シビックタイプRは、確実に日本最速のFF車であり、2022年9月にデビューした6代目シビックタイプRは近いうちに世界最速FF車の座を取り戻すといわれます。
そんなシビックタイプRは、発売開始前から大きな話題となっていましたが、反響の大きさに比例するような長い納期になっています。
この記事では、シビックタイプRの最新納期や、受注再開、値引きに関する情報を解説します。
目次
シビックタイプRの最新納期目安
最新納期予測
- 1年~2年
シビックタイプRの最新納期予測は1~2年となっており、現在は注文受付が一時停止となっています。
納期は発売開始直後から人気沸騰にくわえ半導体不足・物流の混乱から大幅に長期化しています。
一部では「5年待ち」といった悲観的な情報も出ていますが、バックオーダーと生産数から考えて「2年程度」と予想されます。
最新の口コミの平均値としては1.5年~2.5年のあいだとなっています。
シビックタイプRは、歴代モデルからして世界中で人気が高く、バックオーダーが多くなるのは想定の範囲内だったのですが、半導体不足に加え物流の遅れが影響しています。
6代目シビックタイプRの最終組み立ては、日本の寄居工場ですが、エンジンはアメリカ・オハイオ州の工場で生産されているので、物流の混乱が直撃しているのです。
受注再開はいつ?
シビック TYPE Rは現在、注文受付を一時停止しています。
販売店情報としては再開の可能性はあるものの、時期は未定とのこと。
ただ、世界的な半導体不足や物流は改善されてきているため、一時的に受注が再開されることはありえます。
購入したい方は、ディーラー担当者に再開したら知らせてほしいと伝えておきましょう。
シビックタイプRの納期・納車に関する情報
シビックタイプRの納期は、早期に契約した方の納車は1年半程度で収まっているようですが、迷ってから契約した方たちはそれ以上のケースもあります。
一部の情報では、当初予定されていた400台という月間生産数から増産するといましたが、今のところ動きはありません。
あらかじめ納期が長期化することが分かっていたものの、生産ラインの不安定さは予定外だったため、そこが落ち着けば納期が短くなる可能性はあります。
納期・納車時期目安の推移
契約時期 | 納車目安 |
2022年9月 | 6ヶ月以上 |
2022年10月 | 18ヶ月以上 |
2022年11月 | 6ヶ月以上 |
2022年12月 | 1年以上 |
2023年1月 | 1年以上 |
2023年2月 | 1年以上 |
2023年3月 | 1年~2年以上 |
2023年4月 | 1年~2年以上 |
2023年5月 | 1年~2年以上 |
2023年6月 | 1年~2年以上 |
2023年7月以降 | 受注停止中 |
※注文のタイミングが早ければ1年程度、そうでなければ2年程度も視野に入ります。
公式サイトの工場出荷目途
工場出荷目途
- 受注停止中
工場出荷目途は受注停止に変わり、膠着状態が続いています。
シビックタイプRの納期に関する口コミ
シビックの口コミについてツイッターから引用してまとめました。
シビックタイプRの納期に関しての口コミを見ていくと、納期遅れが目立つ一方で、短縮されたという声も出てきています。
納期は2年半~3年
FL型シビックタイプR納期2.5年待ち…ひえーーー😱
— 緋彩(ヒロにぃ)🟥🥷赤忍KRT'22 (@silent_Ninja250) April 28, 2023
FL5型 シビック タイプRのバックオーダーが通ったとディーラーから連絡がありました😆納期は2年半~3年だそうです😌VTEC TURBO+6MTが楽しみです🤩#シビックタイプR pic.twitter.com/LEduwMfs3J
— ラーメンマン (@GcwJex) January 8, 2023
早めの注文で納期は1年半程度
BOだった#シビックタイプR、納期目処の連絡がDよりあり。24,4,11、オーダーは10/13です。
— ノリ@5/21洞爺胡マラソン (@econiri3) April 21, 2023
納車待ちの方の声
おいおい、
シビックタイプRの納期問い合わせたら
来年1月って
予約開始日の翌日に契約したのにちょっと長すぎじゃないかい
そりゃ当日契約した人がどれだけいたかわからないけど
めっちゃ無難なチャンピョンシップホワイトでオプション付けてないのにも関わらずこれかよ。— ジサク (@zsaku) January 17, 2023
納期短縮されたという声
ホンダディーラーより電話あってワイのシビックタイプR4月14日だかに工場出荷らしい。最初の納期の予定から2ヶ月短縮。
— くろぽち (@kuropochi1) March 20, 2023
既に納車済みの方
新型シビックタイプR( FL5 )🚗、
予定より少し早まり納車されました❗️下道〜高速を100kmほど走ってたら撮影が遅い時間に😅
皆さんの情報提供、早期発注に協力してくれたMyディーラー、ありがとう御座いました🙇♂️ お陰様で、FL5満喫出来そうです😄
皆さんの納期も早くなりますように🙏 pic.twitter.com/tAPbrRR3rj
— パジィ (@EF8_PP1_FL5) November 20, 2022
車の評判は申し分なし
シビックタイプR試乗(FL5)
・MTだけどエンスト皆無
・乗り心地めちゃめちゃいい
・ハンドリングとエンジン性能は言わずもがな
・TTが欲しい奥様も「AT限定解除してこれ乗ろうかしら」とニッコリ
・コミコミ532万は安すぎ、納期2年は長すぎ本気で予約を考えちゃうな、いいクルマだった・・・ pic.twitter.com/I0CuzZEznz
— John (@JohnmaxT) November 21, 2022
注文が後になればなるほど納期が先になるようですが、もう納車された方の喜びが伝わってきます。
シビックタイプRの納期の傾向について
シビックタイプRの納期に関しては、都道府県によってディーラーのアナウンスにバラつきがあることが不思議な特徴です。
地域差は目安に過ぎない
先行予約で7月契約をした場合、ある県では4ヶ月と言われる一方で、他の県では15ヶ月と言われるなど、あらかじめディーラーがオーダーしていた台数と受注台数の違いが顕著だと思われます。
これは発売直後の9月でも見られており、東京都では1年なのに対して兵庫県では3年以上という話も出ましたが、今のところ目安に過ぎない納期です。

シビックタイプRの納車が早まるコツ
シビックタイプRは、現代の日本車でもカルト的人気を誇るスポーティー車です。ほとんどの人が指名買いというモデルで、グレードも6速マニュアル車のみという特殊性から、納期を早めるコツも限られてきます。
それでも”ほんの少しでも”納期が早まるコツについて考えてみましょう。
人気のカラーを選ぶと早まるかも?
新型シビックタイプRには5色のカラーが用意されています。このうちソニックグレー・パールが有償のオプションですが、それを含めて人気のカラーを選ぶことで納期が早まるかもしれません。
その理由は、メーカーも人気のあるカラーの生産枠を広げることで、少しでもバックオーダーをさばけるためです。
人気カラーは白
5色あるカラーのうち断トツの一番人気なのは、メーカーが「歴代のTYPE Rへ受け継がれる魂のホワイト」とアピールするチャンピオンシップホワイトです。
逆に不人気なのは、スポーティーモデルとしては意外なのですがフレームレッドの人気が上がっていません。
納期優先ならチャンピオンシップホワイトを選択しておくのが無難ですが、2番人気の「黒」も有りかもしれません。
キャンセル車や新古車も視野に
シビックタイプRでは予期しないキャンセル車が出ることも皆無とはいえません。
実際2021年に発売直後から「納期4年以上」として話題をさらったトヨタ・ランドクルーザーも、先行予約2万台のうち5千台ほどがキャンセルになっています。
ディーラーの担当に申込んでおけば、キャンセル車情報をもらえる可能性も出てきます。
展示車や試乗車が放出されることもあり得るので、このような情報をキャッチできれば、即納車も可能です。
中古車を高く売る方法
車の乗り換えを検討する場合、まずは車を高く売ることから始めましょう。
中古車を一番高く売る方法は、複数の買取店に査定依頼を出すことです。
無料で一括査定できる人気の「ナビクル車査定」なら簡単な入力で結果が分かるのでおすすめです。査定だけでも問題ありません。
シビックタイプRの値引き情報
シビックタイプRは、シビックという名が付くものの唯一無二のスパルタンモデルで、購入者のほとんどは指名買いとなっています。
そんなシビックタイプRの値引きについて調べてみました。
シビックタイプRの値引き相場
値引き相場
- 本体+オプション値引き相場:10万円
- 限界値引き額:25万円
- 値引き難易度:難しい
シビックタイプRは、そもそもたくさん売って利益を上げるようなモデルではなく、車両本体価格4,997,300円でも安いくらいだという声もあるくらいなのです。
ディーラーでの商談でも、何も言わなければ「値引きゼロ」が基本となっています。
ただ可能性がゼロかといえばそうでもないようで、値引き10万円以上を引き出した人がいるのも事実です。
納期を見ても分かるように、値引きを期待できなことは確かでしょう。
下取り車があればシビックタイプRを安く買える
新車の購入にかかる費用は、下取りする車の査定額と合わせて考えることが大切です。
仮に値引きを引き出せても、下取り車が買い叩かれては意味がありません。下取り車を最大に評価してもらうことが大切です。
ディーラー下取りは安いので注意
ディーラー下取りについては、驚くほど安い価格を提示されることがあります。
そのため、事前に買取業者から下取り相場を確認しておくことは必要になります。
買取専門店であればディーラー下取りより高く買いとってくれますので、その見積もりは入手しておきましょう。
無料で見積もりを入手できるサービスで押さえておきたいのが「ナビクル車査定」です。
ナビクルでは45秒以内のクイック査定があり、査定相場がすぐに分かるためこの情報を押さえておきましょう。
高い下取り相場を入手しておけば、損をすることがありません。
無料で1分以内でできるため、早めに済ませておきましょう。
相場を確認後、あらためてこのページの続きをご確認ください。
シビックタイプRの値引き交渉のコツ
あまり値引きが期待できないシビックタイプRですが、ディーラーから言われるまま契約するのも考えものです。
ささやかな抵抗になるかもしれませんが、ここではシビックタイプRの値引きのコツについて説明します。
シビックタイプRをライバル車と競わせる
シビックタイプRは、サーキット走行を強く意識したスポーティーモデルなので、商談で持ち出すライバル車は必然的にスポーティーモデルとなります。
駆動方式なども含めて、上手く交渉する必要があるので、モデルごとの特徴をよくつかんでおきましょう。

(1)トヨタ・スープラ
トヨタのフラッグシップスポーツモデルがスープラで、現行モデルはドイツのBMW社と共同開発され2019年5月にデビューした5代目モデルです。
トヨタのスポーツモデル専用ブランドであるGR初の専売モデルとなり、名前もGRスープラとなっています。
パワートレーンは2.0L直列4気筒エンジンと、3.0L直列6気筒エンジンの2種類があり、ともにロングノーズのフロントにエンジンを搭載し、後輪を駆動するFRモデルです。
FFモデルのシビックタイプRと方向性に違いはありますが、官能的に速く走るという点では甲乙つけがたいライバル車といえます。
現在の納期は1年程度となっているので、納期が有利なことも交渉材料としてアピールしましょう。
(2)日産・フェアレディZ
日産を代表するスポーティーモデルで、GT-Rと双璧をなす存在がフェアレディZです。
2022年6月にフルモデルチェンジなみの改良をうけた7代目モデルがデビューしました。
フェアレディZ伝統の6気筒エンジンを縦置きするFRスタイルを踏襲し、ロングノーズでショートデッキと見た目重視のモデルです。
サーキットを意識させるシビックタイプRとは違い、フェアレディZが長距離を高速で移動するGT(グランツーリスモ)要素が強いことが特徴といえます。
フェアレディZも人気が高く、納期も大幅に伸びていて受注停止になっているので、このモデルを交渉に使うと「納期は気にならないのか?」と思われる点は注意しましょう。
(3)ルノー・メガーヌR.S.
フランスの自動車メーカー、ルノーが送り出すFFスパルタンモデルがメガーヌR,S.です。
シビックタイプRの先代モデルが持っていた、ニュルブルクリンクのFF車最速記録を破ったのがメガーヌR,S.で、最大のライバルといえる存在です。
300psを発揮する1.8L直列4気筒エンジンを搭載するFFモデルで、価格帯もシビックタイプRと被っています。
納期も5ヶ月前後と安定しているので、「シビックタイプRが第一候補ながら納期の点でメガーヌが気になっている」と話をぶつけてみましょう。
契約金額から端数カットをお願いしてみよう
値引き難易度が高いシビックタイプRですが、契約する直前に定番ともいえる「端数カット」をお願いしてみましょう。
場合によっては数万円の値引きになることがあるので、ここは誠心誠意訴える価値があります。
シビックタイプRのリセールバリューは?
リセールバリュー
(5.0)
シビックタイプRのリセールバリューは非常に高く、新型モデルは高値で取引されています。
走行距離や状態にもよりますが、「シビックタイプR最後のガソリン車」と噂されていることから、長期間にわたり高いリセールが期待できるでしょう。
そのうえでリセールバリューを意識したモデル選びと、気を付けるべき点について説明します。
値段が落ちにくいカラーを選ぶ
シビックタイプRは、オプションカラーを含めて5つのカラーが選べますが、当然好きなカラーを選ぶのが普通です。
しかしリセールバリューを意識するならチャンピオンシップホワイト一択となります。
市場に出回るシビックタイプRの約半数がホワイトだということでも、その人気がうかがい知れます。
なによりも大事に乗りましょう
シビックタイプRは、非常にリセールバリューが高く、場合によっては値上がりすら考えられる状況です。
乗らずに保管しておくわけにはいかないでしょうが、コーティングをするなど良い状態をキープすることを意識することで、高い価値を維持できます。
オイル交換や日頃のメンテナンスなど、シビックタイプRを大事に乗ってあげましょう。
シビックタイプRの納期と値引きまとめ
シビックタイプRの納期と値引きについてまとめると以下のとおりになります。
全体のまとめ
- 納期は2年程度が平均目安
- 販売店によって納期にバラつきが見られる
- チャンピオンシップホワイトが人気色
- 値引きは辛口だが価格が安い
- スープラ・フェアレディZ・メガーヌSが競合車
- リセールバリューは極めて高い
予約開始直後から人気が爆発したシビックタイプRですが、メーカーの予想を上回りすぎて納期が異常に伸びています。
地域によっては3年から4年待ちなどとも言われていますが、口コミでは1.5年~2.5年のあいだにおさまっています。
ただ歴史的なモデルになることは確実なので、買う価値は大いにあるでしょう。