トヨタ新型アルファードのグレードは全17種(エアロボディ含む)に及び、価格差も広いことから「どのグレードを選ぶべきか」迷うことがあります。
また、ウェブや雑誌を参考にしようとしても、情報が多すぎてかえって混乱してしまうケースも少なくありません。
本記事では、アルファードの違いについてポイントをまとめ、おすすめグレードをランキング形式でご紹介していきます。
複雑なグレード構成であるため、できるかぎりポイントを押さえてお伝えします。
最初の押さえておきたいアルファードのグレードのポイント
(出典:https://toyota.jp/alphard/)
最初に、アルファードのグレード選びで重要なポイントを明記しておきます。
以下の3点を押さえておくと、理解が早まるはずです。
押さえておきたいポイント
- ガソリン車とハイブリッド車ではガソリン車が人気。
- 標準ボディとエアロボディでは、エアロボディが人気。
- 中間グレードが人気が高く、次にベースグレードが人気。
アルファードのグレード一覧
まずは、アルファードのグレードを「標準ボディ」と「エアロボディ」に分けて表にしました。
それぞれの違いを確認しておきましょう。
標準ボディ
グレード名 | 人数 | エンジン | 価格 |
X | 8人 | 2.5L | 3,438,600円~ |
G | 7人 | 2.5L | 4,240,000円~ |
GF | 7人 | 3.5L | 4,652,000円~ |
Executive Lounge | 7人 | 3.5L | 7,158,800円~ |
HYBRID X | 7/8人 | 2.5L | 4,466,000円~ |
HYBRID G | 7人 | 2.5L | 5,089,700円~ |
HYBRID G“F” | 7人 | 2.5L | 5,654,000円~ |
HYBRID Executive Lounge | 7人 | 2.5L | 7,488,800円~ |
こうして見ると、価格は「Executive Lounge」が突出していることが分かります。
以下では各タイプの違いをご紹介していきます。詳細なデータは公式データもご確認下さい。
Xグレード
「X」はアルファードのベースグレードで、基本的な装備はすべて取りそろえています。
低価格ですが、いわゆる見世物的な廉価版でなく、満足できる水準に仕上っています。
シートは8人乗り専用のチップアップシート(※)となり、チップアップとリクライニングはできますが、ロングスライドはできません。
※チップアップとは座面を上げることで、後席を広く使えます。
Gグレード
「G」は「X」よりも内・外装がグレードアップされています。
具体的には、タイヤサイズが1インチアップしハイパークロームメタリック塗装に変更。見た目の迫力が増しています。
内装はシートがファブリックから合成皮革へ変わり、コンソールボックスが大型になることで上質感と利便性が向上。
さらに、運転席8ウェイパワーシートも新たに採用し、2列目シートも超ロングスライドが可能となっています。
GFグレード
「GF」は「G」よりもさらに内装のクオリティを高め、パワフルなグレードになります。
シートは合成皮革から、本革へと変更。2列目シートは快適温熱シートが追加。
エンジン排気量も2.5Lから3.5Lとなることで、パワーアップしています。
ウェルカムパワースライドドアと呼ばれる世界初の機能が追加され、スライドドア検知エリアに近づくとスライドドアが自動で開きます。
Executive Lounge
エグゼクティブラウンジは、GFグレードのすべてを兼ね備えた上で、ナビを含めたオプション装備がフル完備。
70万円相当のメーカーオプションのカーナビ&JBLプレミアムサウンドシステムがつきます。
また内装には、格式高い木目調の加飾がほどこされています。
最大の注目がシートで、セミアニリン本革とよばれる最上級の素材を用いることで、まるでファーストクラスにいるような極上の乗り心地が体感できます。
社用車として利用したり、お客様をのせることが多い事業者の方に重宝されています。
エアロボディ
グレード名 | 人数 | エンジン | 価格 |
S | 7/8人 | 2.5L | 3,782,900円~ |
S“A パッケージ” | 7人 | 2.5L | 3,999,600円~ |
S“C パッケージ” | 7人 | 2.5L | 4,464,900円~ |
SC | 7人 | 3.5L | 5,061,100円~ |
Executive Lounge S | 7人 | 3.5L | 7,310,600円~ |
HYBRID S | 7人 | 2.5L | 4,717,900円~ |
HYBRID SR | 7人 | 2.5L | 5,139,000円~ |
HYBRID SR“Cパッケージ” | 7人 | 2.5L | 5,801,400円~ |
HYBRID Executive Lounge S | 7人 | 2.5L | 7,641,700円~ |
グレードの名称は異なりますが、基本構成は「標準ボディ」と同じです。
標準ボディの「X」が、エアロボディの「G」と同じ位置づけとなります。
標準ボディとエアロボディの違い
アルファードには、標準ボディとエアロボディの2タイプがあります。
エアロボディは名前の通り、エアロ装備(フロントバンパー・リヤバンパー)に加え、内装がブラックになるなど、スポーティー仕様となっています。
標準ボディよりもエアロボディの方がおおむね30万円ほど高くなります。
見た目に迫力があり、カッコよさが増したエアロボディが人気の傾向があります。
アルファードのおすすめ人気グレードランキング
以上を踏まえ、アルファードの人気グレードをご紹介しましょう。
上位3位を占めているのは、スペックが充実したエアロボディ仕様がズラリと並んでいます。
また、ハイブリッド車よりもガソリン車が人気が高い傾向にあります。
新型アルファードの人気グレードランキング!
- 1位 SCパッケージ(エアロボディ)
- 2位 SAパッケージ(エアロボディ)
- 3位 ハイブリッド エグゼクティブラウンジ S(エアロボディ)
- 4位 X
- 5位 G
アルファードからは多くののグレードがラインナップされていますが、人気グレードはニーズが高いのでリセールバリューも期待できます。
1位 SCパッケージ
- エンジン:2.5ガソリン
- 価格:4,464,900円~
エアロボディにおいて中位グレードにあたるSCパッケージが人気ナンバーワン。
基本装備は「標準ボディのG」と同じになります。
もっともバランスの取れたグレードであり、かつエアロボディということで見た目もスポーティーであることから人気です。
S Cパッケージにはフロントシートを温熱で温められる機能や、背もたれと座面が蒸れないベンチレーションシートも装備。
シート調整は8方向にパワーシートで微調整ができるスペックとなっています。
中位グレードですが、内容的には充分すぎるほどです。
SCパッケージに対するの口コミ
2位 SAパッケージ
- エンジン:2.5ガソリン
- 価格:3,999,600円~
1位よりワンランク下のグレードですが、SAパッケージには、トヨタが開発した最新技術がフルに搭載されています。
特に人気が高いのは、トヨタ・セーフティ・センスという安全運転支援システム。
このシステムはエアロボディグレードなら標準装備されている機能ですが、安全を重視したグレード選びをするユーザーにとって、満足度が高く価格面でも手が届きやすいS Aパッケージが人気です。
ベースグレードにはない、スーパーロングスライドシートが標準装備されているので足を伸ばしてくつろぐこともできます。
SAパッケージに対する口コミ
レジャーとかファミリーで使うなら、このパッケージでも十分に楽しめますよ。
3位 ハイブリッド エグゼクティブラウンジ S
- エンジン:2.5ハイブリッド
- 価格:7,488,800円
アルファードにおいて最も高いモデルが、ハイブリッドエグゼクティブラウンジSです。
なぜ人気かというと、アルファードに必要なすべてを備えた最上級モデルだからです。
1位のSCやSAパッケージに標準装備されているものはすべてあり、さらに70万円相当のカーナビ&JBLプレミアムサウンドシステムも完備。
最高級のセミアニリン本革をシートに採用し、トヨタで最も極上な乗り心地も実現。
さらに、ハイブリッドでは専用で装備されている安全機能も充実しています。
例えば「ブラインドスポットモニター」は、車が接近すると、インジケーターの点滅で知らせてくれるという機能で、安全運転をサポートしてくれます。
アルファードのベスト・オブ・ベストが欲しいという個人、企業から人気です。
4位 X
- エンジン:2.5ガソリン
- 価格:3,438,600円~
「標準ボディー」のベースグレードであるXが人気4位となっています。
価格はもっともリーズナブルで手が伸びやすく、基本的な装備はしっかりと揃っているため不満を感じることもありません。
アルファードが欲しいけれど価格が高くて買えないという方にもっともおすすめです。
X/HYBRID X/Sについては7人乗りではなく8人乗りとなる点、Xは超ロングスライドシートはついていない点は注意しましょう。
トヨタ新型アルファードのグレードまとめ
アルファードのグレードは複雑で、考え出すときりがありません。
そこで、あらためてポイントをまとめておきます。
アルファードで押さえておきたいポイント
- ガソリン車とハイブリッド車ではガソリン車が人気。
- 標準ボディとエアロボディは、エアロボディが人気。
- 中間グレードが人気があり、次いでベースグレードが人気。
アルファードは高価であるため、燃費性能がよく価格の安いガソリン車が人気。
また、見た目を重視してエアロボディが選ばれやすい傾向にあります。
一方、事業主や法人など社用車として利用される場合は、エグゼクティブラウンジが人気です。
予算内において納得できるスペックが搭載されているグレードを選ぶことが、新型アルファードと長く付き合うコツになるでしょう。