こんにちは。ぎぶさんです。
トヨタの小型車「カローラ」のハッチバックタイプ「カローラスポーツ」が発売されました。
低燃費を期待されている1.8Lハイブリッドでは、JC08モード燃費が30km~34.2km/Lと公表されていますが、実燃費は公表されていません。
実際の燃費はどうなのか? くわしく知りたい方もいるのではないでしょうか。
本記事ではカローラスポーツの実燃費をお伝えし、評価をまとめました。
目次
カローラスポーツの燃費の特徴
(出典:http://toyota.jp/)
ハイブリッド車とガソリン車で大きく異なる
大まかには、ハイブリッド車である1.8Lハイブリッドと、ガソリン車である1.2Lターボがあり、2つは燃費が大きく異なるので注意が必要です。
カローラスポーツを購入する際は、ハイブリッドとガソリン車の違いも押さえておきましょう。
カローラスポーツの実燃費の平均目安
燃費は実際の口コミ、WEB、カーメディアまで全ての数値を平均化して算出しています。
実燃費の平均目安
- ハイブリッド:22.65km/L
- ガソリン車:12km/L
※全グレードの燃費の平均値となります。
カローラスポーツの実燃費はハイブッド車である1.8Lハイブリッドでガソリン1リッターあたり平均23kmとなっています。
一方で、ガソリン車は平均12kmという結果になっています。
ハイブリッドとガソリン車で明暗が分かれる
カローラの他モデルの実燃費をみてみると、カローラアクシオはガソリン1リッターあたり平均16km、カローラフィールダーでは平均13kmです。
これを見るとカローラスポーツのハイブリッド車の実燃費が群を抜きます。
一方、カローラスポーツのガソリン車の燃費は平凡で、ライバル車であるスイフトスポーツの平均13kmと同程度となっています。
これは後ほどお伝えするライバル車と比べても、良い数字とは言えません。
ハイブリッド車の燃費に優れる
口コミでは、ハイブリッド車の燃費について「この走行性でこの燃費は破格の性能」といった声も見受けられました。
ハイブリッドの燃費は、スポーツタイプの中でトップクラスと言えるでしょう。
このカローラスポーツには新世代プラットフォーム「TNGA」が採用されていて、実燃費がよりJC08モード燃費に近くなると言われています。
カローラスポーツの市街地と高速道路の燃費は?
カローラスポーツの市街地、郊外、高速道路の実燃費については、WLTCモードの燃費を参考にしていきます。
WLTCモードとは最新の燃費規格で、
- ドライバー以外の搭乗者や荷物の重さ。
- ホットスタートとコールドスタートの両方を試験。
- アイドリング時間の減少。
などの実態が考慮され、JC08モードより実燃費に近いとされています。
WLTCモードの燃費(km/L)
市街地 | 郊外 | 高速道路 | |
ガソリン | 12.3~12.9 | 15.6~16.9 | 16.6~18.2 |
ハイブリッド | 24.9~29.4 | 27.2~32.9 | 25.0~28.8 |
ハイブリッドは市街地、ガソリンは高速に強い
カローラスポーツのハイブリッド車は市街地や郊外で燃費がよく、ガソリン車は高速で燃費がよいという結果になっています。
買い物や通勤ではハイブリッド車がコストパフォーマンスが高いと言えます。
ライバル車との燃費を比較
カローラスポーツのライバル車としては、同じハッチバックであるホンダの「シビックハッチバック」とマツダの「アクセラ」が代表的です。
ライバル車との比較
※全グレードの燃費の平均値となります。
実燃費(km/L) | |
シビック | 12.73 |
シビック(HV) | 20.66 |
マツダ アクセラ | 14.54 |
アクセラ(HV) | 18.95 |
カローラスポーツ | 12.00 |
カローラスポーツ(HV) | 22.65 |
カローラスポーツのハイブリッドが最も優れる
ライバル車と比べても、カローラスポーツはハイブリッド車の燃費は群を抜きます。
ただ、ガソリン車では、アクセラがもっとも良いということができますね。
ガソリン車がいいという人にはカローラスポーツ、シビックハッチバック、アクセラとも選択肢に入ってきます。
季節ごとの燃費の違いを知っておく
カローラスポーツでは、季節によって燃費が大きく変わってきます。
このことを理解しておくと、上手に燃費が節約できます。
夏は燃費が落ちるので上手に節約する
カローラスポーツでは夏の暑い時期に燃費が落ち込みます。
クーラーを使うと電気の消費が激しくなるためで、特に1.8Lハイブリッドではハイブリッドシステムの効率が落ちることで燃費が3キロ悪くなると言われます。
対処法としては、駐車中の車内が暑くならないように車体にカバーをかける、窓をアルミシートでおおう、などがおすすめです。
冬も燃費が落ちるので要注意
冬もヒーターを使うことや、窓の曇りとりにエアコンを入れる機会が増えるためで、特に1.8Lハイブリッドの方では燃費が悪くなりがちです。
対処法としては、ある程度車内が温まったらヒーターを切る、ひざ掛けを使う、防寒をするなどが挙げられます。
プリウスやアクアと比べても燃費は遜色ない!
また、同じトヨタの中でも、プリウスやアクアと比べても実燃費目安は同程度です。
実燃費の平均目安
- カローラスポーツ:22.65km/L
- プリウス:24.1km/L
- アクア:22.3km/L
上記の数値を見ても、「走りを重視したい」という場合、プリウスやアクアよりも、カローラスポーツの方がおすすめと言えるでしょう。
カローラスポーツの燃費を高めるコツはある?
最後に、カローラスポーツを購入した際、燃費を高めるコツをご紹介しておきます。
かなり燃費が節約できますので、ぜひ押さえておきましょう。
カローラスポーツには様々な運転モードが搭載されています。燃費を高めるコツは、この運転モードを使い分けると、かなり燃費が節約できます。
3種類の運転モードを使いこなす
カローラスポーツでは全グレード標準装備で燃費重視のECOモード、ノーマルモード、走行性能重視のSPORTモードの3種類の運転モードがついています。
市街地ではECOモードを使うようにするだけで、かなり燃費が抑えられます。
燃費を抑えるならハイブリッド車がおすすめ
カローラスポーツでは、ハイブリッド車の燃費が優れるという利点があります。
価格はガソリン車よりも上がりますが、長く乗ることを考えればハイブリッド車を選ぶ方がお得であることは間違いありません。
カローラスポーツの燃費まとめ
カローラスポーツの燃費を見ていくと、
- ハイブリッド車の燃費は非常に優れる。
- ガソリン車の燃費はライバル車より若干劣る。
ハイブリッド車の燃費はライバル車より優れ、さらにプリウスやアクアと並ぶ水準です。
これは大きなストロングポイントでしょう。
一方、ガソリン車の燃費はさほど良くない点も押さえておきたいところです。
カローラスポーツでは、燃費を抑えられる機能が充実し、工夫すればかなりお得なカーライフが送れるでしょう。