スズキは2023年1月11日にインドで開催された「Auto Expo 2023」で、新型クロスオーバーSUVの「FRONX(フロンクス)」を世界初公開しました。
その3ヶ月後の2023年4月24日に、スズキのインド法人「マルチ・スズキ・インディア」がこのフロンクスをインド市場で発売。
インターネット上のコメントやSNSでは、「日本でも発売して欲しい」「デザインがかっこいい」「値段によっては即買いしたい」などフロンクスは日本国内でも大きな注目を浴びています。
このページは、フロンクスの価格や発売日、魅力などの最新情報を解説します。
スズキ新型フロンクスとは?
新型フロンクスは全長3,995mm×全幅1,765mm×全高1.550mm、複数のパワートレインをもつコンパクト クロスオーバーSUVで、スズキから発売が予定されています。
コンパクトでありながらスズキ「クロスビー」よりも一回り大きいサイズ感をほこり、1Lターボエンジン(マイルドHV)および1.2Lガソリンエンジン(アイドリングストップ搭載)を備える新しいSUVとして注目を集めます。
「FRONX(フロンクス)」主要諸元(インド仕様車)
名称 | フロンクス |
サイズ | 全長 3,995mm×全幅 1,765mm×全高 1,550mm |
ホイールベース | 2,520mm |
エンジン | 1.0L直噴ターボ(マイルドハイブリッド) 1.2Lガソリン(アイドリングストップ搭載) |
トランスミッション | 5MT/6AT 5MT/AGS |
スズキ フロンクスの発売日はいつ?
まずは気になるスズキ フロンクスの日本発売日についてですが、公式には未定となっています。
ただし、2024年上半期までにはフロンクスが日本市場で正式に発売される可能性は高いでしょう。
フロンクスのライバル車にあたるのがトヨタ ライズですが、AセグメントのコンパクトSUVは需要が高い一方、独占市場となっています。
ホンダから「WR-V」の投入が予定されていることからも、フロンクスも早い段階での投入が期待できます。
2023年10月末の「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティーショー) 2023」
で、フロンクスが出展される可能性が高く、その反応を受けて2024年に日本市場で正式に発売の流れとなるでしょう。
スズキフロンクスの価格予想
日本での販売価格は、160万円程度~と予想されます。
スズキ フロンクスはインドで既に販売が開始され、価格は1.2リッターの自然吸気(NA)エンジンが74万6,500インドルピー日本円で122万円から、1リッターのターボエンジンが97万2,500インドルピー159万円からとされています。
しかし、日本で同様の価格設定がされた場合、コンパクトSUV市場の価格バランスは崩れる可能性があります。
そのため、もし日本で販売されることになった場合は、トヨタ「ライズ」やダイハツ「ロッキー」に近い価格設定になると予想します。
フロンクス(予想) | ライズ | ロッキー | |
価格 | 160万円~ | 171.7万円〜 | 167.7万円〜 |
割安感のある価格によって、スズキ フロンクスは日本のコンパクトSUV市場に新しい選択肢を提供し、更なる競争を促す可能性が高いでしょう。
スズキ フロンクスの魅力とスペック
スズキ フロンクスの以下の項目について解説していきます。一部予想も含まれますが、あらかじめご了承ください。
- エクステリア
- インテリア
- サイズ
- パワートレイン
フロンクスのエクステリア
スズキ フロンクスは、エクステリアデザインが一目で印象に残るものとなっています。
フロントエンドは迫力溢れるシャープなグリルを採用し、それがSUVとしての強い存在感を放っています。
リアエンドも横方向へのデザインが強調されて、力強さが一層際立ち、美しいクーペスタイルの傾斜が加わることで格別なエレガンスと流麗さを併せもちます。
このデザインはトヨタハリアーと似ており「ハリアーミニ」とも形容されるほどです。
加えて、サイドビューも独特で、躍動感のあるフォルムがクロスオーバー車ならではの美しい外観を醸し出しています。
ボディカラーのバリエーションも豊富で、モノトーンカラーとしては「アークティック ホワイト」、「スプレンディッド シルバー」、「グランデュール グレー」、「ブルーイッシュ ブラック」、「セレスティアル ブルー」、「オピュレント レッド」、「アースン ブラウン」の7色があります。
さらに、2トーンカラーも3種類展開されることが予想されます。
フロンクスのインテリア
フロンクスのインテリアについては、その高級感と機能性が際立ちます。
ダッシュボードは2トーンの配色が施され、鍛造金属風のマット仕上げと高光沢シルバーの差しこみがエレガントな印象を与えます。
快適装備としては、ワイヤレスチャージャーや後席用のエアコン吹き出し口が提供されています。
さらにヘッドアップディスプレイや360度カメラ、Arkamysブランドの高品質オーディオシステムなど、運転の安全性と快適性を高める装備も充実。
フロンクスは、力強さとエレガンス、機能性を見事に融合させており、高いレベルでバランスの取れた車なので、多くの人々にとって魅力的な一台となるでしょう。
フロンクスのサイズ
フロンクスとライバル車とサイズを比べると以下の通りです。
フロンクス | ライズ | ロッキー | |
全長 | 3,995mm | 3,995mm | 3,995mm |
全幅 | 1,765mm | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,550mm | 1,620mm | 1,620mm |
ホイールベース | 2,520mm | 2,525mm | 2,525mm |
トヨタ ライズやロッキーと比べて全幅が広く、全高は低いといえます。
スズキではクロスビーとエスクードの中間サイズを希望される人に向いています。
フロンクスのパワートレイン
パワートレインは2種類あり、それぞれ異なる特性を持ち合わせています。
一つ目が1.0リッター直噴ターボエンジンにISG(統合式スターター・ジェネレーターシステム)を組み合わせたマイルドハイブリッドモデルです。
最高出力が100馬力、最大トルクが147.6Nmと、力強い走りとパフォーマンスを提供します。トランスミッションは、5速マニュアル(5MT)と6速オートマチック(6AT)から選ぶことができます。
二つ目は、アイドリングストップを備えた1.2リッター自然吸気エンジンの純ガソリンモデルです。
こちらは最高出力が89.7馬力、最大トルクが113Nmで、エコノミーと使い勝手を重視した仕様となっています。このモデルには5速マニュアル(5MT)または5速AGS(オートギアシフト)が組み合わされます。
スズキ フロンクスの最新情報まとめ
今回は、スズキ フロンクスの発売日や価格、魅力などの最新情報を解説しました。
フロンクスは、力強さとエレガンス、優れたパワートレインが見事に融合させており、高いレベルでバランスの取れたSUV車です。
マルチ・スズキのマーケティング&セールス担当シニア・エグゼクティブ・オフィサーのシャシャンク氏によれば、「新型フロンクスはその先進的な特性と独自の魅力で、SUV市場でリーダーシップを握るであろう」との見解を示しています。
シャシャンク氏のこの発言には、フロンクスが持つ多角的な魅力や最先端の技術、そして多様なパワートレインオプションなどが大いに寄与していると考えられます。
日本国内での登場仕様に対する期待は高く、フロンクスがどのようなインパクトを市場に与えるか、今から注目です。