トヨタ「ハイラックス」は、ピックアップトラックとして販売中のモデルです。
現行のハイラックスは、2017年に13年ぶりとなる日本発売となった8代目モデルですが、一部では「そろそろフルモデルチェンジ」との噂もあります。
本記事では、ハイラックスのモデルチェンジ、新型へのフルモデルチェンジについて、情報を精査しながらお伝えします。
・内容は予測に基づくものであり正確性を保証するものではありません
目次
ハイラックスのモデルチェンジ最新情報
2023年後半に現行ハイラックスはマイナーチェンジし、2024年以降にフルモデルチェンジとなる見込みです。
ここからはハイラックスの改良型についてご紹介します。
新型ハイラックスの2023年改良モデル
ハイラックスは2023年下半期にマイナーチェンジ(一部改良)が見込まれています。
改良モデルの変更予想
2023年の改良で注目したいのは、デザイン面はフロントグリルが太く黒い樹脂調で囲われて、より力強い印象となっている点です。
車体サイズとカラーバリエーションに変更はなく、注目ポイントはフロントデザインとなるでしょう。
エントリーグレードの「X」グレードは廃止見込みで、「Z」グレードと新たに追加される「Z”GRスポーツ”(GR-S)4WD」の2グレードになる見込みです。
既存のターボディーゼルエンジンをベースにした車にマイルドハイブリッドシステムを選択できるオプションが追加され、燃費も10%近い向上が予想されます。
装備面では、ヘッドライトが改良される他、すでに海外仕様では追加されている、「パノラミックビューモニター」「パーキングサポートブレーキ」「8インチディスプレイオーディオ」が搭載される可能性が高いでしょう。
これらの一部改良にあわせて、値上げが実施されることも予想されます。
ハイラックスのフルモデルチェンジについて
ハイラックスは、アジア・オセアニア、欧州で展開されますが、いずれの地域でもマイナーチェンジが行われているのみで、フルモデルチェンジは行われていません。
トヨタ・モーター・タイランドの設立60周年を記念したタイ式典において、2022年12月14日にEV化された「ハイラックスRevo BEVコンセプト」が発表されましたが、あくまでコンセプトモデルです。
世界市場でみればハイラックスは、トヨタの主力車種の一つであり、フルモデルチェンジは海外先行で行われることが基本です。
日本でフルモデルチェンジの噂は堪えませんが、海外で先行してからフルモデルチェンジとなるでしょう。
ハイラックスのBEVモデルがタイで発表
2022年12月14日、トヨタはタイ進出60周年式典を同国で行い、その式典でハイラックスの電気自動車「ハイラックスREVO BEVコンセプト」を発表しました。
この時点で「正式発売は1年以上先」とアナウンスされていますが、その通りなら2024年以降にハイラックスBEVモデルが登場することになります。
フルモデルチェンジと同時にBEVも追加か
ここからは推測の話になりますが、次期ハイラックスは現行モデルより高級化されて、フレーム構造を活かしたBEVも追加されると予想します。
フルモデルチェンジとBEVの投入は同時であり、ラダーフレーム構造のBEVという明確なアピールポイントをもった世界戦略車として登場するはずです。
コンセプトカーIMV0とハイラックス
タイの式典では「IMV0(アイエムブイゼロ)」というコンセプトモデルを発表し、トヨタの説明によるとハイラックスの下位に位置するポジショニングになります。
一部では「IMV0が次期ハイラックスか?」と囁かれましたが、そうではなく完全なニューモデルで間違いありません。
ちなみにIMV0の市販モデルは、2023年後半に発売が予定されており、日本に投入されるかは未定です。
ハイラックスのフルモデルチェンジはいつ?
ハイラックスのフルモデルチェンジはいつ行われ、9代目ハイラックスの登場はどの時期になるのでしょうか?
そのヒントは、タイ進出60周年式典でお披露目された「ハイラックスREVO BEVコンセプト」にあると考えられます。
次期型ハイラックスは、2024年の比較的早い段階でBEVモデルも含めたデビューを飾ることになるでしょう。
BEVモデルを現行型ハイラックスに追加しようと思えば可能なはずなのに、あえて「1年以上先に発売」とアナウンスした理由は、フルモデルチェンジと同時にBEVを投入すると考えるのが自然です。
新型ハイラックスの最新納期情報
ハイラックスは2023年に改良モデルの発売が予定されています。
新型ハイラックスはどれくらいの納期になるのか、過去の傾向を踏まえて解説します。
新型ハイラックスの納期目安
- 10ヶ月
ハイラックスの納期は、受注停止前の段階で10~12ヶ月でしたが、月間登録台数が1,000台前後であったことを考えると約1万台のバックオーダーを抱えていた計算になります。
恐らく新型ハイラックスの日本割り当て数は、これまでと同じく月1,000台程度と予想されるため、受注停止後の潜在的ニーズを考えれば10ヶ月くらいの納期になるでしょう。
なお改良前のハイラックスもZグレードに限り即納可能なディーラーもあるようです
ハイラックスの納期に関する口コミ
ハイラックスはタイで生産されているため、納期に関しては特殊な事例が見られます。
そんなハイラックスの納期に関する口コミを確認しておきましょう。
ハイラックス今の納期1年待ちなの?
まぁ今トヨタが減産してるから仕方ないけどね。— tatsu@バイク (@tatsu78648021) August 2, 2022
2022年の最初のころは、トヨタの生産も混乱していてハイラックスの納期も長くなっていましたが、国際情勢の変化で思わぬ変化がありました。
ハイラックス納期早まった!!!
2ヶ月も早まった!!!!
テンション爆上がり🔥🔥🔥🔥🔥— さ (@YouTube_hobby7) April 18, 2022
ロシアに輸出していた分の生産枠が空いたことで、巡り巡って日本向けのハイラックスが増えて、納期は早まっているようです。
ハイラックスの納期・納車が早まるコツ
新型ハイラックスを購入する上で、納期を早めるにはどうしたら良いのか、そのコツを考えてみましょう。
複数のトヨタディーラーへ問い合わせする
タイで生産するとはいえ、ハイラックスは全国のトヨタ系ディーラーに割り当て数が決まっています。
ディーラーによってハイラックスの納期にかなりの違いが見られ、複数のディーラーへ問い合わせをすることが非常に効果的です。
ハイラックスは、トヨタ系ディーラーの全チャンネルで購入できるため、複数ディーラーを競合させることは値引き交渉でもプラスに働くでしょう。
次期型ハイラックスのフルモデルチェンジが、2024年の早い段階であれば、改良型ハイラックスも受注停止になる可能性があるので気をつけましょう。
新中古車に要注意
ここ数年は、半導体不足やサプライチェーンの混乱で新車の納期が長くなり、とくにトヨタ車ではそれが顕著です。
それによりハイラックスは、新車価格以上の値段で転売される事例が後を絶ちません。
ハイラックスは実用車であってコレクターズアイテムではないので、そのような転売車輛には手を出さないほうがよいでしょう。
新型ハイラックスのモデルチェンジ・納期まとめ
ここまで、ハイラックスのモデルチェンジ情報や納期についてお伝えしてきました。
- 2023年に発売されるモデルは現行モデルの改良型
- フロントデザインが若干変更
- 改良型では最廉価グレードXが廃止に
- フルモデルチェンジは2024年前半が有力
- フルモデルチェンジではBEVの追加が有力
- 納期はそれなりに待つ可能性
ハイラックスは一部改良や、フルモデルチェンジによって更に品質の高いピックアップトラックとして進化するでしょう。
BEVモデルも選べるようになることで、選択の幅も広がるはずです。
2023年に予定されている改良型ハイラックスか、9代目になる新型ハイラックスが悩むことになりますが、この記事が参考になれば幸いです。