか気になるところです。

この記事ではニュービートルの中古が安い理由と、購入が向いている人、お得に購入する方法まで分かりやすく解説します。

中古のニュービートルはなぜ安い?

ニュービートル中古車なぜ安い

ニュービートルの中古車価格の相場を見てみると、かなりの低価格で販売されているものも少なくありません。

なぜ安いのか?大きく3つの理由があるのでご紹介します。

1.時間と修理費用が高くつきやすい

ニュービートルの中古車が安い理由

ニュービートルはデザインそのものは決して色褪せていません。そのため人気はありますが、経年劣化の進んだ車両もあります。特にエンジン補機をはじめとして、部品の交換が必要な中古車も結構見られます。

日本国内に交換できる部品があまり出回っておらず、場合によっては本拠のドイツにまで部品を調達しなければなりません。修理に時間がかかり、修理費用も高くなりがちです。一般的にはこのようなことが嫌がられ、安い価格で販売されているものが多いです。

しかし、近年はVWの修理に即日対応するサービスや工場は増えています。
もし、ご自宅の周辺にそれらサービスが確認できれば、ニュービートルをお得に買うチャンスと言うこともできるでしょう。

2.故障リスクがある

ニュービートルの中古車が安い理由

ニュービートルの中古車の場合、走行中に故障する可能性があるのも安い理由です。場合によっては運転に支障をきたす可能性がありますので、その部分が査定の部分でマイナス評価されがちです。

ニュービートルのトラブルの中でも比較的多いといわれているのが、ミッション(変速機)系です。
オートマで完全に変速ができなくなるわけではありませが、ギア抜けが起こる可能性はあります。具体的には特定のギアに入れるとなかなか入らない、エンジンに負担がかかるなどのリスクが見られます。

ミッションは故障が少ないパーツですが、万が一交換になったり、エンジンの故障につながと、高額な修理費がかかる場合があります。
故障リスクも、中古のニュービートルの安い理由のひとつでしょう。

3.耐久性に劣る

ニュービートルの場合、国産車と比較して耐久性があまり高くありません。

深刻なトラブルは起こらなくても、マイナーな問題はしばしば起こり得ます。走りに影響のない細かな故障にはおおらかでないと乗りこなせないという口コミも見られます。

マイナートラブルにいちいちナーバスになっていると乗りこなせない車だと考えましょう。この辺も中古のニュービートルの安い理由の一つです。

ニュービートル中古の購入が向いている人

ニュービートル中古車なぜ安い

ニュービートルの中古が安い理由をご紹介しましたが、これらに対応できれば購入は向いていますし、お得に購入可能できます。

ニュービートル中古の購入が向く人

ポイント

  • 自宅の周辺にVW対応の修理サービスがある
  • こまめにメンテナンスができる人
  • 小さな故障(マイナートラブル)は気にならない人
  • セカンドカーとして利用を検討する人

近年、VW対応の修理サービスは増えており即日対応してくれるところもあります。そうしたところがあれば時間もコストも抑えられるでしょう。

ニュービートルはミッション系の故障が比較的多いですが、初期段階であれば8,000円~30,000円程度の費用で直ります。こまめにメンテナンスできれば高額な修理費用がかかることもありません。
定期点検を怠らなければ、寿命が長いドイツ車のメリットも生かせます。

また、セカンドカー等の利用を検討しているのであれば、万が一トラブルがあってもリスクはなく、かなりお得にニュービートルを買えるのでおすすめです。

中古ニュービートルのグレード別の特徴と購入価格

ニュービートルの中古車の購入価格

ニュービートルにはいくつかのグレードがラインナップされています。グレードごとに中古車価格の相場は若干異なります。

全体的に安い傾向にありますが、その中でもどのグレードであれば予算的に無理なく購入できるか比較してみるといいでしょう。

ベースグレード(ニュービートル)

文字通り、ニュービートルの中でも最も基本的なグレードになります。「ニュービートル」以外に何も表記されていない場合もありますし、「2.0」と表記されるケースも見られます。

パワートレインは2.0リッターのエンジンと4速オートマの組み合わせです。ベースグレードの場合、購入金額は20万円~50万円ほどです。高年式の車であれば、もう少し高くなります。

プライムエディション

プライムエディションはベースグレードに、電動スライディングルーフや革シート、シートヒーターなどが追加で装備され、内装により高級感が出てきています。

プライムエディションの中古車の購入価格は、ベーシックモデルよりも若干高めです。
購入金額は50万円前後ほどです。

EZ

「イージィ」と読みます。こちらはベースグレードよりも廉価バージョンということで市場に投入されました。

従来は2.0リッターのエンジンでしたが、EZは1.6リッターと排気量がやや小さめになりました。ですから高速道路を走行するときにはパワー不足を感じるかもしれません。しかし街乗りをする分であれば、十分満足できます。

EZの中古購入額は40万~70万円ほどで、高年式だともう少し高くなります。

LZ

ニュービートルの中でもトップグレードに位置する車です。2005年10月から新たに追加されました。エンジンは2.0リッターでそれなりのエンジンパワーを誇ります。シートも革製のものが導入されているので、高級感があります。

購入金額は60~90万円くらいが目安です。

ここまで見てきたように、中古のニュービートルで100万円を超えるようなものはほとんどないでしょう。数十万円で購入できるものが多いので、リーズナブルな価格でマイカーが欲しいと思っている人にはおすすめです。

ニュービートルを購入した場合の維持費は?

ニュービートルの維持費

ニュービートルの中古は購入価格が安いですが、ランニングコストはかかるので注意しましょう。

税金や車検、ガソリン代などは切っても切り離せません。中古のニュービートルを購入する場合には本体価格だけでなく、維持費もチェックしておきましょう。

税金関係

車を保有すると、税金を定期的に納めないといけません。

自動車税

まずは自動車税です。自動車税は毎年4月1日時点で車を保有する人向けの税金です。
自動車税は用途とエンジンの排気量で税額が決められます。ニュービートルの場合、すべてのグレードで1,500~2,000CCのクラスに入ります。
こちらの排気量の車の自動車税は39,500円です。しかし初年度登録から13年経過した車の場合、プラス10%課税されるので注意しましょう。

自動車重量税

文字通り車両の重量によって決められる税金です。
車検を通すたびに次の車検までの2年間の税金をまとめて支払う形です。
ニュービートルの場合、24,600円です。
こちらも新車登録から一定の年月が経過すると課税額が大きくなります。13年経過すると34,200円、18年経過で37,800円かかります。

自賠責保険

自賠責保険は車検のたびに更新する形になります。次の車検の2年間分をまとめて支払います。自賠責保険の継続加入の場合、1か月分余計に支払わないといけません。ニュービートルの場合、25カ月の自賠責保険料は26,680円です。

ガソリン代

ニュービートルの実燃費を見ると、リッター当たり11.6kmです。2019年時のハイオク価格の1リッター159.2円をベースに考えると、年間1,000km走行すると137,23円です。

車検代

中古のニュービートルを購入した場合、2年に1回のペースで車検を受けることが義務付けられます。印紙代は1,100円、車検整備費用16,000円、車検代行料8,000円、消費税1,000円は少なくてもかかるでしょう。

なぜ安い?中古ニュービートルが安い理由まとめ

中古ニュービートルは高いデザイン性をほこるドイツ車ですが、100万円以下で買えることが殆どです。

なぜ安いかというと、ニュービートルは壊れやすいと見られているからです。安い価格で購入できても整備にお金がかかるかもしれないと、購入を控える人が多いです。

しかしこまめにメンテナンスをすれば、まとまった修理費用を回避できるかもしれませんし、セカンドカーやコレクションで購入するならリスクの低い車です。

街乗りにはうってつけの車種なので、購入を検討する価値はあるでしょう。

お得に中古のニュービートルを購入するコツ

ニュービートル中古車なぜ安い

中古のニュービートルは価格が非常に安い一方、故障や修理リスクが起こりやすい点がデメリットです。

しかし、「きちんと整備された車」「保証付きの車」を購入できればデメリットを回避できるでしょう。

整備の行き届いた保障付きのニュービートルに関しては「ズバブーン車販売」で紹介してもらえる可能性があります。

ズバブーン車販売は、輸入車得意とするガリバー提携し、無料で優良車を紹介してくれるため、安心して輸入車を買いたい時におすすめです。

ニュービートルは自分で探すより、プロと協力して状態がよいものを買う方が長い目でコストパフォーマンスが高いでしょう。

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