日産マーチは日本のコンパクトカーの草分けともいえる存在で、日産のラインナップのボトムレンジを40年近く支えてきました。
現行型の登場から10年以上経ち、フルモデルチェンジに関する情報も出回ってきています。
本記事ではそんな新型マーチの最新値引き状況、限界額、値引きする上での競合車について解説をます。

マーチは値引きしやすい部類に入るのでチェックしてみて下さい!
お得な情報を余すことなくまとめています。
目次
新型マーチの最新値引き相場は?
一般的に販売価格が低く抑えられているコンパクトカーは値引き額も大きくありませんが、マーチは大幅値引きも期待できます。
それでは、最新値引き相場を見てみましょう。
最新値引き相場
- 本体+オプション値引き:24万円
- 限界値引き額:100万
- 値引き難易度:易しい
日産マーチの値引き相場ですが、ディーラーでは特に交渉をしなくても最初から10万円以上の値引きを示してくるようです。
さらにオプションも含めて交渉すれば24万円前後が一つの相場となります。
現行型マーチがデビューしたのは2010年で、その後に仕様の追加などはありましたが基本的なメカニズムに大きな変更はなく、競合車に比べ性能面でアピールできるポイントが少ないことが影響しているようです。
これだけ値引きが期待できるのであれば、新車を購入したいけれど軽自動車はちょっと、と考えている方にマーチは良い選択となるでしょう。

今後、フルモデルチェンジが控えていることもあり、さらに値引きは進むと考えられます。まさに狙い目ですね!
日産 マーチの値引き交渉の流れ
マーチの値引き交渉にあたっては、まず近隣のディーラーを複数ピックアップすることから始めましょう。
マーチはすべての日産ディーラーで取り扱っていますが、値引き額は一律ではなくディーラーごとにかなり差があります。
ディーラーを確認したら、次は有利な条件を引き出すために他車のコンパクトカーを競合車として選択して、その見積もりを取っておきます。
交渉のコツとしては、『競合車で~万円の値引きが出たので、マーチでも値引きしてくれれば即決します』という流れがおすすめ。
また、値引き交渉を行う際はマーチが今後モデルチェンジされる可能性が高いのを知っていることを匂わせ、ディーラーのガードを下げましょう。
未仕様車も狙い目!
なお、マーチの場合、ディーラーが登録台数を増やすことを目的に自社登録した上で、いわゆる「試乗車」あるいは「展示車」などとして販売するケースも少なくありません。
ボディカラーや装備などが自由に選べないというデメリットはありますが、新車よりも格段に安く買えるので在庫がないか聞いてみましょう。

色々と書きましたが、基本的にはライバル車と競合させればOKです。
新型マーチの競合車は?
マーチの競合車ですが排気量、価格面で近い車を挙げると排気量が1L~1.3Lのコンパクトカーが対象となります。
基本はどれか一つをチョイスすれば問題はありません。
新型マーチのおすすめ競合車
- トヨタ・ヤリス(おすすめ)
- トヨタ・パッソ
- 三菱ミラージュ
- ホンダ・フィット(おすすめ)
- スズキ・スイフト
これらの競合車の中で、ヴィッツは2020年に大幅なマモデルチェンジを行ってヤリスに名前を変えています。
また、フィットも2020年にフルモデルチェンジをして商品力を強化しています。
これらと比べるとマーチは物足りないと言わざるを得ません。
そこを逆手に取って「ヤリスやフィットと迷っているが、マーチを値引きしてくれれば買う」として、好条件を引き出していきましょう。
一方、他車のコンパクトカーだけではなく先ごろデビューした同じ日産の軽自動車、デイズとも競合関係になります。
日産新型マーチはエクステリアに注目!
値引き率が高いマーチはコストパフォーマンスが抜群ですが、エクステリアも注目。
1982年デビューの初代からほぼ10年ごとにモデルチェンジを行うという、国産車では珍しいロングセラーカーでした。
現行のマーチもデビューからから10年近く経過しますが、曲線を多用した優しい印象のエクステリアはスタイリッシュで評価も高いです。
デビュー時はコストダウンを進め過ぎたせいか、シンプルを通り越して、そっけない印象もありましたが、フロントグリルに日産のアイデンティティであるVモーショングリルを取り入れることで品質も向上しています。
価格が安いだけでなく、見た目にこだわる人にもおすすめできる車です。
ボディーカラーも豊富!
ボディカラーも全11色が用意されていて、中でもナデシコピンクやサンライトオレンジやフレッシュグリーン、ナイトペールパープル、カプリブルーといったネーミングも素敵で個性的なカラーがそろっています。
安く買えるだけでなく、見た目や走りの質も高く、おすすめできるコンパクトカーです。
マーチで値引きしたいオプションは?
オプションを選ぶ際にはメーカーオプションよりもディーラーオプションの方がディーラーの利幅が大きくなるので、有利な条件を引き出しやすくなります。
値引きでおすすめのオプション
- ナビレコお買い得パック
- エクステリア系のパーツ
- プラズマクラスターLEDランプ
まず、おすすめなのはナビレコお買い得パックと呼ばれるナビ・ドライブレコーダー・ETC2.0をセットにしたオプションでナビレコお買い得パックと呼ばれます。
エクステリアパーツのおすすめはルーフスポイラー(36,720 円:消費税込)とエキゾーストパイプに追加するエキゾーストフィニッシャー(8,126 円:消費税込)です。
キュートなイメージのマーチですが、この2つのアイテムを装着することにより、ちょっとスポーティなイメージに仕上がります。
その他、おすすめなのがリングイルミフォグ(白色LEDリング照明付フォグランプ)。
マーチをオシャレに演出するだけでなく、フォグランプ機能を使えば、霧のかかった道や雨天・夜間の運転時でも視界がクリアになります。
なお、これ以上の値引きは厳しい、と言われた時には手ごろな価格のディーラーオプションをサービスしてもらう手もあります。
マーチの値引きがしやすい時期は?
- 狙い目の時期:2月、3月、8月、9月
どこのディーラーも決算期(3月・9月)は一台でも多く販売したいものです。
この時期はメーカーでも販売に力を入れていて、各ディーラーにも資金援助を行うので一層の値引きが期待できるのです。
またメーカーでは3月、9月の決算セールに向けて、マーチのような量販車については大幅に見込み生産を行うので納期も短くなるなど、値引き以外のメリットも大きくなります。
大幅な値引きを引き出したいならば3月ですが、それ以外では営業日が少なく、目標販売台数の確保が厳しくなる2月と8月もねらい目です。
すぐ購入をする場合は下取りアップが最優先!
マーチのように価格が低く抑えられている車は、値引きには限界があります。
このため、下取り車があれば相場よりも高く買い取ってもらうことで実質的に値引き額を拡大するやり方があります。
もし下取り車があれば、まずはその車の相場を知るためにインターネットの自動見積もりサイトで確認しておきましょう。
査定は車種や年式などを入力するだけといった簡単なもので、入力すれば1分以内に終わるものがほとんどです。
もっとも代表的なサイトとしては「ナビクル車査定」があります。
\カンタン45秒で無料査定/
ナビクルは45秒の入力で見積もり査定額が入手できます。
こうしたサービスを利用しておき、もっとも高くクルマを買いとってくれる所に売却をお願いするようにしましょう。

車の価値が落ちないうちに、今すぐやっておくのが吉です。
日産新型マーチの価格一覧
日産マーチのグレードは全部で9種類となります。
値引きする前に押さえておきましょう。
価格一覧
グレード | 燃費 | 価格(税込) |
S | 21.4 km/L | 1,172,600円 |
S プラムインテリア | 21.4 km/L | 1,311,200円 |
X Vセレクション | 23 km/L | 1,401,400円 |
X Vセレクション パーソナライゼーション | 23 km/L | 1,434,400円 |
G | 23 km/L | 1,586,200円 |
G パーソナライゼーション | 23 km/L | 1,619,200円 |
ボレロ | 23 km/L | 1,615,900円 |
NISMO | – | 1,633,500円 |
NISMO S | – | 1,876,600円 |
マーチは低価格のため、値引きしなくても安く買えます。
大きな値引きを引き出したい場合は、上位グレードをチョイスすると良いでしょう。
新型マーチの値引きレポートまとめ!
それでは、改めて新型マーチ の値引き情報をまとめておきます。
- 値引き相場はオプション込みで24万円
- 値引きは易しい部類
- 下取り車の見積もりは今すぐやっておく(項目に戻る)
- 値引き時期は2月、3月、8月、9月
- 値引き競合車は、ヤリスとフィットが最適
マーチはエクステリアや性能に優れ、コストパフォーマンスが高い車です。
ぜひ本記事を参考に、上手に値引を引き出してお得に買い物をしていきましょう!
日産 マーチのリセールバリューと下取り価格
最後に、値引きの準備が済んだらマーチのリセールバリューも確認しておきましょう。
リセールバリューは車の売却価格のことで、意識すると資産価値が高まりますよ。
グレードのリセールバリューランキング
- 1位:ニスモS
- 2位:Sプラムインテリア
- 3位:X Vセレクション
マーチもデビューから10年近くが経ち、商品性が低下していることもあり、グレードによるリセールバリューの差はさほどありません。
そのため、より廉価なグレードの方が有利になりますが、最も価格の安いSは装備的にやや寂しく、個人ユーザー向けではありません。
実質的にベースグレードとなる「Sプラムインテリア」及びSに装備を追加した中間グレードの「X」が上位となります。
マーチの下取りは40万円程度
マーチはデビューから10年近くが経ち、商品性が低下していることは否めません。
大手中古車サイトでチェックしてみると中古車の平均価格は59.5万円であり、3年落ちとなる2016年式で走行距離1万キロ以下のマーチでも60万円台で容易に探せます。
このことから、下取り価格の相場はオプションなどにもよりますが40万円前後と考えておくのが良いでしょう。
ただしマーチでも「ニスモS」だけは例外です。
先代マーチ(2002年~2010年)にも同様に5MTのスポーツグレード、12SR というモデルがありましたが、程度の良いものであれば、現在でも70万円近いプライスタグがついていることがあります。

リセールバリューの観点ではニスモSをおすすめします。