発売以来、低価格で多くのユーザーから高い支持を集めているのがスズキの「アルト」です。
お手頃な価格ながら全てを高水準で備える軽自動車として評価されています。
一方でその安さから、「燃費は悪いのではないか?」「実燃費はどうなのか?」という声が聞かれることがあります。
そこで、このページではスズキ新型アルトの燃費についての疑問を解決していきます。
実燃費については実際に乗っている人々の口コミもまとめました。
雑誌やネット上の数値と差異がありますので、併せて確認しておきましょう。
新型アルト(alto)の燃費は低燃費
新型アルトは低価格であるため、実燃費は悪いのではないか?と思われることがあります。
しかしながら、アルトは低燃費の代表車です。
2014年12月に発売された8代目となる新型アルトは、カタログデータによれば燃費37.0km/Lを実現しています。
この数値はトヨタのハイブリッドカー「プリウス」にも匹敵する大変魅力的なものです。
実際に、自動車の実燃費ランキングは以下の通りになっています。
実燃費ランキング(e燃費)
1)プリウス 25.1km/L
2)アルト 23.5km/L
3)アクア 22.7km/Lhttps://t.co/IApmnZ9uCn— 岡三マン (@okasanman) 2017年4月3日
アルト(alto)は低価格であるために燃費は悪いのでは?と思われがちです。
しかし、実燃費も驚くほど優れていることが良く分かります。
新型アルトが低燃費を実現できる理由とは?
では、なぜそれほどの低燃費を実現することができているのでしょうか。
ポイントは減速エネルギー回生システム「エネチャージ」です。
従来の自動車との違い
メーカー問わず大半の車種ではエンジンルーム内に発電機(オルタネーター)が搭載されており、ガソリンでこの発電機を駆動させてリチウム電池へ蓄電していました。
そして蓄電された電気はカーオーディオやエアコンなどの利用時に消費されていたのです。
一方、スズキ新型アルトに搭載されている「エネチャージ」は車が減速する時に生じる「惰性運動エネルギー」を活用して発電を行います。
そのため、発電機を稼働させるためのガソリン消費がありません。
走行中も随時蓄電が可能
また、アルトは走行中は随時蓄電が可能となることから大型リチウム電池を搭載することも不要となりました。
その結果としておよそ10%から15%の燃費削減に成功したのです。
車体の軽さも低燃費に貢献
さらに、スズキ新型アルトは高い安全規格を満たしつつ、車両重量650kgを実現しました。
これは先代モデルと比較するとおよそ9%、約60kgの重量ダウンです。
なお、ライバル車のダイハツのエコ軽自動車「ミライース」よりも約80kg軽い計算です。
この点も燃費向上に大きく貢献しました。
アルトが軽自動車の中でも燃費が良いのは軽量化が大きな鍵となっています。
スズキ新型アルトの実燃費は?徹底まとめ
スズキ新型アルトの燃費実測値は、高速道路を利用した場合およそ23km/L前後、街乗りした場合には23km/Lから25km/L前後とされています。
アルトの平均燃費目安
- 23km/Lから25km/L
- 23km/L前後
雑誌やインターネットでも概ね、上記の範囲に収まっていますが、燃費というのはケースバイケースなので、実際に乗っている人の声も重要になります。
実際にアルトに乗っている人々の口コミはどうなっているでしょうか?
こちらを見ると、乗る人によってマチマチであることが分かります。
実際に乗っている人の実燃費の口コミ
家のアルトの燃費が異常。
別段ケチケチなエコ運転してるわけじゃ無いんだけど。
ちなみにスズキの燃費計は辛いので満タン方で計算すると31Km/リッター超えてる。 pic.twitter.com/5xHEcPImY2— 宇宙人カケル (@ceruvou7968) 2017年4月5日
アルト、満タン法での燃費は29km/lでした。
エアコンほとんど使ってないとはいえ、驚きの低燃費です。#アルト #スズキ— あっちゃんと呼ばれる男 (@ats_yam) 2017年5月6日
実家のアルトエコ、弟が乗り継いだあとも実燃費25km/Lを維持しているようで中々
— 池武当 (@ikentoh) 2017年5月5日
スズキのアルトを新車で購入して1ヶ月半。平均燃費表示は29.9km/L。
— よろめき (@nankai_nanyou) July 31, 2018
リッター25.5km/L達成!! 下手なエコカーより現行アルト買いましょう。維持費と燃費気にするならこれこそが正しい選択です pic.twitter.com/ob8OF4i00v
— おいなり【半額】 (@DOUPHOU) February 2, 2018
実際に乗っている人の口コミを見ても、実燃費が優れていることが分かります。
一般的に公開されているようなデータよりも、数値は良い傾向にあります。
ネットや雑誌のデータというのは、多角的に検証されていないため数値が偏ることがあります。
乗る人によって数値に差があると言えるでしょう。
人によって実燃費が変わる理由は?
例えば、長時間渋滞にはまってアイドリングストップ機能が停止してしまったり、エアコンをフル稼働させたままストップ&ゴーを繰り返す運転をすると燃費が低下します。
また軽量ボディーであるがゆえに、強い向かい風にさらされてしまうと燃費がダウンするという報告もあります。
ただ、こうした状況でアルトの燃費が悪い?と思ってしまうのは例外的です。
実燃費を高めるコツとしては、無駄なアクセルの踏みこみをできるだけ減らすことになります。
アルトの燃費が悪いことはない!実燃費は国内有数
スズキの新型アルトは、驚くほど低価格であることから、実燃費を不安視する声もあります。
情報が少ないとそう考えてしまうのも仕方がありません。
しかしながら、今回のレポートでは実燃費も非常に優れていることが判明しました。
また、実際の口コミを見ても、雑誌やカーメディアの数値より優れていることが分かります。
価格が安いと何か問題があるのでは?と考えてしまいがちですが、アルトに関してはそのようなことはありません。
実燃費に関しては間違いなく自信を持って良いと言えるでしょう。
「S-エネチャージ」にも期待!
市場関係者の間ではワゴンRやハスラーに搭載されている新型モーターシステム「S-エネチャージ」が間もなくアルトにも搭載されるだろうという声も有ります。
これにより更なる低燃費が実現されるという期待が高まっています。
スズキ新型アルトは燃費も含めて、更なるグレードアップを試みており、軽自動車の中では最も外れがなく、おすすめできる自動車と言えるでしょう。