日産がほこるコンパクトカーの代表はノートe-POWER(イーパワー)で、どのモデルも乗りやすくお財布に優しい車に仕上がっています。
高燃費が売りと言われますが、JC08モードでは34.8〜38.2km/Lと公表されているものの、実燃費は公開されているわけではありません。
そのため燃費は思ったより悪いのではないか?と心配する方もいるかもしれません。
そこで、さまざまな状況における実燃費を、ご紹介していきます。
目次
ノートe-POWERのカタログ燃費は優れる
まず、ノートe-POWERのカタログ燃費ですが、同じ大きさの車において見事にランキング一位を獲得しています。
JC08モードカタログ燃費ランキング (661~1300cc)
- 1位:日産 ノート(e-power):38.2km/L
- 2位:スズキ ソリオ(ハイブリッド):32.0km/L
- 3位:スズキ イグニス:28.8km/L
- 4位:トヨタ パッソ:28.0km/L
カタログ燃費上は、非常に燃費が優れていると言えるノートイ―パワーですが、実燃費はどうなっているでしょうか?
日産ノートe-POWERの実燃費を公開
ノートe-POWERはグレードによっても異なりますが、いくつかのドライブモードがあり、上手に運転モードを使い分けることによって燃費を向上できます。
しかし、実際にはたいていの人は細かく運転モードを切り替えているわけではありません。
現実的な燃費を見るためには、実際に運転している人の実燃費を見ていきましょう。
ノートe-POWERの平均的な実燃費
- 20.54 km/L
実際運転する方の実燃費を平均すると、リッター辺り20キロ前後が相場になります。
なお、通常のノートの実燃費は15キロ前後であり、比較するとe-POWERの燃費の良さがよく分かります。
郊外で運転する場合の実燃費
- 22~23 km/L
郊外での運転が多い人は20キロを超え、22キロから23キロくらいの実燃費となっています。
こまめに運転モードを変え、特にエコモードをメインにして運転している場合はさらに燃費が伸びる傾向にあり、24キロくらいの平均値を出すこともあります。
ノートとノートe-POWERの燃費の違い
ノート(ガソリン車)とノートe-POWERのどちらにするか迷う人もいるかと思いますが、実燃費の違いは改めて以下の通りです。
- ノート(ガソリン車):14.42 km/L
- ノートe-POWER:20km/L
燃費は明らかにe-POWERの方が優れますが、価格差は50万円前後あります。
- ノート X:1,523,880円
- ノート e-POWER X:2,021,760円
実燃費はハイブリッド車では平均水準
ノートe-POWERはハイブリッド車というジャンルで見ると平均的な実燃費の数値を出していると評価できるでしょう。
コンパクトカーということで、しっかりとした居住空間があるのに楽に乗り回せるサイズとなっていますので、家族で持つのに便利な車です。
それらを踏まえると、燃費は高く評価することができるでしょう。
誰が乗っても燃費が落ちにくい
燃費性能を向上させるためには、エコモードの使用を心がけるのがベストですが、こうしたモードの使い方がよく分からないというケースでも、しっかりと安定した燃費を出せるのがうれしいところです。
そのため、家族などと共有するのにもかなりおすすめです。
また、スポーツモードを使用して走りを楽しむ場合でも、あまり燃費が落ちませんので燃費について不安になることがありません。
市街地と高速道路での燃費は?
高速道路の燃費が良い
通常、ガソリン車の場合は、ゴーアンドストップを繰り返す市街地よりも高速走行の方が燃費が向上する傾向にあります。
逆にハイブリッド車の場合は、より電気発生のチャンスが多い市街地の方が実燃費が良くなる傾向にあります。
その点、このノートe-POWERは実際に走ってみると興味深い結果が出ていて、高速走行の方が燃費が良くなることが多いのです。
実際の実燃費のレポートを見てみると、高速走行で22キロ程度の値、市街地では20キロから21キロくらいとなっていることが多くなっています。
上手に運転できれば市街地で23キロを超える!
もちろん、どのような運転の仕方をするか、どのくらいのスピードで走るかによってこの現象が逆転することもあります。
市街地でエコモードを使って運転すると、市街地走行で23キロを超えることがあります。
ノートは巷で言われる以上に、工夫すること高燃費にすることができます。
また、高速走行でスポーツモードをフルに活用すると走りが満喫できる分実燃費は18キロ程度に下がっていきます。
季節ごとの違いは大きい?
夏はもっとも燃費が落ちる
ノートe-POWERを季節ごとに運転してみると、実燃費に差が出てきます。
もちろん、どの程度空調を使うかということにかかってくるのですが、一番実燃費が落ちるのはやはり夏の暑い時期です。
クーラーを使うと一気に電力消費が激しくなりますので、ハイブリッドシステムの効率が落ちてしまうからです。
特に市街地での運転をメインとしている場合は、電力による運転時間が長いためどうしてもエアコンの影響を受けやすくなります。
リッター当たり3キロほど燃費が落ちることを想定しておきましょう。
冬も燃費は落ちやすい
その次に実燃費が落ちるのは冬の時期です。
車内を暖めるためにヒーターを使うことが多くなることや、窓の曇りを取り除くためにエアコンを入れる機会が多くなることが関係しています。
また、寒いのでちょっとしたところにも車で行くケースも増えます。
こうした季節要因を知っておくと、燃費を節約することも可能です。
ライバル車との実燃費を比較
ノートe-POWERはコンパクトカーという一番メジャーなジャンルに入るため、ライバル車が多いです。
このジャンルでの大きなライバルとなるのは、アクアとフィットでしょう。
ガソリン車の場合の比較
- フィット(ガソリン):15.36km/Lkm
- ノート(ガソリン):14.42 km/L
ハイブリッドの場合の比較
- アクア(ハイブリッド):24 km/L
- フィット(ハイブリッド):23.54km/L
- ノートe-POWER:20.54 km/L
どちらも実燃費の点でもかなりの性能を打ち出していて、高燃費となっています。
同じ条件ではノートe-POWERは21キロ程度ですので、燃費という点ではライバル車に軍配が上がる結果となっています。
ただ、販売価格や車のサイズ、居住性という総合的な面で見ると、ノートe-POWERがもっとも売れているというのが事実です。
ファミリーカーとしても最適で、とてもバランスが取れており、利便性や運転性能ではノートが上回っていると言えるでしょう。
ノートe-power燃費を向上するコツはある?
ノートe-POWERは、いろいろな運転モードが搭載されていますので、このモードの使い分けが実燃費を向上させるポイントです。
ノートe-POWERにはクルーズコントロールが付いていませんので、高速走行で若干燃費が安定しない傾向があります。
こうした事態を避けるために、速度を一定にさせることが実燃費を上げるためのコツです。
市街地ではエコモードを活用しよう
また、市街地ではできるだけエコモードを使うように心がけましょう。
発進・停止を繰り返す市街地の走行ではこのモードはかなり効果的で、エアコンを使っていてもそれほど燃費を落とさずに乗れます。
ノートe-POWERは車重が重くないメリットがありますが、発進の時により燃料を使うことになりますので、急発進を避けてゆるやかに車を出すだけで実燃費は変わります。
ノートの燃費は総じて優れている
ノートはガソリン車、e-POWERともに実燃費は最上級ではないものの、総じて優れていると言えます。燃費トップクラスのライバル車と比べて大きな差はありません。
しかもハイブリッド車は高速で燃費が落ちるのに対し、ノートe-POWERは燃費が向上する点は見逃せません。沢山走らたい方にも最適な車です。
そこに加え、機能性・居住性に優れているためコンパクトカーで売上No.1というのは納得の結果と言うことができるでしょう。
ノートの実燃費を心配される方もいると思いますが、基本的に優れていますので、その点で心配することはないでしょう。
ノートe-powerの値引き相場をチェック!
ノートe-powerは値引きして購入できることをご存じですか?
高い人気を誇るため、値引きは辛口と言われますが実際は多くの値引き事例があります。
値引きするのとしないのでは何十万と差がでるケースもあり、必ず行いましょう。
値引きの方法は簡単で、最新相場とコツを押さえておくだけ。
具体的には最新レポートにまとめているので、一度チェックしておきましょう。