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ジープレネゲードは買ってはいけない?後悔しやすいポイントを解説!

ジープレネゲードは買ってはいけない?

本格派ぞろいのジープブランドで、一番コンパクトかつ都会的なオシャレさをもっているのがレネゲードです。

日本でもラングラーに次ぐ人気のレネゲードですが、ネットで「買ってはいけない」や「後悔する」というネガティブな口コミも見られます。

レネゲードに興味があっても、悪い評判があると気になりますよね。

そこで、ジープ愛好家の筆者がレネゲードは買ってはいけないのか、オーナーの声も踏まえて徹底解説します。

レネゲードは買ってはいけない?

レネゲードは買ってはいけない

結論からするとレネゲードは買ってはいけない車ということはありませんが、いくつか注意しておくとよいポイントがあるので押えておきましょう。

特に注意しておきたい点としては「低年式の中古は故障が多い」「維持費はかかりやすい傾向」の2点となります。

購入して満足する人たちの口コミは多く、事前によく挙がるデメリットと注意点さえ確認しておけば問題ないでしょう。

以下、重要なポイントをご紹介していきます。

レネゲードを買ってはいけないと言われる理由6つ

ジープレネゲードは買ってはいけない?

ジープレネゲードを欲しいと思っている方にとって、レネゲードの悪い評判は気になることでしょう。

レネゲードのどの部分が「買ってはいけない」と言われる理由なのでしょうか?

よく言われるレネゲードの後悔しやすいポイントについて、一つずつ検証してみます。

  1. 故障が多くて評価がイマイチ
  2. ガソリン代が高くつく
  3. 後部座席が狭い
  4. 意外と大きく運転しにくい
  5. トランスミッションに不満
  6. ラングラーと比べてしまう

①故障が多くて評価がイマイチ

アメリカの消費行動に大きな影響をもつコンシューマーレポートにおいて、ジープレネゲードは「買ってはいけない車ランキング」で3位(※1)になっています。

レポートによると、ブレーキやトランスミッションに故障が多く、ボディパーツが落ちるといった内容が書かれています。

日本の口コミでは突出して故障率が高いとはいえないですが、修理の部品は海外から取り寄せが多く、高い修理代になりがちです。

ただ、レネゲードでも高年式の新しいモデルは品質が上がっており目立った故障の報告はありません。そのため低年式の中古車に気をつければ心配はいりません。

②ガソリン代が高くつく

レネゲードの評判でよく聞かれるのが「燃費が悪い」や「ハイオクガソリン仕様で負担が大きい」というものです。

燃費(WLTCモード)は12.1~14.3km/Lであり、確かに良いとはいえませんが、他の車と比較してどうなのか検証します。

レネゲードと車格の近いスズキ・ジムニーシエラと、ボルボ・XC40とカタログ燃費を比べてみました。

モデル WLTCモード
レネゲード・リミテッド 14.3km/L
レネゲード・トレイルホーク 12.1km/L
ジムニーシエラ 13.6km/L
XC40 14.8km/L

カタログ燃費ですが、レネゲードの燃費が特別悪いというわけではありません。

ただ、日本車のハイブリッドモデルと比べてしまえば見劣りするのは確かで、比較対象によっては維持費がかかります。

ハイオクガソリンはレギュラーガソリンより1リッターあたり10円ほど高価なので、給油時に「高い!」というイメージは印象に残るのでしょう。

③後部座席が狭い

ジープレネゲード買ってはいけない

レネゲードのサイズは、全長4,255mm、全幅1,805mm、全高1,695~1,725mmで、ジープで一番小さいとはいえ中々の大きさでフルフラットも可能。

ただ、デザインの影響から後部座席の横幅に余裕がなく、乗車定員5名といっても後ろに大人3人だと狭いかもしれません。

荷室も大容量を積み込むには狭くて使いづらいという指摘があります。

つまりファミリーユースでレネゲードを選んでしまうと、後悔してしまう可能性はあるでしょう。

④意外と大きく運転しにくい

ジープレネゲード買ってはいけない

レネゲードはイメージより意外と大きくて運転しにくいという口コミもあります。

慣れないと運転に苦労してしまうケースは多いようです。

今の日本で、全幅1,805mmが特別大きいかといえば、そんなことはありません。

しかし、日本のコンパクトサイズの車に慣れていると、レネゲードのサイズで運転しにくいと感じるオーナーも一定数います。

⑤トランスミッションに不満

ジープレネゲード買ってはいけない
レネゲードには2種類のトランスミッション(変速機)があり、FFのリミテッドには「DCT」が採用されています。

DCTとは、簡単にいえば「自動で変速してくれるマニュアルトランスミッション」です。

欧州車では採用の多いDCTですが、レネゲード(フィアット)のDCTはクラッチ断続に粗さが目立つといわれます。

普通のATに慣れている人にとって、レネゲードのDCTは一癖も二癖もあるでしょう。

⑥ラングラーと比べてしまう

ジープが好きでラングラーが好きという場合において、レネゲードを買ってしまうと負い目を感じたり「やっぱりラングラーが良かった」と後悔するケースがあります。

これはコアなジープファンに起こりがちな現象で、妥協してレネゲードにすると確実に後悔することになるので注意しましょう。

なお初めてジープを購入される方や、レネゲードに惹かれてジープを買うのであればまったく問題はありません。

これらの「買ってはいけない理由」については、あらかじめ知っておけば問題ないでしょう。すべてにおいて致命的な問題は感じられません。

レネゲードで後悔せず満足している人々の口コミ

ジープレネゲードは買ってはいけない?

レネゲードは否定的な評価がある一方で、ジープ女子といわれる人たちからも人気で、売上台数も伸びている事実があります。

調べていくと、レネゲードへの不満よりも満足したという意見のほうが圧倒的に多く見られます。

ここからはレネゲードを買って満足した人の声をご紹介します。

かわいいデザインが大好評

レネゲードのアデザインは、ジープ伝統の丸いヘッドライトと7スロットグリルを備えながら、都会的で垢抜けています。

細かいディティールは、ジープの伝統を受け継いでいながら、そこにイタリア(フィアット)のエッセンスが入っています。

この独特なデザインが「かわいい」と評判で、ハマる人には魅力の塊なのです。

レネゲードに限ったことではないですが、車で見た目はとても大事な要素で、満足度を高める要因になっています。

輸入車の中で手が届きやすい価格

レネゲードは決して安い買い物ではないですが、輸入車SUVのなかでは比較的手の届くところにあるモデルです。

輸入車SUVへの憧れを満たし、かつ人との違いを演出できるという満足感を味わえるのがレネゲードといえます。

街中からアウトドアまで幅広いシーンで活躍

レネゲードは都市生活に適したコンパクトなボディサイズでありながら、力強いオフロード性能も完備しています。

悪事走破性にも優れ、足回りが強固なため険しい山道もグングン進みます。キャンプにピッタリな車としても知られ、SNSではアウトドアライフを存分に楽しむ人々の姿が見られます。

本物の歴史が味わえる

ジープの無骨で洗練されたデザインは、長年多くの車好きを魅了してきました。

その始まりは第二次世界大戦中の軍用車両であり、これほど歴史の重みを味わえるモデルはありません。

ジープといえば「本物」と感じるオールドファンは多く、レネゲードがイタリア生まれの洒落者ても、その魅力がゆらぐことはありません。

レネゲード購入で後悔しないためのチェックポイント

ジープレネゲード後悔しないためのポイント

レネゲードは、国産車のとの違いなど理解していないと後悔してしまうことがあります。

レネゲードの購入で後悔しないためのチェックポイントを説明します。

【チェック①】維持費はある程度かかることを覚悟

輸入車の多くは、日本車では交換しないような部品も交換前提で設計されていることが多く、車検などのたびに多くの出費を強いられがちです。

5年くらい過ぎてくると耐久性の問題で、消耗品の交換が必要になることが増えます。

逆にいえば、しっかりメンテナンスをすればいつまでも新車同様の走りを取りも戻せることができます。

この点を理解しておかないと「金喰い虫だった」と後悔することになるでしょう。

【チェック②】実車を確認する

輸入車の中古車でいえることですが、実車を確認しないで購入するのはギャンブル的な行為です。

「意外と大きい」という声もあり、サイズ感は乗ってみないと分からないもの。

少なくとも実車を見ておき、視界や取りまわしは確認してみましょう。乗ってみて不便なほど大きいようだと、後悔につながる恐れがあります。

新車のレネゲードは公式サイトで試乗予約ができるのでおすすめです。

新車ならそれほど注意することはありません。中古車なら5年以内のものがおすすめです。

レネゲードは故障が多いは本当?

レネゲードは故障が多くて後悔するは本当?

レネゲードに対するネガティブ意見のなかで、「故障が多い」ということは一番気になることではないでしょうか?

レネゲードの故障について所有者の口コミを調べました。

故障に関する口コミ

レネゲードの故障に見舞われたオーナーさんたちの声を確認してみましょう。

jeepレネゲード乗ってるんですけど2年半の間に故障2回。しかも同じ症状。
2度目のレッカー。
なんだかなぁ、国産車の方がいいですねぇ、勉強になった。

(引用:ツイッター)

当たりが悪かったのか、2年半の間に2度の故障とはお気の毒ですが、実際にあったことなので参考にしましょう。

レネゲードも早いもので納車して1年半が経ち走行距離が30,000キロを超えました。これまで故障などなく絶好調で走ってくれてます。
これからも色んな場所に連れてって貰います。

(引用:ツイッター)

故障なしで絶好調という口コミもあります。

たまたま入った中古車店の整備士さんが、故障が多いから本気でオススメしないと言ってた。
中身がフィアットでイタリア生産では、壊れるのも確かに納得できる(笑)

(引用:ツイッター)

中古車については故障が多いという報告は確かにあるようです。

結論としては、すべてのレネゲードが故障に見舞われるわけではなく、日本車に比べればという程度と言えるでしょう。

新車の場合は3年間(積算走行60,000kmまで)はメーカー保証がつくので心配ありません。

レネゲードで故障しやすいところ

レネゲードは、シープブランドで販売しているモデルですが、多くの部品がイタリアのフィアット社のものです。

これが「ドイツやアメ車より壊れやすい」と言われてしまう理由の一つとなっています。

故障しやすいのは以下が指摘されています。

壊れやすい箇所

エアコン エアコンのガスを圧縮するコンプレッサーが、経年劣化による故障を起こす。
オルタネーター オルタネーターはバッテリーに電気を供給する発電機ですが、経年劣化による故障を起こす。
アイドリングストップ アイドリングストップバッテリーの容量が小さく、新車でも異音が鳴ることがあります。メーカーの無償修理対象です。

これらが故障すると修理費がかかるため、新車や状態のよい中古車を買う方がコスパは良いでしょう。

レネゲードを買うのがおすすめな人とそうでない人

レネゲードを買うのがおすすめな人

一部では買ってはいけないと言われるレネゲードですが、あらためて買うのがおすすめな人、おすすめでない人について簡単にまとめました。

買うのがおすすめな人

まず、レネゲードのデザインに強く惹かれたという人には買うことをおすすめします。レネゲードは唯一無二のデザイン性をほこり、乗るだけで気分を上げてくれる存在であり替わりはありません。
比較的予算を押えて高級外車に乗りたい人にもレネゲードは向いています。
キャンプなどオフロードに完全対応する車ですので、アウトドアを楽しみたい人にもピッタリでしょう。

買うのがおすすめできない人

低年式の安い車を探す人にはレネゲードはおすすめできません。部品は交換前提で作られており、5年以上経つと故障が増えてくるため低年式の車を買うと、修理回数が増えてかえって高くつく恐れがあります。
レネゲードは後席が広い車とは言いがたく、多人数や子供の多いファミリーで乗る場合にも向かない可能性があります。購入するなら、広さを確認しておきましょう。

レネゲードの基本情報と価格

レネゲードの基本情報と価格は以下のとおりです。

車名(グレード) Limited Limited 4xe
新車価格 435万円 615万円
中古価格 116~457万円 325~545万円
サイズ 全長:4,255mm
全幅:1,805mm
全高:1,695mm
乗車定員 5名
動力分類 エンジン PHEV
燃料 ハイオク ハイオク
駆動 FF 4WD
トランスミッション 6DCT 6AT
燃費 14.3 km/L
(WLTCモード)
16.0km
(WLTCモード)

レネゲードは日本で「Limited(リミテッド)」「Trailhawk(トレイルホーク)」「Longitude(ロンジチュード)」の3つのグレードで長らく発売されていました。

現行のレネゲードは主にガソリンエンジンモデルの「Limited」、プラグインハイブリッドモデルの「4xe」で構成されます。

中古車まで目を向けると、これまで国内で15種以上のグレードと限定車が発売され、安いもので100万円程度から購入できます。

レネゲードでよくある質問と回答

ジープレネゲードは買ってはいけない

ジープレネゲードに関するよくある質問をまとめました。

レネゲードを買ってよい年収目安は?

一般に車を無理なく購入できる価格帯は、年収の半分程度が目安とされます。

レネゲードの新車の場合は、価格が435万円~であるため年収目安は800万円以上となります。

なお、中古車価格は116~457万円です。
生活に必要なお金が必要になるので年収が低い場合は、かならずしも年収の半分が目安とはなりません。

中古車を買う場合は年収300万円以上が目安になるでしょう。

乗ってる人はどんな人?

レネゲードに乗っている人は男女問わず若年層から年配層までさまざまで、多くの人から愛されています。特徴は以下のとおりです。

  • デザイン性を重視する方
  • 都市部での利用者
  • アウトドア好きの方

レネゲードは優れたデザイン性と遊び心があり、コンパクトなサイズであることから、「デザイン性を重視する人」「都市での利用者」に好まれています。

アウトドアにも適しているため、山道やキャンプでも頼れる相棒として人気があります。

レネゲードに乗ってると女性にモテる?

レネゲードは都会的で可愛らしいデザインで、女性からも人気の高い車です。そのため女性から好印象を持たれる可能性は少なからずあるでしょう。特にファッションやデザインに関心の高い女性から注目を集めるケースは考えられます。

レネゲードは何年乗れる?

ジープレネゲードの乗り換え時期はさまざまですが、一般的なイメージは以下のとおりです。

まず新車であれば、通常は10年以上は十分に乗ることができます。ジープは頑丈で信頼性が高いため、メンテナンスさえしっかりすれば長く乗り続けることができます。

中古車であれば、車の状態によりますが5年以上は問題なく乗れるケースが目立ちます。

レネゲードを買ってはいけない?のまとめ

ジープレネゲードに囁かれている「買ってはいけない」の真相を解説しましたが、その理由は以下のとおりです。

  • 故障が多くて評価がイマイチ
  • ガソリン代が高くつく
  • 後部座席が狭い
  • 意外と大きく運転しにくい
  • トランスミッションに不満がある

ジープレネゲードは、イタリアの血が流れるアメ車であり、その影響が良い面にも悪い面にも出ているといえます。

修理代や維持費、サイズ感は事前に注意すべきポイントでしょう。

しかし、買って良かったという口コミも多い魅力的な車です。

買ってはいけないか?と言われれば、答えは「No」であり、注意点を押えておけば後悔することはないでしょう。

魅力満載のレネゲードなので、ネガティブ情報だけに惑わされないようにしましょう。

(※1 出典元)https://intensive911.com/american-car-brand/tesla/68677/

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