100%電気自動車である新型日産リーフ(LEAF)は、2017年10月にフルモデルチェンジを果たしました。外観をはじめ、さまざまな部分が大幅に進化しています。
グレードもS、X、Gの3種類に増え、オプションの選択肢も大幅に増えています。
本記事では、そんなオプション選定の参考に、おすすめのメーカーオプション、ディーラーオプション、カーナビを紹介していきます。
必要な全ての情報をまとめていますので、時間のある時にご確認ください。
目次
日産新型リーフは純正ナビが便利
日産新型リーフは、X、Gグレードは7インチの純正カーナビ「MJE17D-EV」で固定です。
Sグレードは、社外カーナビも選ぶことができますが、基本的には純正をオススメします。
理由としては以下の2点があげられます。
新型リーフは純正ナビがおすすめな理由
- 社外品にはないEV専用機能(充電スポット検索機能)がある。
- 乗る前エアコン機能など、カーナビと連動できる機能が多い。
社外品のメリットとして、価格を抑えられる点がありますが、それを差し引いても純正ナビの専用機能は魅力です。具体的には、以下のような機能が搭載されています。
- 近くの充電スポットの場所・空き状況検索
- 省エネルートの表示
- 電力消費計
- 現在の電力での到達予想エリア
- 乗る前エアコン機能
- ボイスコマンド機能
- アラウンドビューモニター
- プロパイロットパーキング(駐車アシスト)
社外品では、パイオニアからEVナビが出ているものの、いずれも生産終了しています。
機能面でもリーフの純正ナビのほうが優れ、カーナビ選びで迷う必要はありません。
それでは、続いてグレード間の違いと、おすすめのメーカーオプションを紹介していきます。
グレードによるオプションと装備の違いを押さえておこう!
おすすめのメーカーオプションは、グレードによって違いがあります。
各グレードの違いをおさらいしておきますと、
- S:専用ナビ・ヒートポンプなし、後述のパッケージ搭載不可
- X:「プロパイロット」か「プロパイロットパーキング」のどちらかを選択
- G:「プロパイロット」と「プロパイロットパーキング」標準装備
となります。
グレード選びの段階で、装備できるオプションが決まってきますので、注意しましょう。
Xグレードを選ぶ時の注意点
特に、Xグレードを選ぶに当たって、「プロパイロット」と「プロパイロットパーキング」のどちらがおすすめかは悩む方も多いようです。
そのため、先にそちらから簡単に解説していきます。
「プロパイロット」「プロパイロットパーキング」の違い
Xグレードは、「プロパイロット」か「プロパイロットパーキング」、どちらかのパッケージを選べる方式となっています。
それぞれの特徴の違いを抜き出すと以下の通りです。
プロパイロット(162,000円)
- ステアリングスイッチ
- 電動パーキングブレーキ
- BSW(後側方車両検知警報)
- RCTA(後退時車両検知警報)
- インテリジェント LI (車線逸脱防止支援システム)
プロパイロット パーキング(210,600円)
- インテリジェント アラウンドビューモニター
- インテリジェント ルームミラー
- 電動パーキングブレーキ
- インテリジェント DA(ふらつき警報)
前者が運転が楽になる機能が充実し、後者は駐車を楽にする機能が充実しています。
基本的には「プロパイロット」がおすすめ
基本的には、「プロパイロットパッケージ」をおすすめします。
単車線を走る際に便利な機能が備わっており、ステアリングスイッチで運転がかなり楽になりますので、普段使いであればこちらのほうが活躍します。
それでは、続いておすすめのメーカーオプション、ディーラーオプションを紹介していきます。
おすすめのメーカーオプション
それでは、おすすめのメーカーオプションを解説していきましょう。
おすすめするオプションは以下の通りです。
- 全車:寒冷地仕様(27,000円)
- 全車:6kW普通充電器(車載用)(108,000円)
- S、X:LEDヘッドランプ(54,000円)
それでは、詳しく解説していきましょう。
全車:寒冷地仕様(27,000円)
寒冷地仕様は、以下の機能がセットになったパッケージです。
- サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー
- ヒーター付ドアミラー
- 後席クッションヒーター
- 後席ヒーター吹き出し口
- 不凍液濃度アップ(50%)
- Gシリーズはヒーター付きドアミラー標準装備
寒冷地仕様にするメリットは、暖かさを保つだけでなく、暖まりやすくなるので暖房の節約による電費向上につながります。
リーフの場合、電費はできる限り減らしていきたいので、おすすめの装備です。
全車:6kW普通充電器(車載用)(108,000円)
通常3kWの充電器に加え、6kWでの充電を可能にする充電器です。
6kW充電の場合、満充電まで約8時間、寝ている間に充電が完了します。
高価なオプションですが、取り回しのよさに直結するのでつけておきましょう。
通常の3kWの普通充電器では、満充電までに単純計算で2倍、約16時間かかります。
ですから、通勤用で使うと、家に帰って次の日までに満充電、というのは難しいです。
なお、乗る頻度が少ないのであれば必須ではありません。
S、X:LEDヘッドランプ(54,000円)
Gグレードには標準装備の、LEDヘッドランプです。
優先度の落ちる装備ですが、夜間の視認性が向上し、電費の削減効果も期待できます。
さらに、電気自動車にふさわしい、より未来的なデザインにも仕上がります。
ただし、標準装備のハロゲンランプが暗いということはもちろんありません。
予算にあわせてつけ替えると良いでしょう。
おすすめディーラーオプションは「EVベーシックパック」
最後に、装備したいおすすめのディーラーオプションはひとつだけ。
充電ポートカバー(29,800円)とUV&IRカットフィルム(43,092円)がセットになった「EVベーシックパック(72,892円)」です。
「EVベーシックパック(72,892円)」の内訳
充電ポートカバー(29,800円)
充電ポートカバーは、フロントにある充電ポートの接続部を覆うカバーです。
主に外出時の充電で利用します。充電時の見た目がすっきりするだけでなく、盗難やいたずら防止にもつながります。
UV&IRカットフィルム(43,092円)
紫外線、赤外線をカットするフィルムに張り替えます。
ジリジリとした不快な暑さを軽減させ、車内温度の上がりすぎを防ぐ効果もあり、冷房節約=電費向上につながります。
全体のまとめ!電気自動車ならではのオプションがおすすめ
新型日産リーフ(LEAF)は、グレードごとにおすすめ装備が異なるので、注意しましょう。
その上で、リーフを購入するのであれば、やはり電気自動車ならではのオプションをつけるのがおすすめです。
なおGグレードを選べば、電気自動車としての機能は標準でフル装備となります。
国内最先端と言える機能が充実していますので、グレード選びも含め、じっくりと検討していきましょう。
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