マツダ株式会社は2022年1月28日に、2021年12月および1~12月の生産・販売状況について速報と概要を発表。
国内・海外・グローバル生産は落ち込みを見せる一方で、輸出及びグローバル販売においては前年実績を超える結果となった。
輸出の内訳
輸出の内訳は、北米が258,941台(前年比-5.6%)、欧州が130,476 台(前年比-7.4%)、オセアニアが88,199台(前年比+28.9%)、その他が139,727台(前年比+28.9%)で合計の前年比が+1.9%となっている。
輸出が伸びた背景としては、オセアニアでの実績が大きく伸長したことが要因となっている。
グローバル販売の内訳
グローバル販売の内訳は、米国が332,756台(前年比+19.2%)、中国が183,953台(前年比-14.3%)、欧州が189,738台(前年比+5.93%)、その他が423,840台(前年比+8.1%)で海外販売の合計の前年比が+6.0%となり、合計でも+3.6%の結果になった。
グローバル販売においては中国で前年実績を下回るものの、米国・欧州などで伸長。具体的な内訳は以下の通りで、グローバル販売では「CX-30」が大きく貢献する結果となった。
主要車種のグローバル販売実績
「CX-5」: 381,800台 (前年同期比+5.7%)
「MAZDA3」: 234,485台 (同-2.1%)
「CX-30」: 222,617台 (同+24.4%)
生産の内訳
生産においては、国内生産が735,649台(前年比-1.5%)、海外生産のが339,338台(前年比-20.7%)、国内生産と海外生産の合計となるグローバル生産が合計1,074,987台(前年比-8.5%)となっており、前年実績を下回る結果となった。
国内生産と海外生産の実績は以下の通りとなっている。
主要車種の国内生産実績
「CX-5」: 322,982台 (前年同期比+3.4%)
「MAZDA3」: 101,393台 (同-9.5%)
「CX-30」: 70,744台 (同-1.8%)
主要車種の海外生産実績
「CX-30」: 116,748台 (前年同期比-6.9%)
「MAZDA3」: 109,482台 (同-0.9%)
「MAZDA2」: 43,604台 (同-22.0%)
「CX-30」がグローバル販売に貢献
半導体不足や社会情勢の影響により生産実績は前年比で落ち込みを見せるものの、輸出及びグローバル販売においては前年を上回る実績となっており、特に「CX-30」のグローバル販売が貢献する形となっている。