新型シエンタはトヨタから発売され、高い人気をあつめるミニバンです。しかし、現在は古い情報や、偏った情報も出回っているため注意が必要です。
このページでは、新型シエンタの値引き・納期最新情報をまとめました。
私の現地取材もふまえて、くわしく解説していきます。
目次
トヨタ新型シエンタの値引き相場2024年
新型シエンタの値引き相場は、「現地取材」「価格ドットコム」「月刊自家用車」の数字を参考に平均値を算出しています。
車両本体+オプションの合計値引き相場
- 15万円
シエンタの値引き相場はオプション込みで15万円となります。
値引きは緩みつつありましたが、2024年春の一部改良(先行予約含む)を機に難しくなっています。
基本値引きは5万円程度の販売店が多く、上手に交渉する必要があるでしょう。
シエンタは経営の異なるトヨタ販売店(「トヨタ店」「トヨペット店」「カローラ店」「ネッツ店」)から販売されており、お店同士で値引き競合させるやり方がおすすめです。
数字はあくまで目安とし、臨機応変に対応していくことも大切です。
車両本体の値引き相場
- 13万円
車両のみの値引き相場はこの通りです。最大で26万円だったことを踏まえると、少し値引きはしにくくなっています。
現在は思ったほど値引きが出ないケースもあるため注意してください。
全体としては上位グレードの方が、値引き額が大きくなる傾向があります。「Z」グレードはリセールバリューも高いのでおすすめでしょう。
オプションの値引き相場
- 2万円
トヨタの中では比較的オプション値引きはしやすく、狙い目となっています。車両値引きが難しいので、こちらも忘れずに行っていきましょう。
値引き限界額
- 75万円
シエンタの値引き限界額は、旧型も含めるとオプションも含め75万円の事例があります。
直近の限界額としてはコミコミで20万円の報告が出ています。
モデルチェンジのタイミングによって異なるので注意しましょう。
シエンタの値引き推移
年 | 本体価格+オプション |
2019年 | 22万 |
2020年 | 27万 |
2021年 | 29万 |
2022年 | 34万 |
2023年 | 20万 |
2024年 | 15万 |
値引きはしやすい状況でしたが、新型モデルを発表してから辛口となっています。
さらに2024年には一部改良もあり、大幅な値引きが出にくい状況でしょう。
下取り車があればシエンタを安く買える
新車の購入にかかる費用は、下取りする車の査定額と合わせて考えることが重要です。
仮に値引きが辛口でも、下取り査定が高ければシエンタを安く買えます。
ディーラー下取りは安いので注意
ディーラー下取りについてはその性質上、安い価格を提示されることがあります。
そのため、複数の買取業者による査定額を確認しておき、ディーラー下取り額と比べることが大切です。
インターネット上で、一括で業者に査定額を問い合わせたい場合は「ナビクル車査定」がよく利用されています。
ナビクルでは45秒以内のクイック査定があり、無料で査定相場がすぐに分かります。
業者から電話が殺到することがありますが慌てなければ問題ありません。
無料で1分以内にできるため、早めに済ませておきましょう。
▼ナビクルの公式サイト
相場を確認後、あらためてこのページの続きをご確認ください。
新型シエンタの値引き交渉のコツ
新型シエンタの値引きのコツをあらかじめ確認しておきましょう。
購入の意思をハッキリ伝える
なるべく早い段階でディーラーに購入の意思があることをハッキリと伝えて下さい。
「見積もりだけ」「冷やかし」と思われないように、契約に必要なものを持参して条件が良ければ契約するという姿勢を見せることがまずは大切です。
販売店同士で競合させる
競合には「ライバル車同士」と「販売店同士」の2つのやり方がありますが、トヨタは販売チャンネルが多いので後者も取り入れましょう。
経営の異なる販売店同士で、それぞれ見積もりをとり「もう少し安くできないか」と交渉するのが良いでしょう。
なお、東京などの一部エリアは販売店が統合されて「トヨタモビリティ」のみのため、販売店同士の値引きができません。
店同士の値引きが難しい場合は、直接的なライバル車である「フリード」を引き合いに出して値引き交渉をしていきます。
3列シートの快適性はフリードが上回るなど、フリードと迷っている理由を伝えて打診してみましょう。
新型シエンタの最新納期・納車情報
トヨタ新型シエンタの最新納期目安をまとめました。
販売店によって納期に差がありますので、複数の事例をもとに平均値をご紹介します。
シエンタの納期目安
- ガソリン車:3ヶ月程度
- ハイブリッド車:5ヶ月程度
シエンタの最新納期目安は全体で3~5ヶ月程度となっています。ハイブリッド車と2WDについては納期が早まる傾向があるでしょう。
なお、2024年の一部改良をひかえて受注停止していますが、新型モデルの注文は受付開始しています。
シエンタはカラーやグレード、オプションの有無によって納期に差がでます。
メーカーオプションの「ETC2.0」や「トヨタチームメイトアドバンストパーク」などのオプションをつけた一部仕様は通常より納期が遅れがちです。
ツートーンカラーも納期が遅れるケースがあるため注意しましょう。
トヨタの納期はメーカーが用意した「推奨仕様」を選ぶと早くできる場合があり、販売店に聞いてみるのもおすすめです。
納車が早まるコツ
トヨタでは新型シエンタからグレードとオプションが固定された「特別仕様車」を選択すると、納期が短縮できる仕組みを取り入れています。
購入車がグレードやオプションを自由に選んだ場合より納期が早く、こだわりがなければ納車を早めることが可能です。
昨今の部品不足のなか、トヨタは早期納入グレードを絞り込んで納期の短縮に取り組んでいるようだ。
(引用元:carview!)
もし納車を早めたい場合、まずは「推奨仕様車」がないか販売店にたずねてみましょう。
新型シエンタの納期推移と口コミ
トヨタ新型シエンタの納期推移をリアルタイムで更新しています。
ここでは平均値を算出しています。ハイブリッド車とガソリン車を分けてまとめています。
ハイブリッド車
契約時期 | 納期目安の事例 |
2024年3月 | 受注停止中 |
2024年2月 | 受注停止中 |
2024年1月 | 受注停止中 |
2023年12月 | 5ヶ月 |
2023年11月 | 4~6ヶ月 |
2023年10月 | 3~5ヶ月 |
2023年9月 | 4~6ヶ月 |
2023年8月 | 5~7ヶ月 |
2023年7月 | 5~8ヶ月 |
2023年6月 | 6~8ヶ月 |
2023年5月 | 6~8ヶ月 |
2023年4月 | 5~9ヶ月 |
2023年3月 | 6~8ヶ月 |
納期は改善傾向が見られます。2WDと4WDで納期に差があり、2WDの方が2ヶ月ほど早い状況となっています。
ガソリン車
契約時期 | 納期目安の事例 |
2024年2月 | 受注停止中 |
2024年1月 | 受注停止中 |
2023年12月 | 5ヶ月 |
2023年11月 | 4~6ヶ月 |
2023年10月 | 5ヶ月 |
2023年9月 | 5~6ヶ月 |
2023年8月 | 6ヶ月 |
2023年7月 | 6~7ヶ月 |
2023年6月 | 6~9ヶ月 |
2023年5月 | 6~8ヶ月 |
2023年4月 | 3~7ヶ月 |
2023年3月 | 3~5ヶ月 |
ガソリン車は販売店によって差があり、納期が長い場合はいくつかまわってみてもよいでしょう。
シエンタの納期に関する口コミ
メーカーオプションの「ETC2.0」または、アドバンストパークをつけないと納期2ヶ月~5ヶ月早まるようです。
口コミを確認する限り、平均的に3~10か月が納車目安といえるでしょう。
運がよいとさらに早く納車されることもあるようです。
新型シエンタ納期に関する注意点
新型シエンタはグレードやオプションの有無によって、納車が遅れることがあります。
納期が遅れやすいことから以下に注意しましょう。
下取り車に注意
下取り車は、納車されるまで下取り保障されることがほとんどですが、納期が延びる場合、納車時に下取り車が再査定されるケースが多いです。
納期が不安定そうな場合は、ディーラーに以下を確認しておきましょう。
確認ポイント
- 再査定されることはあるか
- 下取車が故障したらどうなる
販売店にもよりますが、納車が近づいた時点で再査定となる場合、値が下がる恐れがあります。
万が一、再査定を示唆された場合には、買取店と比べて決めたいと伝えておく方が望ましいでしょう。
新型シエンタの納車までの流れ
シエンタを購入する場合、販売店で契約すると工場で車の製造作業が始まります。
注文から納車までの流れ
- 販売店で契約
- 販売店が工場に発注
- 工場で生産開始
- 工場から販売店に出荷
- 販売店に新車が到着。点検・整備を行う
- お客さまに納車
ディーラーから連絡がくるタイミングは「生産開始」や「出荷時」が一般的です。
工場出荷から実際に納車されるまでは平均14日程度かかりますので、念頭に入れておきましょう。
シエンタを値引きする上での競合車は?
値引き相場を知っても、実際に値引きできなければ意味がありません。
シエンタには明確な競合車がいるため、値引き交渉はスムーズにできます。
あらためて競合車を必ず確認しましょう。
シエンタの競合車
- ホンダ新型フリード
- スズキ新型ソリオ
シエンタの競合車は「フリード」と「ソリオ」です。
特にフリードは、シエンタの明確なライバル関係にありおすすめです。
どちらもハイブリッドタイプがあるので、ガソリン車の場合はガソリン車、ハイブリッド車はハイブリッド車を競合させて下さい。
新型シエンタの値引きの交渉方法
新型シエンタの値引きの手順を紹介します。
値引き交渉は生ものであり、ディーラーや販売店によってケースバイケースです。
予想外のことも起こりますので、その点は注意して下さい。
競合車を引き合いに出す
まず「競合車」と「シエンタ」の両方で迷っていることをディーラーに伝えます。
事前にフリードの販売店に足を運んでおき、値引き情報を引き出せておくとグッと値引きはしやすくなります。
普通に値引きを持ちかけてゼロ円提示でも、競合車をきちんと引き合いに出すと値引きが出ることがあります。
車を購入する意思を示し、「自分が気にいった方を買いたい」というスタンスで臨むことが大切です。
値引きが辛口なら他店に行く
販売店によって値引きが辛口だったり、そっけない場合があります。
しかし、まったくめげることはありません。
提示された値引きに満足できない場合は、1つのお店に執着せずに他のトヨタ系列店に足を運びましょう。
シエンタはトヨタ店・トヨペット店・カローラ店・ネッツ店で取扱があり、系列店によって値引きに積極的なところもあります。
新型シエンタのリセールバリューをチェック
最後に、値引きと納期の準備ができたらリセールバリューをチェックしておきましょう。
シエンタのリセールバリュー
(4.0)
新型シエンタはリセールが期待できますが、色やグレードによって売却時の価格が異なります。
車は資産価値があるため、リセールバリューを押さえておくとお得です。
以下では、価値の高い色とグレードをくわしくご紹介します。
リセールバリューの高い色
予定
- 1位 ホワイトパール(白色)
- 2位 ブラック(黒色)
- 3位 アーバンカーキ
- 4位 ダークグレー(濃灰色)
- 5位 スカーレットメタリック(赤色)
人気色とリセールバリューの高さは比例しますが、定番色に加えて、アーバンカーキやレッドマイカも人気があります。
ただし、迷った場合はホワイトとブラックが外れがなくておすすめです。
あえて4WDを選ぶ必要はない
シエンタは2WDと4WDが用意されますが、4WDは割高で燃費も低下することから雪国で本当に必要な方以外は選ぶ理由はないでしょう。
トヨタ新型シエンタの値引き・納期情報まとめ
トヨタ新型シエンタの値引き情報・納期について全体をまとめました。
ポイント
- 相場はオプション込みで15万円
- 限界額は75万円
- 最新納期は3~5ヶ月程度
- 仕様によって納期は変わる
シエンタの値引きは少し辛口ですが、成功例が多く出ているのでトライしてみましょう。
納期は仕様(2WD/4WD・カラー・グレード)で異なるので、お急ぎの方は販売店で納期を優先していることを伝えてください。
今回の内容を参考にし、1日でも早く契約されると良いでしょう。