こんにちは。ぎぶさん(@give333)です。
ホンダから発売された新型CR-V(CRV)ですが、カタログだけを見ると、そこまで燃費が悪いわけではありません。
しかし、カタログ上の燃費と実燃費が違うことは、今や常識となっています。
今回は新型CR-Vの実際の燃費について、口コミやライバル車との比較を通じてくわしく検証していきたいと思います。
目次
新型CR-Vの燃費は実際にどうなのか?
まずは、新型CR-Vのカタログ上の燃費を確認してみましょう。新型CRVは、ハイブリッド車とガソリンターボ車が、それぞれラインナップされています。
新型CR-Vのカタログ上の燃費
- ハイブリッド車 JC08モード 25.8km/L
- ガソリンターボ車 JC08モード 15.8km/L
カタログ燃費上は、後述するライバル車と比べても明らかに優れています。
しかし、カタログに記載されているこのJC08モードについては、燃料1Lあたりで、車がどれだけの距離を走れるのかをデータ上で算出した燃費計算法です。
つまり、JC08モードでの計算方法では実走行に近い燃費とはいえません。
WLTCモードは実態に近いと言われますが、あらためて実燃費をみていきましょう。
新型CR-Vの気になる実燃費
新型CR-Vのカタログ燃費や、他社のSUVとのカタログ燃費を比較してきましたが、やはり気になるのが、新型CRVの実燃費です。
ここでは、実際に公表されているデータや口コミを参考に、新型CR-Vの実燃費を解説します。
新型CR-V実燃費
- 街中走行 約7km/L~10km/L
- 通常走行(渋滞が少ない)9km/L~12km/L
- 高速走行 10km/L~14km/L
上記が、独自に算出した新型CR-Vの実燃費になります。
新型CR-Vのカタログ燃費と実燃費を比較してみても、まずまずの数字と言えるでしょう。他社のSUVと燃費を比較しても、街乗りSUVとしては間違いなく合格点です。
新型CR-Vの口コミ
ここで実際のオーナーの口コミを見ておきましょう。
想像以上の燃費
そこまで渋滞のない状態で、約9km/Lかな?
ちなみに上記の口コミは、すべてガソリン車のユーザーです。
ハイブリッドに燃費で劣るガソリン車でも、オーナーからは満足の声が出ています。
他社SUVと比較して分かるCRVの燃費
カタログ上の燃費での比較ですが、新型CR-Vの燃費はむしろ燃費としては高い方です。
実際にライバル車となる他社SUVとカタログ燃費を比較してみました。
トヨタハリアーのカタログ燃費
まずは一番のライバルである、トヨタハリアーとの燃費を比較してみましょう。
ハリアーはいわずとしれた国産SUVの人気車種です。高い人気を誇るハリアーと、新型CR-Vの燃費の違いはどれほどでしょうか?
※カッコ内はCR-Vの燃費となります。
- ハイブリッド車 JC08モード 21.4km/L(25.8km/L)
- ターボ車 JC08モード 13.0km/L(15.8km/L)
- ガソリン車 JC08モード 16.0km/L
全体を比較しても、新型CR-Vの燃費の方がかなりいいことはお解りいただけると思います。
マツダCX-5のカタログ燃費
次にサイズ的にも新型CR-Vに近い、マツダのCX-5との燃費を比較してみましょう。
- SKYACTIV-B JC-08モード 19.0km/L(25.8km/L)
- SKYACTIV-G JC-08モード 14.8km/L~16.0km/L
サイズ的にはほぼ変わらない、マツダCX-5ですが、カタログ燃費だけで比較すると、新型CR-Vが圧勝しています。
三菱アウトランダーのカタログ燃費
最後に、最もSUVらしいともいわれる、三菱アウトランダーとの燃費を比較してみます。
- ガソリン車(4WD) JC08モード 14.6km/L(15.8km/L)
三菱のアウトランダーは、まさにSUVという、悪路を走るのに適した自動車であり、街乗り感覚で乗る自動車と燃費を比較すると、新型CR-Vに軍配は上がります。
このように他SUVと比べてみても、CR-Vの燃費の良さが際立っています。
新型CR-Vの燃費は悪いことはない
結論からいくと、新型CR-Vの燃費は悪くありません。もちろん、低燃費を謳う軽自動車や普通車に比べると、劣りますが、SUVという括りで考えると、かなりの燃費性能を誇るといってもいいでしょう。
ただし、本格的な走りを重視したSUVを求めるのであれば、そこは先述した通り、選択肢に挙がるのは、三菱アウトランダーやエクストレイルといった車種になります。
あくまで新型CR-Vは、街乗りSUVという点は押さえておきましょう。
CRVは燃費面でガソリン車とハイブリット車とどちらを選ぶべきか?
新型CR-Vには、ガソリン車とハイブリット車と2つのランナップが存在しますが、選択するならばどちらがいいのでしょうか?くわしく検証してみたいと思います。
新型CR-V(ハイブリッド車)実燃費
新型CR-Vのハイブリッドの実燃費に関して独自にリサーチした結果、ある程度の実燃費が算出できましたので、今回はそれを基に紹介いたします。
- 街中走行 約12.0km/L~16.0km/L
- 通常走行(渋滞が少ない)約16km/L~19kmL
- 高速走行 約17km/L~22km/L
これだけをみると、ハイブリッド車の方がガソリン車を燃費ではかなり上回っています。
燃費だけを考えるならば、ハイブリッド車を購入した方がおすすめになります。
新型CR-V価格比較
一方、ハイブリッド車の方が、ガソリン車よりも燃費がどんなに良くても、値段が大きく違えば購入しようにも購入できません。新型CR-Vのハイブリッド車とガソリン車での本体価格を比較してみました、
- 新型CR-V(ハイブリッド車) 本体価格 ¥3,504,000-(消費税抜)
- 新型CR-V(ガソリン車) 本体価格 ¥2,991,000-(消費税抜)
価格差 ¥513,000-(消費税抜)
50万円という差額ですが、こちらを見ると5年以上の長期間乗らないのであれば、ガソリン車でも問題ないことが分かります。
7人乗り仕様はガソリン車のみ
SUVの持ち味として、大人数が広々と乗れるという点がありますが、今回の新型CR-Vも、7人乗りというグレードが準備されています。
しかし、7人乗り仕様はガソリン車のみでの仕様ですので、そちらの仕様を希望する方は、自動的にガソリン車を選ぶことになります。
長く乗るならハイブリッド車。多人数メインならガソリン車
新型CR-Vのハイブリッド車とガソリン車の単純差額は約50万円です。これをお互いの燃費で計算していくと、平均して約5~6年で元が取れる計算です。
もちろん、目安ですので完全な指標ではありませんが、長く乗るならハイブリッド車、多人数で乗るならガソリン車を選ぶのがおすすめです。
新型CR-Vの燃費を大幅向上させるコツ!
新型CR-Vの3つのモード
CR-Vは3つのドライブモードが搭載され、知っておくと燃費を大幅に節約できます。
ぜひ押さえておきましょう。
「EV DRIV」モード
ハイブリット車ならではの「EV DRIV」モード。これはEV、すなわち電気の力のみで走るモードです。
パワーはどうしても落ちますが、平坦な道をゆっくり走る際には重宝します。ガソリンを使用しないので、燃費節約にも期待できる機能です。
「HYBRID DRIV」モード
次に「HYBRID DRIV」こちらのモードは、エンジンとモーターを併用してCR-Vを走らせるモードです。長距離運転の際には、こちらのモードを使用して走行することで、大幅に燃費を節約できます。
「ENGIN DRIV」モード
最後にエンジンのみで走行する「ENGIN DRIV」です。エンジンのみで走行しますので、通常の馬力のある走りが楽しめます。基本的にはこちらのモードで走行するのが一般的であり、燃費もこちらのモードで計算されています。
新型CR-Vは街のりSUVとしてはおすすめ!
CR-V(CRV)の燃費は悪いのではないか?と心配な人もいるかもしれません。
しかし、新型CR-Vは、街乗り仕様のSUVとしては、とても燃費バランスのとれた車種といってもいいでしょう。
ガソリン車・ハイブリッド車、共に完成度が高く、ライバル車と比較しても全く見劣りしない自動車になります。
燃費については一切気にせず購入することができるでしょう。