日産・新型リーフは国内ナンバーワンの人気をほこる電気自動車。
パワフルな加速が楽しめる電動パワートレインに加え軽快なハンドリングを実現し、走りを強調したモデルに仕上がっています。
しかし、新型リーフがスポーティーな走りが楽しめることは嬉しいけど、実際の航続距離と電費はどうなのか?と心配な方も多いと思います。
そこで新型リーフの実際の電費と航続距離についてご紹介していきます。

最後には航続距離を長くする方法も解説しています。
新型リーフの電費は低電費
新型リーフのカタログ電費は10 km /kWhとなっていますが、これだけだと良いのか悪いのか分かりません。
そこで電気自動車のカタログ電費のランキングを紹介します。
電気自動車のカタログ電費のランキング
1位:BMW i3: 約12km / kWh (航続距離:390㎞/)
2位:三菱 i-MiEV: 約10.3km / kWh (航続距離:164㎞/)
3位:日産 リーフ:10 km / kWh (航続距離:400㎞/)
4位:フォルクスワーゲン e-ゴルフ:約8.4km / kWh (航続距離:301㎞/)
5位:日産 e-NV200:7.5km / kWh (航続距離:300㎞/)
紹介したランキングで新型リーフは3位となっているので、電費が悪い電気自動車ではありませんのでその点は安心できます。
航続距離は国内ナンバーワン
更に日産 リーフは、紹介した電気自動車の中では一充電走行距離(JC08モード)が最も長く400㎞となっていて、安心して長距離走行が楽しめます。
ただし、カタログと実際の航続距離には開きがありますので注意が必要です。
航続距離は、次でご紹介する実航続距離のデータも確認しておきましょう。
新型リーフの実電費と実航続距離のデータ
ここからは、実電費と実航続距離についてご紹介していきます。
リーフの実電費
新型リーフのカタログ電費が悪くないことはご紹介しましたが、実際に市街地や高速道路を走行した際の実電費はどうか?と心配される人もいると思いますのでご紹介します。
新型リーフのカタログ電費は10 km / kWhであり、電費のアンケートは次のようになりました。
- Aさん:6km / kWh
- Bさん:7.5km / kWh
- Cさん:8km / kWh
- Dさん:6.5 km / kWh
- Eさん:9.5km / kWh
- 平均電費:7.5 / kWh
アンケート結果の実電費は6~9.5km / kWhとなっており、平均実電費は7.5 km / kWhとなっています。カタログ電費達成率の合格を70%とすると、新型リーフは75%と好成績です。
電気代を節約したい方にとってリーフは向いていると考えられます。
新型リーフの実航続距離
次に、多くの方が気にしている新型リーフの実航続距離ですが、こちらもアンケートの結果をご紹介しておきます。
結論からするとカタログ数値の400㎞/とは大きな開きがありますので注意も必要です。
- Aさん:310キロ
- Bさん:96キロ(エアコンあり)
- Cさん:130キロ
- Dさん:67キロ
- Eさん:244キロ
- Fさん:280キロ
- 平均航続距離:188キロ
リーフの実航続距離はカタログと開きがあるといえるため注意が必要。
ただし、オーナーからは慣れてくれば問題ないという声もありました。
リーフに乗っていると言うと「電気自動車って残りの航続距離が心配で落ち着かない」というご意見をいただきます。
しかし、しばらくすると自分の使い方(距離や電費感)も分かってきて、このくらいでも別に何とも思わなくなるのは不思議ですね。#日産リーフ #航続距離 pic.twitter.com/TJBWOzUZxq— 鉄道と自転車とEVと (@mlmlml33947661) January 26, 2019
注意したい点としては、人によって航続距離が本当にバラバラであるという点。航続距離を長くするコツは次の項目を確認しておきましょう。
なお、前述している通り実電費は優れているため、コスト面での問題はありません。その意味では慣れれば実質的なデメリットはないといえます。
航続距離や電費を向上させるコツ
リーフは乗り方次第で実際の航続距離が大きく変わってきます。
そこで紹介した新型リーフをはじめ電気自動車において、航続距離を向上させるためのコツをまとめておきます。
不要な荷物は自動車から降ろす
自動車の室内や荷室を確認して、自動車の走行などで必要な荷物以外の荷物を積んでいませんか?もし積んでいたら、自動車から降ろしてください。
航続距離を長くする最大のポイントは軽量化です。
車重は航続距離に直接的な影響が出ますので気をつけましょう。
タイヤの空気圧を適性にする
次にタイヤの空気圧をチェックして、適正な空気圧になっていなければ調整してください。タイヤの空気圧は、高すぎても低すぎても、性能が発揮されませんので、適性な空気圧にすることで、燃費が向上します。
適正な空気圧を知るためには、空気圧が示されているステッカーがセンターピラー(運転席側)に貼られているので、ドアを開けて確認して下さい。
タイヤの空気圧のチェックや調整は、自分で行えますが、自信がない人は。ディーラーやカーショップなどに頼めば、やってくれることがあるので相談して下さい。
低燃費タイヤを装着する
一方、愛車に低燃費タイヤが装着されていなければ、各メーカーから販売されている低燃費タイヤを装着すると電費が向上します。
低燃費タイヤにはAAAやAA、Aといった転がり抵抗性能が示されていて、転がり抵抗がAAからAAAになると、燃費が1%改善されます。
わずかな値だとは感じますが、毎日自動車を乗っている人にとっては、年間の走行距離で考えるとかなり改善されます。
航続距離が気になる人は急速充電サービスを利用しよう
最後にどうしても、走っていて残りの航続距離が気になるという人は日産の「急速充電サービス」を利用しましょう。
こちらは月額2,000円で、日本全国の急速充電器5900基以上が使いホーダイのかなりお得なサービスとなっています。
買い物先やドライブ先で万が一の場合も安心して充電ができますので、サービスを利用しておくと航続距離が気にならなくなります。
2019年以降は航続距離が2倍のリーフeが発売されましたのでそちらを購入するのも手ですが、70万円の価格差を考えると、現行のリーフの方がコスパは高いでしょう。
新型リーフの航続距離と電費は国内有数
リーフの航続距離と電費について改めてまとめると下記の通りになります。
- 電費達成率が高く、電費に優れ経済的。
- 実際の平均航続距離は188キロ。
- カタログの航続距離と実際は差異があるので要注意。
- 航続距離は人によってバラつきがある。
- 航続距離を長くするには軽量化がポイント。
- コスト面ではリーフeよりも現行リーフの方が経済的。
新型リーフの電費は、電気自動車の中で3位にランク入りし、電費達成率も高く、とてもお財布に優しい車といえます。
航続距離はカタログとの開きがあるのが難点ですが、今回ご紹介した「急速充電サービス」を利用すれば、そこまで気にならないでしょう。
新型リーフをお得にかうための方法をチェック!
経済的な新型リーフをお得に買うための方法をご存じでしょうか?
リーフは補助金を利用したり、オプション値引きによって安く買えることがあります。
一般的な車と異なりますが、値引きの方法はとてもカンタンです。
購入を検討している方は値引き情報も押さえておきましょう。